設定と幕間~ルシア~

第103話 登場者紹介(67話~102話)

☆学園の人々


○教官


サイラス 第三学園の副学園長。学園長が不在のため実質学園のトップ。しかし、最近は人員が足りないため、トップでありながら講義も行い、クラスも持っている。意外と忙しい。基本前衛ではあるが、一応魔法も使える。


モーガン 教官の一人。実技や世界学、数学等を担当している。ただし、数学は苦手。教官の中でも剣技だけに限定すれば最強と言える人物。実技は一級生を担当するが、座学は三級生を教えがち。


オリビエ 教官の一人。回復魔法や魔法学、魔法言語解析等を教えている。身長170センチで女性にしては背が高い。かなり痩せていて青白い肌をしていることから不健康そうに見られるが、ここ十年以上風邪すら引いたことがないほど健康。


マーヴィン 教官の一人。実技や魔物行動学などを教えている。基本は二級生を担当している。対人族、対他種族、対魔物など別々に戦い方を見せるため授業は大変だが、実践的だということで学園生からの人気は高い。顔や態度から厳しそうに見えるが、セージにボロ負けしたラッセルへ、戦いのアドバイスをするなどの一面もある。


○学園生


シルヴィア 第三学園一級生首席。ショートボブで精悍な顔立ち。第三学園では珍しく魔法士をマスターしている。現在カイルたちの指導を受けながら、魔導士のマスターとレベル50を目指している。リュブリン連邦の周りはラミントン樹海とウラル山脈であり、シルヴィアたちのレベル・ランク上げに適している。


ライナス 商人の息子。16歳で身長は180センチ近くある。体格が良いので守りの要として行動することが多い。シルヴィアと共にカイルたちの指導を受けている。悔しさをバネに頑張る青年。


チャド 身軽で第三学園の中では魔法防御も高い方。ステータスとしては前衛向きの万能タイプ。勇者への憧れが強く、騎士になりたいというより、勇者になりたいと思っている。 


ベン 元諜報部隊ウォード家の長男。騎士に向いていないことは自他共に認める。セージと共に魔道具師のランク上げをして、セージより早くマスターした。忍者になったことで学園トップの素早さになっている。意外と強い。


ハドリー 力が強く粗暴な部分はあるが今は大人しくしている。セージに負けてから、真剣に魔法の勉強を始めた。多くの者が学園から出て行ったが、まだ学園に残って二級生向けの講義を受けたりしている。


ゴードン ハドリーと同様に力で押す戦い方をするタイプ。ハドリーと仲が良く、共に学園に残り講義を受けている。レベル上げは近場で少しずつ行っている。


ラッセル 元グレイアム男爵の息子。魔法が使えて十二歳で第三学園に入学できる実力がある。セージには負けているが、現在十四歳で二級生首席。実は優秀な学園生。


○永久の道筋


デイビット 冒険者パーティー『永久の道筋』のリーダー的存在。特にリーダーを決めている訳ではないが、冷静に対応できることが多くて指示が出せるので、何となくそうなった。パーティー名は『悠久の軌跡』をリスペクトしている。


ダスティン 適当な雰囲気で発言するが、見た目よりよくものを考えている。パーティーで最も体格が良いので、前衛の聖騎士に向いている。


ジェイラス パーティーの中で最も大きな商会の生まれ。剣技を得意としているが、回復魔法も難なく使えるため後衛の役割になることが多い。


スタンリー 少し気が短くパンタナル湿地ではイライラしていたが、普段は気の良いタイプ。ボス蛙戦でボロボロにやられていたものの弱いわけではない。学園での成績も良い方である。


テッド 内気という程ではないが、あまり自分からは積極的に意見はしない。力はそれほど強くなく、代わりに周りを良く見ている。聖騎士として前衛に行くより、中衛として戦う方がいいのかもしれない。



☆ウォーレンと愉快な仲間たち


ウォーレン 通称、親分。元一級冒険者パーティーの聖騎士。解散後に元盗賊団のメンバーと会い、冒険者にしてパーティーを作った。パーティーの中で唯一の妻子持ち。


クィンシー 通称、クィン。元盗賊団でアリスターの突っ込み役。十人いるので二つパーティーができるが、ウォーレンと別のパーティーのリーダー的存在。盗賊団の時は下っ端だったが、ウォーレンと出会ってからレベルもランクも上がり、かなり強くなった。


アリスター 通称、アリ。あまり考えていないような言動が特徴で周りに呆れられることもしばしば。これでも中級職の探検家になっている。


サディアス 通称、サディ。ただの戦闘員。背が高く器用な男。盗賊団にいた頃は主に武器の整備や管理を担当していた。


フィランダー 通称、フィラ。ただの戦闘員。ずんぐりむっくりした男。盗賊団にいた頃は主に料理を担当していた。



☆リュブリン連邦


アニエス・ド・リール ディオンの娘。盗賊団に捕まったところセージに助けられる。盗賊団には十対三だったので負けたが、獣族の中で五本の指に入るほど強い。ディオンが里から出ていったが、アニエスはまだ若いため里長を受け継ぐことはなく、狩人として生活している。


ディオン・ド・リール アニエスの父親であり、リュブリン連邦の英雄アナベル・ド・リールの弟。セージ曰くドリル姉弟。姉が攻め、弟が守りの要としてリュブリン連邦独立に貢献。猫科の里ミコノスの里長だったが、神閻馬戦後は退任し、ウィットモア領内で情報収集を行っている。


テレーズ 英雄の娘。父親は攻撃特化が多い獣族の中では珍しく、防御をメインとする堅実な戦い方をするタイプだった。テレーズは逆に攻撃・回避に特化している。ラミントン樹海にいる魔物は知り尽くしており、誰よりも討伐速度が速いと評判であった。神閻馬戦後、追放処分となり人族の町で暮らすことになる。


エクトル 獣族の戦士でユベールの兄。アニエスと共に元盗賊団に捕まったが、リュブリン連邦で上位に入る強さを誇る。


ユベール 獣族の戦士でエクトルの弟。獣族の中ではイケメン兄弟と言われているが、人族にはあまり伝わらない。


ナタン 伝令役。テレーズの仲間。テレーズの処分決定後にディオンへ抗議に行った者の一人。テレーズを慕っており、共に人族の町に行こうとしたがテレーズには断られた。


エドメ 補給役。戦闘も行うがそれほど強くない。普段は農家をしている。



☆悠久の軌跡


カイル たまたまリュブリン連邦でセージと会い、神閻馬戦に力を貸した。リュブリン連邦にいたのはミュリエルの実家の農業を手伝うため。現在は勇者を目指して農業師、そして次に現れる予定の賭博師のランク上げに奮闘中。


ミュリエル リュブリン連邦に実家があり、獣族犬科との戦いも戦士として参加している。ただ、当時は下っ端だったため伝令や補給がメインで戦闘はほとんどしなかった。戦いの中で勇者パーティーを見て憧れ、自身の外見がほぼ人族であることもあり、人族の町に出ることを決心した。言葉使いは矯正したのだが、リュブリン連邦では地が出てしまう。


マルコム 服飾師マスターのため一時期実家に帰っていた。元々小さい頃は実家の都合で服飾師や細工師として訓練させられていたため早々にマスターして魔道具師になったのだが、魔道具師のランク上げは途中で頭打ちになった。魔道具師のランク上げに役立ちそうな物を探しつつ、セージにも連絡を取ろうとカイルの所へ来ていた。実は神閻馬戦の前日に着いたばかり。そして、すぐにセージに連れられて出ていくことになった。



☆その他


アルフィー 王都冒険者ギルドの受付の人。受付業務へのやる気は感じられずNPC感のあるナイスミドル。人気がないためセージがよく利用している。受付に座っているが、そこで別の仕事をしていることが多い。


ランドル ライナスの父親。仕事は行商人であるが業務内容は運送業に近い。ライバル店が出てきてから厳しい商戦を強いられている。


トム ウィットモア領主の関係者。月鏡の武器を狙っている。トムは偽名。


ビリー 谷の崩落の件で獣族猫科の戦士と打ち解けつつ、無事アーシャンデール共和国に着いた。ただ、仲良く話しているところを見られており、犬科の戦士からスパイじゃないかと疑われて連行されている。

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