第4話 名前って思った以上に決めるのが大変だよね

お話を作るにあたって、ボクが最初に躓いたのは名前決めだった。


 「どんな名前にしよう?」

 「どんな名前がふさわしいだろう?」

 「その名前にどんな意味を込めよう?」


 いざ考えてみると、全然思い浮かばない。

「あれ?もう30分も経ってるじゃん!!」

 本当なら、名前なんてパパっと決めて、お話を作る時間に当てたいと思っていたのに。

 いざ、名前を決めようと思うと、そういうわけにもいかないって気持ちが湧いてくる。


 「なぜそう思うの?」

 と問われると、ボクの中で名前を決めることが、どこか命を吹き込むような感じがするのだ。

 まっさらな状態から、性格や容姿をなんとなく頭の中で形づくって、その性格や容姿に合うパズルピースを探している感じ。

 でも全然パズルピースが見つからないし、見つけてハメてみても全然ピタッと合わないのだ。


 キャラ「おい、まだかよ~!!」

 ボク 「ごめん、ごめん。もうちょっと待って」

 —30分後―

 ボク 「決めた、決めたよ!!ちょっと名前ハメてみるね!!」

 キャラ「………」

 ボク 「どうかな?」

 キャラ「この名前、全然合ってねぇじゃん!!もっとしっかり決めてくれよ~!!」

 ボク 「ごめ~ん!!すぐに考え直します~!!」


 というエピソードが出来上がっちゃうくらいだ。


 いくら考えても出てこないボクが次に取る行動といったら、

 世に出ている作品のキャラを参考に調べてみるんだけど、まぁみんなすごい!!

 デスノートの「夜神月 (やがみらいと)」であったり、シティーハンターの「冴羽獠 (さえば りょう)」とか。

 「もうこの名前しかない!!」

 と書いている本人じゃなくて、読者が思っちゃうくらいだ。

 この名前を決めるのにどれだけ時間を割いたんだろう?と思ってしまう。


 ボクはいくら考えても思い浮かばないので、花から拝借することにした。

 ふさわしい名前もカッコいい名前も思い浮かばないけど、せめて名前に意味を込めたいと思ったからだ。

 それで参考にしたのが、花言葉。

 もうめちゃくちゃ役に立った。

 「こういうキャラがいい!!」

 と思ったら、それに近い花言葉を探して、その花の名前をもじれば完成するのだ。

 花言葉様々だった。


 ちなみに、自分のペンネームこそどうでもいいと思った。

 最初は本名を書いちゃおうと思ったんだけど、さすがに止めておいた。

 だから自分の好物の「しょうが焼き」にした(笑)

 でもいつか「しょうが焼き」のようにおいしい(面白い)お話を創りたい。

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