第2話 いざ注文を

 さて、お店に入ってバーテンダーさんに席に通され、チャージを支払ってお通しが出され、いざ注文! という段階になって、何を注文して良いかわからなくなったりしませんか?

 ここでは、カクテルを注文する際のキモやコツをお伝えできれば、と。


 まずバーでは、どんな注文をしても基本的には対応してくれます。材料が無かったり作るのに時間と手間がかかりすぎる以外であれば、カクテルを作ってくれます。


 そこでバーテンダーさんとのやり取りが必要になってくる訳です。

「いらっしゃいませ。ご注文は?」

「最初の一杯だし、度数軽めでスッキリしてるやつがいいかな」

「……、香りはスモーキーな方がよろしいですか?」

「うーん、スモーキーな香りって気分じゃないな。華やかな香りって感じ」

「では、『ジンリッキー』はいかがでしょう?」

「うん、じゃあそれで。銘柄はお任せで」

「かしこまりました」


 こんな感じで、ご自分の好みや気分を伝えれば、それ相応のカクテルを作ってくれます。このやり取りは、情報量が多ければ多いほど良いですね。


 アルコール度数や香りや味の好みなど、これらの要点を伝えれば、バーテンダーさんとしてもやりやすいかと。


 最初はこんな風におしゃべりはできないとは思いますが、そこは慣れて頂くしかないかと思います。


 わからない所はバーテンダーさんが教えてくれますから、思いきってバーのドアを開けてみて下さい。

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