第3話未来に飛ばされた、バルオキーの酒職人を助け出せ。

アルド達は、酒職人が、バルオキーから、ユニガンに酒とジュースを売り出しに行ったまま、帰りが、遅いと言う噂話を聞きつけ、村長の話を聞きに、村に帰えり着いた。

〈アルド〉じいちゃん、ただいま、聞いたよ。酒職人が、帰って来ないんだって。

〈村長〉おぉ、アルド帰ってきたか。おかえり。そうじゃ、そうなんじゃ、出てから3日、今日で、4日目になるんじゃが、帰ってこんのじゃ。アルドや、ユニガンに様子を見に行ってくれんか?

〈アルド〉あぁ、もちろん、行くよ。心配だな。

〈村長〉ワシも村人に話を聞いて回ったんじゃが、1日目は、ユニガンに着いていたのじゃが、2日目から、見かけなくなったと、ユニガンに行った村人から聞いてのう。気を付けて行って来るのじゃぞ。

〈アルド〉情報、ありがとう。じいちゃん。

(1日目は、ユニガンに居たのか。2日目に何かあったな。兎に角4日目だ早くしないと、手遅れになるかも、いやいや、町の人の情報集めだな)

行ってきます。

アルド達は、ユニガンへ

そして、聞き込みをアルド達は始めた。

1〈町人男〉あぁ、宿屋の前で、酒とジュースを売ってたな。行列が出来てたよ。

2〈町人女〉そうね。お酒とジュースの積み荷を引いて、ユニガンのお城の近くを歩いていたわ。お城の兵士達にジュースを売ってるのを何回か見たから、その事かしら?

3〈町の男の子〉リンデ行きの城門前で、門番の兵士と話をしてるのを見たよ。

凄く楽しそうに話してたよ。リンデのお酒の話をしてた。

4〈町のじいさん〉そうじゃ、朝早かったのぅ。

宿屋から出て来た酒職人を見かけたよ。霧が、濃かったからの~その日は、良く覚えとるよ。酒とジュースの積み荷車を引いて霧の中に消えて行ったのを見たよ。

〈アルド〉本当か、じいさん。でどっちに行ったんだ?

〈町のじいさん〉リンデ行きの城門の方向に消えて行ったのぅ。

〈アルド〉ありがとう。じいさん。

〈サイラス〉アルド殿、今回の件、宿を取って朝方同じ行動を取った方が良さそうで、ござるな。ゲコ

〈アルド〉あぁ、そうだな、日中は、霧は、出ないだろうし、今回は、次元の渦に入ってしまった。気がするな。

〈ヘレナ〉そうね。聞き込みをみんなでしたけど、盗賊や、魔物や、獣魔じゃなさそうだし。それにしても、職人さん何処時代に行ってしまったのかしら?私も少しお酒に興味が、あったのだけど。

〈アルド〉ヘレナは、前の件では、居なかったからな。未来での件は、解決したのか?

〈ヘレナ〉えぇ、取り敢えずはね。人間と私達って、前よりは、良くなって来ては、いるのだけど、中々上手く行かないのよ。

〈サイラス〉立ち話も何でござる。ユニガンの宿で、話を聞くでござる。ヘレナ殿大変でござったな。

〈ガリアード〉あぁ、その方向が、落ち着いて話が、出来る。

〈アルド〉あぁ、フィーネも、エイミも、宿屋に走って行ったしな。そうしようか。

〈サイラス〉ユニガンの宿屋の料理と酒は、美味でござるからして、拙者も、楽しみでござるゆえ。

アルド達は、サイラスも、フィーネ達と走って、行きたい気持ちなんだなと、笑った。


ユニガンの宿屋で宿泊


そして、朝


〈アルド〉う~ん。霧が出てるな。

さて、リンデ行きの城門だな。

〈サイラス〉早速行くでござる。


城門前


〈アルド〉あった。次元の渦。

〈ヘレナ〉大きいわね。まぁ、荷車ごと吸い込まれたなら、そうね、これくらいよね。

〈ガリアード〉あぁ、兎に角入って見ないとな。

〈アルド〉行くぞ。

〈フィーネ〉待って、お兄ちゃん。

〈エイミ〉相変わらずね。アルド待ちなさいよ。


次々と、アルド達は、次元の渦に吸い込まれて行った。


曙光都市エルジオン。酒職人は、未来に飛ばされていた。


〈酒職人〉アルド~。アルド~。

何処だよここ、うわぁ、デカイ建物。あっちこっちあって、目が回りそうだぁ~。何だよ。うゎ、何て服着てんだ。何処だここ~。ハァハァハァ・・・つ、疲れた。こ、この辺で休もう、もうダメ。

〈未来の男〉なぁ、あんた、それなんだい?変わった格好してるね?

〈酒職人〉わぁ、驚いた。あっ、こ、これですか?お、お酒と、ジュースです。少し飲んで見ますか?試飲出来ますよ。(くっ、な何やってんだ、俺は、それどころじゃ無いのに、まぁ、良いか、酒とジュースの味には、自信が、あるんだ。ままよ。)

〈未来の男〉試飲させてくれるのか?飲む飲む。お酒の方をくれ。

〈酒職人〉はい、かしこまりました。

〈未来の男〉ゴクゴクゴクゴクぷは~。

うまいなぁ~これ。ワインなのかと思ったが、果実酒しかも、炭酸か、これは、のど越し最高だ。

〈酒職人〉はい、天然で、炭酸水が、沸いている場所がありまして、最後に果実酒の濃い物と割るんです。

炭酸の無い物もありますが、こちらもどうですか?

(よし、つかみは良い感じだぞ)

〈未来の男〉おぉ、良いのか?

ゴクゴクゴクゴク。こつらも良いな~こちらは、香りが凄く良い感じで味が濃いね~。濃いいからと言って、後味は、スッキリ。アルコールは、こちらの方が、強いし良い。良し買った。炭酸の物一本と、無い物一本と、ジュースを一本。良いかい?

〈酒職人〉ありがとうございます。少々お待ち下さい。

〈未来の男〉お金は、これで、おつりは、いらないから。

〈酒職人〉お待たせしました。えぁはい。ありがとうございます。まいどあり。(な、なんだこりゃ、た、確かに、お金っぽいけど)

〈未来の男〉良い買い物したよ。ありがとう。

〈酒職人〉こっこれを基準にお酒とジュースの金額をきめるか。これを見せて、これだけになりますって、言うしかも、無いな。

後は、勉強だな。とほほだよ。アルド~何処だよ~助けくれよ~。

〈女の子〉おじちゃん何してるの?

〈酒職人〉お嬢ちゃん気になるかい?じゃぁ、このジュースを飲んで見るかい?おじさんは、これを売ってるんだ。

〈女の子〉へ~、じゃぁ、貰っていくね。お父さんとお母さんにも飲ませて上げたいので、いいですか?

〈酒職人〉さては、さっきのやり取りを見てたな~。

〈女の子〉えへへへ、でも、さっきの人凄く嬉しそうに、飲んでたし、大事そうに、抱えて帰っていたし、気になるじゃん。

〈酒職人〉まいったな。良しサービスだ。ジュース一本やろう。だが、必ず両親を連れて買いに来るように。良いね。

〈女の子〉まじ。ありがとう。おじさん良い人だね。

女の子は、嬉しそうに足早に帰って行った。


〈酒職人〉はぁ~、やっちまったかな。こりゃ。

まぁ、酒のストックと、ジュースのストックは、たくさんある。ユニガンに、3日は、いる予定だったからな。まぁ、ここで、何とかやってくかな~。訳わかんないよ。アルド、お前は、こんな冒険続きで、不安になんねぇのかよ。


場面は、アルド達へ


〈アルド〉ここは、エルジオンだよな。

〈ヘレナ〉そうね。ここは、エルジオンね。

〈エイミ〉ここに、出たのね。エアポートや、エリア99で無くて良かったわ。これなら、話を聞いて行けば、直ぐ見つかるわ。アルドの格好も、ここでは、凄く目立ったもの、職人さんの格好や、荷車なんて相当、目立ってるはずよ。

〈ガリアード〉確かに、あれは、目立つな。

〈アルド〉じゃぁ、聞き込みだな。

〈フィーネ〉私も頑張るから。

〈サイラス〉では、行くでござる。

〈アルド〉なぁ、話を聞いて良いか?

〈未来の女〉はい、なんでしょう?

〈アルド〉え~と、俺見たいと言うか、お酒とジュースを売り歩いている。男を見なかったか?

〈フィーネ〉お兄ちゃん、お酒やジュースを売ってるとは、限らないでしょ。

〈アルド〉そ、そうか。確かに。

〈未来の女〉えぇ、凄い大人気だったわよ。次から次にお酒とジュースを買って行ったわ。でも、あの店カードが使えないのよね。通信もダメだし。じぁあ、良いです~って言う客が、多かったわね。

まぁ、私は、無事に、買えて、嬉しかったわ。美味しいもの。最高よ。

〈アルド〉そ、そうなんだ。で、その酒売りは、今どこに?

〈未来の女〉それが、今日は、見ないのよね。いつもは、騒ぎになるから、直ぐに見つけられるのよ。

そうそう、エイミちゃんの店の近くで、売ってたわね。確か。

〈フィーネ〉お話、ありがとうございます。お兄ちゃん凄い事になってる。

〈アルド〉あぁ、エイミの店に行こう。

〈エイミ〉えぇ~。私の父さんの店の近くで、売ってたの。店の売上どうなってるのかしら。心配だわ。先に行くわ。アルド、ごめんね。


凄い勢いで、エイミは、走って行った。

〈アルド〉え、エイミ。

〈ヘレナ〉もう、あの子は、そそっかしいわね。

話によると、今日は、お酒を売ってないようね。

どうしたのかしら?

〈ガリアード〉積み荷車は、中々隠せる物でも無いはずだが。

〈サイラス〉確かに、そう言えば、今日は、リィカは、居ないで、ござるか?いつもなら、ツインテールで、調べて、もらえるでござるが。

〈ヘレナ〉それなら、セバスの所へリィカは、用事が、あるとかで、入り浸りよ。何か作らせてる見たい。

〈サイラス〉そうでござるか。

〈アルド〉リィカは、リィカで、やってるし、今回は、俺達で、やらなくちゃな。

〈サイラス〉解ったでござる。

〈フィーネ〉早く探さないと、何か嫌な予感がするわ。お兄ちゃん。

〈アルド〉あぁ、じゃぁ、エイミの店で、聞き込みだな。


場面は、酒職人へ


〈酒職人〉かぁ~大変だ。次から次へと、人が、これだけ、ユニガンでも、売れればなぁ。

はっ、はいよ。ジュース2本ね。カードですか?カードは、うちは、取り扱って無いので、はい、現金で、はい、申し訳ありません。はい、現金で、はい、ありがとうございます。

ふ~

今日は、これくらいかな。ここのホテルにも、大分、慣れたし、今日こそゆっくりするぞ。まだまだ、解んない事だらけで、疲れるんだよな~何処に居ても。 〈女の子〉おじちゃん、お父さんとお母さん連れて来たよ。

〈酒職人〉ごめんなぁ。今日は、終わりなんだ。また、明日来てくれるか?と、言いたい所だが、約束したもんな。もう一頑張りしちゃうよ。俺。

〈女の子の父〉はじめまして、娘にジュースをくれたと聞きまして、ありがとうございます。

〈女の子の母〉はじめまして、娘が、喜んで、ジュースを渡してくるので、どうしたのか、聞きました。仲良くして下さっているようで、ありがとうございます。今日は、美味しいと噂のお酒を買いに来ました。お酒2本お願い出来ますか?

〈酒職人〉はい、では、用事しますね。

良くやったぞ。


酒職人は、女の子と、親指を立てあった。


〈女の子の母〉もし、良かったらなのですが、今晩は、私たちの家に泊に来ませんか?この子も、喜びます。エルジオンのホテルに慣れないとか。

〈酒職人〉な、何故それを。あぁ、なるほど、あの子に聞きましたか。ご迷惑で無いですか?こんな変わったおじさんを。でも、正直喜んでと言う感じで、もう、寂しくって、仕方がなくって

〈女の子の父〉もちろん、是非来て下さい。

〈女の子〉わぁ~。やった。色々お話出来る。


家族と、酒職人は、ルート99へ消えて行った。


〈老人〉あぁ、行ってしもうたぁ。こりゃ、大変な事になってしもうたぞい。あわわわわわ。

老人は、一部始終を隠れて見ていた。


場面は、また、アルド達へ


〈アルド〉エイミ?

〈エイミ〉アルド大変よ。このお爺さんが、見たって、とても楽しそうに、ルート99に連れていかれる職人さんが至って。

〈アルド〉本当か、ルート99って、危なくないか?

〈じいさん〉本当じゃ、どうにも、あまりにも楽しそうに出て行ったので、止めようにも止めれなんだんじゃ。

〈ヘレナ〉これは・・・

〈ガリアード〉あぁ、間違い無いだろう。

〈ヘレナ〉でも、家族だなんて、愛を知った合成人間が、現れたと言うの?

〈アルド〉ヘレナどう言う事なんだ?

〈ヘレナ〉ほぼ、間違い無いと思うのですが、合成人間が、人間に姿を変え職人を連れて行ったと思われるのですが・・・

〈ガリアード〉家族に姿を変え、しかも、楽しそうに、ルート99に消えて行ったと言う所が、気になるんだな?

〈ヘレナ〉ええ。そう。

〈アルド〉合成人間に浚われたのなら大変じゃないか。でも、俺が、知る限りじゃ、乱暴な、連れ去り方をする、合成人間しか知らないからな。

〈ヘレナ〉でも、今は、大分無茶苦茶する合成人間も、減りましたが、家族に、化けて、生活溶け込む、しかも、楽しそうにだなんて、気になります。

〈ガリアード〉そうだな。私達は、初めから、パートナーとして、作られているからな。中々、家族で、人間達の中に溶け込んで生活するなどと。

〈アルド〉どちらにしても、早くルート99へ行こう。

〈ヘレナ〉ええ。

〈ガリアード〉ああ。


ルート99へ

〈酒職人〉止めてくれー。

〈アルド〉あぁ、あれは、合成人間に襲われいる。急がないと。

〈サイラス〉ん?なんだか、様子が、おかしいでござる。合成人間同士で、戦っているでござる。

〈エイミ〉えぇ。そんなどっちが、どうなの?

〈ヘレナ〉こんな事って

〈アルド〉お、おい。大丈夫か?

〈酒職人〉あっ、アルド~うわ~、あいつらを助けてやってくれ~良い奴らなんだよ~。

〈アルド〉ど、どう言う事なんだ?

〈酒職人〉あいつらは、家族ってのが、どんな物か知りたくて、たまらなくて、家族で、お酒やジュースを飲むのが、どんな感じか、知りたくなっただけなんだよ。それで、自分達の家に招待してくれたんだ。

一晩中楽しく話をして、泊めてくれた後、ルート99は、危ないからって、エルジオンに送ってくれてる途中で、変な奴らに襲われたんだ。

助けてやってくれ。

〈アルド〉解った。任せろ❗

〈サイラス〉そうでござったか。

〈ヘレナ〉どちらが敵か、解ったわ

〈ガリアード〉やるぞ。


戦闘


〈合成人間A〉くっなんて様だ。珍しい酒があるから、オークションで3倍値が着くから盗んで来いって事だったが、簡単な仕事じゃ無くなったな。

ここまでする価値は、無い❗退却だ。

〈合成人間B〉くそ、くたびれ儲けかよ。せめて、一発見舞ってやらなけりゃ気がすまねぇ。これで、


バシュー、バリバリバリバリバリバリ


合成人間の腕から、電撃を帯びた矢が、凄い速さで、酒職人を狙って放たれた。

〈合成人間家族の父〉危ない❗


バリバリバリバリバリバリ、ボンボンボンボン


〈酒職人〉うわーーー

その時、合成人間の家族の夫が、職人をかばって、電撃の矢を背中に受け爆発したのだ。


その瞬間ガリアードの槍が、合成人間Bの体を貫いた。

〈ガリアード〉くそ。

〈アルド〉くそ、逃げるな。堂々と戦え❗

ガリアードの槍が飛んだ瞬間に、サイラスも動いていたが、合成人間Aの、左腕を切り落としては、いたが、2体とも、逃げ去った。

〈合成人間の妻〉あなた❗

〈合成人間の娘〉お父さん。

〈合成人間の夫〉もっもう、私は、だ、ダメだ、しょ職人さん大丈夫かい?

〈酒職人〉あぁ、大丈夫だ。ぐすっ

どうして、俺なんかを守った。お前には、ゴッコだったとしても、家族をこれからも、守らなきゃだろうがぁ。誰がお前らをにせものだと言っても、俺は、本物の家族だったって言う。必ずだ。

〈ヘレナ〉あぁ、なんて事なの。

〈エイミ〉まだ、間に合うかもしれないわ。

〈ガリアード〉あぁ、私を直してくれたように、セバスと、お前達には、パートナーがいる。可能性はある。

〈ヘレナ〉そ、そうね。そうよ。

〈合成人間の妻〉本物ですか?本物ですか?あぁ、ありがとうございます。私、こんな気持ちになったの初めてです。なんでしょう?この暖かい感じ。

〈合成人間の娘〉お父さん、頑張って、この人達が助けてくれるって、頑張って、頑張って・・・

〈酒職人〉アルド、本当か、直るのか?

〈アルド〉セバスちゃんなら何とかしてくれるはず。凄いやつだからな。

〈エイミ〉そうと決まれば、行くわよ‼️


エルジオン『シータ区』セバスちゃんの家

〈エイミ〉セバスちゃん、ごめん。お願いがあるの。

〈セバスちゃん〉何?また、厄介事でしょ。

〈エイミ〉えっ、まぁ、その、そうなんだけど。

〈セバスちゃん〉もう、何?私も忙しいの。

〈エイミ〉はぁ

〈アルド〉俺からも、お願いしたいんだ、合成人間が、壊れて、機能停止しかけてる。それを直して欲しいんだ。

〈セバスちゃん〉まさか、ガリアードじゃ無いでしょうね。

〈ガリアード〉私は、大丈夫だ。ヘレナというパートナーがいる限りそんな事には、ならない。

〈ヘレナ〉・・・まぁ・・・

〈セバスちゃん〉はい、はいで、

〈酒職人〉この合成人間を何とかしてくれ。

〈セバスちゃん〉あなた、誰?あぁアルドの友達ね。

もう、色々な人を連れてくるわね。

〈合成人間の妻〉夫を助けて下さい。お願いします。

〈合成人間の娘〉お父さんをお願いします。

〈セバスちゃん〉はいはい。はいはいはい?

ど、どう言う事、え、あ、はい、解ったわ。

〈リィカ〉セバスちゃんなら、何でも出来るノデ。問題ありませんノデ。

〈アルド〉リィカ、居たのか。

〈リィカ〉はい、セバスちゃんの手伝いは、終わりましたノデ。

〈セバスちゃん〉凄い壊れ用ね、どうしてこうなったの?

〈ガリアード〉スパークニードルだ。内部破壊されている。

〈アルド〉す、凄いな、外からじゃ穴が空いてるだけにしか見えないのに、一目見て、直ぐ解るなんて

〈セバスちゃん〉合成人間の構造は、私は、ある程度の段階まで、把握出来て来てるのよ。

でも、ブラックボックスも多くあるから、そこなんだけど、クロスレポートや。マドカレポートが、解読出来れば、その辺も、解るようになると、思うんだけど、それに、あいつには、頼りたく無いし。

〈レオ〉なんだい?何か言ったかい?

〈セバスちゃん〉なんで、あんたがいるのよ。

〈アルド〉いつの間に。

〈サイラス〉相変わらずでござるな。

〈レオ〉マドカレポートは、マドカ博士の思い出日記だったじゃないか?まぁ、君は、諦めてないようだけど。

〈セバスちゃん〉あんな、終わりなんて、認めないって、言ってるでしょ。

さぁ、修理するわよ。

〈リィカ〉さぁ、みなさんジャマになりますノデ外に、出ていますよ。

〈合成人間の妻〉宜しくお願いします。

〈合成人間の娘〉お父さん、頑張ってね。

〈合成人間の夫〉あぁ、

バリバリバリバリ

〈アルド〉さぁ、出ようか

〈レオ〉私は手伝うよ。

〈セバスちゃん〉ふん。邪魔しないでね。


修理音が色々聞こえた後数時間後

セバスちゃんと、レオがくたくたになって、出て来た。

〈アルド〉ど、どうした、2人とも、まさか、ダメだったのか?

〈セバスちゃん〉いやいや

〈レオ〉いやいや

〈リィカ〉二人のシンクロ率が、上がってます。

〈セバスちゃん〉もう、こいつの顔が近くにあると、集中出来なくて、困ったわよ。誉めてくれるのは、良いのだけど、恥ずかしくてたまんないのよ。

後は、レオの手際の良さに嫉妬したわ。

それで、ショックを受けて落ち込んでんの。

〈レオ〉僕はね。ヤッパリ、セバスちゃんの魅力を再確認してね。その、優秀さに、追い付くのに精一杯でね。くたくたって、訳さ。ヤッパリ、結婚して欲しいね。セバスちゃん。

〈セバスちゃん〉うっうるさいわね。

〈アルド〉また、始まった。

〈エイミ〉で、どうなの?助かったの?助かってないの?

〈合成人間の妻〉どうなんですか?夫は、助かりましたか?

〈レオ〉あぁ、すまない。助かったよ。まぁ、少し動くまで、時間は、かかるがね。

〈セバスちゃん〉初期エネルギーが、すっからかんだから、それを充電しないと、動かないのよ。一度満タンになって、動いたら、充電器オルタネーターが可動すれば、太陽電池もあるし、問題無く可動し続けられるわ。問題ないわよ。

〈合成人間妻〉ありがとうございます。

〈合成人間の娘〉ありがとう。

〈ヘレナ〉良いわね。こう言うの。私達も、変わって行ける可能性を感じるわ。

〈ガリアード〉ああ。

〈アルド〉良いな。合成人間も少しづつ変わりつつあるし、人間も、変わって来てる。何か見えて来つつあるんじゃないか。

〈サイラス〉ゲコ、職人殿、良かったでござるな。

〈酒職人〉あぁ、ありがとう。

いや、本当に良かった。こんな気持ち初めてだよ。

みんなクタクタだろ、ジュースで乾杯しないか。

〈アルド〉良いね。

じゃぁ、みんな、持ったか?

カンパーい❗

うまい❗

〈セバスちゃん〉美味しいわね。

〈レオ〉美味いな。これ、行列が、出来るのが、解るよ。

〈サイラス〉そうでござろう。拙者も大好きでござる。

〈酒職人〉ヤッパリ、作って飲んでもらって、喜んでもらうのは、最高に嬉しいなぁ。アルド。

〈アルド〉そうだな。ある意味お前って、酒と、ジュースで、世界を救ってるよ。

〈フィーネ〉お兄ちゃん、良い事言うね。

〈酒職人〉へへ、そうかな。まだまだ、遣り甲斐があるな、挫けてらんないな。そうか、そうか・・・

〈ヘレナ〉そうだ、話をしたいと、思ってたのよ。

ねぇ。あなた達、もし良かったらなんだけど、私達の家、時空戦艦に来ない?そこなら、こんな、事にならないだろうし、アルド達と色々な、人間達とふれ合えるわ。どうかしら?私達と暮らしてみない?

〈合成人間の妻〉良いんですか?私は、良いですが、夫や、娘に聞かないと。

〈合成人間の娘〉私は、大賛成。お父さんも、必ず喜ぶよ。

〈アルド〉なら、決まったようなもんだな。

酒職人とバルオキーに帰らなきゃだし、みんな、乗ってくか。

〈サイラス〉夫殿が、目覚めたら、出発でござるな。

〈リィカ〉にぎやかで良いですね。

〈フィーネ〉私こう言うの好き。

全員で笑い声を上げた。

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