第2話蛇骨島に、ご招待でも、大ピンチ

アルドが、協力して、バルオキーのお酒と、ジュースが、作れるようになり、魔獣の家族も、お酒の作り方を学び帰っていった。

後日、良い酒とジュースが出来たと知らせを受けアルドたちは、蛇骨島のコニウムに招待されたが・・・


リンデからの船の中


〈ギルドナ〉アルド、魔獣の家族に会いに行くそうだな。

〈アルド〉あぁ、ギルドナも、久々に帰れて嬉しいだろ。

〈ギルドナ〉あぁ

〈アルテナ〉兄さん、みんなどうしてるかしら

〈ギルドナ〉コニウムは、ヴァレスにまかせてありからな。

〈アルテナ〉そうね

〈アルド〉早くジュース飲みたいなぁ、色々バルオキーの酒職人と、話こんでたからな。良いお酒とジュースが、出来てるだろうな。

〈ギルドナ〉あぁ、間違いなく良い物が、出来てるだろう。

〈フィーネ〉うん。楽しみだね。

〈サイラス〉ゲコ、そろそろ着くでござるよ。

〈リィカ〉ワタシのワクワクセンサーが、MAXになっておりますノデ❗

〈エイミ〉私は、前回は、忙しくて、知らないのよね。

でも、ワクワクセンサーは、MAXね。


蛇骨島、コニウムに、アルド達は到着した。


〈魔獣の夫〉アルド、来てくれたか、ありがとう。

お前のお陰で、良い酒と、ジュースが出来たよ。

〈魔獣の嫁〉その節は、お世話になりました。娘も凄く喜んでおります。

〈魔獣の女の子〉アルド兄ちゃん、ゲコゲコ兄ちゃん、ふぃーねさま、ありがとう。

〈アルド〉あぁ、良かったよ。ん?

〈魔獣の夫〉いや、その申し訳ないのだが、ギルドナ様、アルド、お願いしたい事がありまして

〈アルド〉どうしたんだ?うまく行ってるんだろ?

〈ギルドナ〉うむ、どうした、何でも話せ。

〈魔獣の夫〉それが、船で、バルオキーから、果物を運んでいるのですが、最近船を襲われ、果物の積み荷だけを取って行かれると言うか、食われる事が、多くありまして、私達は、無事帰って来れるのですが、味をしめているのか、増える一方で、困っているんです。

〈アルド〉俺たちは、リンデから船で、来たけど、襲われなかったな。果物目当てに襲って来るのか、なら、少し解ってもらうしか、なさそうだな。

〈ギルドナ〉そうか、なら、魔物を少し懲らしめる必要があるな。

〈魔獣の夫〉はい。お願い出来ますか?

〈ギルドナ〉あぁ、解った、任せておけ。

〈アルド〉確かに見逃せないな。

〈ギルドナ〉まずは、船に果物を乗せた、船に乗って調査だな。

〈アルド〉あぁ、リィカの魔物センサーも活躍しそうだし、今回は、エイミもいるしバッチリだな。

〈エイミ〉どんなやつが、来ても、ぶっ飛ばしてやるわよ!

〈リィカ〉任せて下さいノデ❗

〈サイラス〉では、行くでござる。

〈アルド〉今回は、アルテナと、フィーネは、コニウムに居てくれ。

〈アルテナ〉解ったわ

〈フィーネ〉えー、また、お留守番、もーお兄ちゃん気を付けてね。

〈アルド〉あぁ、行って来る。


コニウム専用船の中


〈エイミ〉まさか、こんな事になるなんてね

〈アルド〉あぁ、仕方ないさ。

〈ギルドナ〉ふむ、すまないな。だか、見逃せない。あの村は、私達が、守らなければ、ならないからな。

〈リィカ〉ノデ❗来ました。前方と後方、挟み撃ちデス。前方3後方2。5体だと思われマス。しかも、大きいデス。

〈サイラス〉来るでござる。こ、こやつらは、見た事が、あるでござる。

エイヒでござる。で、デカイでござる。ゲコこれが、5体。

〈アルド〉でも、やるしかないだろ❗

〈ギルドナ〉あぁ、この剣で、吹き飛ばしてやる❗


戦闘


〈エイミ〉もーぅ、べとべと、海から、上がって来るからもー、気持ち悪い、しかも、何この、ワカメ❗

〈リィカ〉次が、来ます❗

〈アルド〉切りがない❗

〈サイラス〉こ、これは、撤退でござる。

〈ギルドナ〉逃げるだと❗

〈アルド〉ここは、引こうギルドナ。

〈ギルドナ〉くそ❗なんて、ざまだ❗


アルド達は、蛇骨島に逃げ帰った。


〈エイミ〉酷い目に、あったわよ。お風呂に入りたい。

〈リィカ〉このままデハ、ベトベトなので、洗浄を要しますデス。

〈アルド〉俺もぐちょぐちょだ。

〈ギルドナ〉ふん。これぐらいで、根を上げるとは、アルドも、まだまだ、だな。うぅ。


ぐじょ~


〈アルド〉はは、ギルドナ、ワカメだらけだぞ。

〈エイミ〉はは、そうね。面白い事に、なってるわ

〈ギルドナ〉えぇい❗私の家で、徹底的に綺麗にしてくれるわ❗来い❗

〈リィカ〉ワタシの出番デスネ❗綺麗にするのは、ワタシのスキル全開で、ウォッシュしますノデ❗

〈アルド〉ま、いや、(何か、ヤバイ気がする)

〈エイミ〉(リィカには、洗われたくないわね)

〈サイラス〉是非、お願いするでござる。

塩水は、どうもピリピリする感じがして、いやでござるゆえ。ソフトにお願いするで、ござる。

〈アルド〉はは、みんな、ワカメひこずりながら、歩いてると笑いが出るな。

〈エイミ〉うるさいわね❗好きで、ひこずってる訳じゃないわよ。この、ワカメくっついて取りにくいのよ。えぃ。

びちょ。

〈サイラス〉拙者は、びちょびちょ、ぬるぬるは、得意で、ござるが、流石にこれは、たまらんで、ござる。この肌に関係なく、くっついて取りにくいで、ござる。


アルド達は、ベトベトとワカメ巻きのまま、コニウムに帰った。


〈フィーネ〉どうしたの、お兄ちゃん、うわぁ、ワカメミイラだよ。ふふ

〈アルテナ〉兄さんも、ワカメミイラですね。

〈ヴァレス〉ギルドナ様、魔王様どこに居られるのですか?はぁ、なんてお姿に。


みんなで、大笑いした。


〈リィカ〉私の出番ですね。このツインテで、ワカメを除去しますノデ❗

〈アルド〉待て待て、リィカ、むちゃ・・・

うわ、振り回すな‼️

〈アルテナ〉待って下さい、ここの井戸水で、洗えば、取れますから


みんなは、ワカメと、別れを告げた。


〈魔獣の夫〉どうでしたか?ギルドナ様アルド?

〈アルド〉大変だったよ。エイヒは、大したことは、なかったが、数が、多くて、成る程と思ったよ。

〈魔獣の夫〉そうですか、やはりどうにもなりませんか。

〈ギルドナ〉いや、何とかしたいな。逃げ帰って来た。この事は、屈辱の極みだ‼️

〈アルテナ〉大変でしたのですね。お兄様

〈アルド〉何か良い方法は、無いかなぁ。

〈フィーネ〉お兄ちゃん、昇鬼団って覚えてる?

〈アルド〉あぁ、覚えてるよ。気持ちの良い男の団長だったな。あそこの、酒場の料理も旨かったし、女の戦いで、タジタジだったけど、結果良いメンバーが、そろったし、良かったよ。で、それが、どうかしたか?

〈フィーネ〉もう、お兄ちゃん、人間の女の人を思い出してよ❗

〈アルド〉あぁ

〈サイラス〉そうでござったな。

〈エイミ〉そうね。

みんなで、ハモッた。

「妖魔避けの薬袋❗」

〈アルド〉そうと解れば、魔物避けの薬も、知ってるはず。各国の軍師をやって、回っていたと言っていたし。

〈リィカ〉良いアイデアです。デス

〈魔獣の夫〉何か解らねえが、心あたりが、見つかったようだな。引き続き宜しくお願いして良いか?

〈アルド〉あぁ、任せてくれ❗


ガルレア大陸。いかるがの里へアルド達は向かった


いかるがの里の酒店〈食事所〉

〈アルド〉こんにちは、団長いますか?

〈団長〉久しぶりだな、アルド、元気にしてたか?

〈アルド〉あぁ、この通り元気さ、で、話を聞いてもらえるか?

〈団長〉なんだ、改まって、何でも話てくれ、まぁ、なんだ、飯を食いながら話そうや。

〈アルド〉今日は、1人なのか?2人は?

〈団長〉あぁ、それがな、アルドまた、2人は、ケンカしててな、それで、1人って、訳さ。

〈アルド〉あははは、相変わらずだな。

〈団長〉もし良かったら、2人の仲直りを手伝っちゃぁ、くれねぇかぁ。俺にとっちゃぁ、もう、2人は、必要な大切な仲間なんだ。

〈アルド〉良いよ。約束したからな。困った時は、必ず協力するって。

〈団長〉すまねぇ。恩に着るぜ。

〈人間の女〉久しぶりね。話は、聞かせてもらったわ。

〈アルド〉居たのか?ひ、久しぶり

〈人間の女〉ええ、さっきから、いたわ。話に夢中で、気がつかなかった見たいね。

まぁ、良いわ。

でも、あの女と仲直りなんて、真っ平ごめんね。

団長も、考え直した方が良いわよ。

プイ

人間の女は、店の外に出て行った。


〈団長〉ほらな、アルド、とりつく島もねぇだろ。

〈アルド〉こいつは、参ったなぁ。

〈エイミ〉ここは、私に任せて、女だから、話す事が、出来る事がありそうだもの。

〈アルド〉あぁ、頼む、お願いして良いか?

〈エイミ〉任せて、次いでに、薬の事も頼んでみるわ。


エイミは、人間の女に着いていった。

パーティーは、エイミだけになった。

人間の女を探そう。

〈エイミ〉居た。待って、私の話を聞いてもらって良いかな?

〈人間の女〉なに、あの女と、仲直りさせに来たってわけ?話す事なんて無いわ❗

〈エイミ〉何をそんなに、怒ってるの?

〈人間の女〉怒ってなんか、無いわ。あの鬼族の女の事なんて、知らないって、言ってるの。

〈エイミ〉じゃぁ、その、鬼族の女性は、今何処にいるのかしら?

〈人間の女〉多分、花を摘みに行ってると思うわ。馬鹿な女絶対ダメだって、言ったのに、あそこには、魔物がたくさん出るのに、団長にあげたいって、言って・・・

〈エイミ〉何をしてるの❗馬鹿は、あなたよ❗

仲間が危ない事してるのに、あなたは、何故一緒に行って上げない無いの?

〈人間の女〉わ、解ってるわよ。でも・・・

〈エイミ〉でもじゃ無い❗行くわよ。案内して。

〈人間の女〉わっ、手を引っ張らないでよ。解った。解った。行くから、放して


怨丹ヶ原へ


エイミは、花を摘んでいる、鬼族の女性を見つけた。そこは、イッカク2体に襲われていた。

〈エイミ〉大丈夫。今助けるから‼️


戦闘


〈鬼族の女〉あ、ありがとうございます。げっ、あの女

〈人間の女〉ふん、だから、言ったのに、花集めも大概にしろって

〈鬼族の女〉う、うるさいわね。でも、これで、団長に、ありがとう。大好きです。って、言えるわ。

〈人間の女〉もう、まだそんな事言ってるの私達は、昇鬼団よ‼️まだ、これからのなのに、ありがとうは、良いけど、告白だなんて、もっと、団の事を考えて❗

〈鬼族の女〉考えてるわよ❗妖魔も、これまで、以上に操れるようになったし、でも、この気持ちは、別、言わないと、私は、前に進め無いの。団に入る前は、酷いことしたもの。感謝しても、仕切れないし。

〈人間の女〉そ、そんな、私だって、私だって・・・

〈エイミ〉はぁ、なるほどね。それで、ケンカになったのね。

悪いけど、言わせてもらうわ。あなたも、団長の事が、好きなんでしょ。

〈人間の女〉なっ❗そっそっそんなわけ

〈鬼族の女〉ま、まさか、それで、

〈エイミ〉待って待って、2人とも、なんで、昇鬼団に、入ろうとしたのか、思い出して。そうしたら、どうすべきか、解るはずよ。

好きな気持ちは、言えば良いと思うわ。でも、団を大きくするのも忘れないで、この花を持って、好きです。ありがとうって、言いに行きましょう。2人とも。

〈人間の女〉わわわ、解ったわ

〈鬼族の女〉何、あの女も、好きだったのね。まぁ、始めから、そうだと思ってたけどね。一緒に行きましょう。


〈エイミ〉それでね、私達、お願いがあって、会いに来たの、確か、妖魔避け薬袋を作ってたよね。

〈人間の女〉はい、それが何か?

〈エイミ〉魔物避けの薬は、作って無いかしら?色々な国をまわってたって言ってたでしょ。

〈人間の女〉はい。ありますが、それが?

〈エイミ〉あのね。その薬を譲って欲しいの、上手く行けば、団の軍資金になるわ。

〈人間の女〉そうですね。それは、私達も助かります。

そうですね。今しがた。摘んだ、花が必要ですし、後2種類必要ですので、紙に書きますので、後で、持って来てもらえますか?

〈エイミ〉解ったわ。話は、まとまったわね。団長の所へ行きましょう❗


いかるがの里酒店


〈エイミ〉帰ったわ。みんな居るわね。じゃあ、お2人頑張ってね。


〈団長〉帰って来てくれたか。心配したぞ。

〈エイミ〉3人だけにしてあげましょう。

〈アルド〉なっなんだ、えっ、なにが、どうなってるんだ?

〈エイミ〉良いから、私達は、私達で、することがあるの‼️

〈アルド〉する事?解った、解った。押すなって。


アルド達は、店の外に出ました。


〈エイミ〉魔物避けの薬を作るには、3種類いるの素材が、これから、集めに行くわよ。

〈アルド〉そう言う事か、じゃあ、集めに行こう❗

〈サイラス〉ゲコ、それにしても良く2人を連れてこられたでござるな。エイミどの

〈エイミ〉まあぁね。なにかしら、ピンときたのよ。

〈サイラス〉そうなのでござるな。エイミどねは、良い心眼を持っているので、ござるな。

〈エイミ〉しんがん?そっそうね、そよな物かしら・・・

私も、その辺は、得意でも、無いんだけどね・・・


三種類、怨丹ヶ原の花、紅葉街道の紅葉、まほら湖の結晶の欠片を集めた。


〈アルド〉ただいま、団長。

〈団長〉アルド、ありがとう。2人とも、仲直り出来たよ。かたじけない。

2人とも、俺への感謝を改めて良いたかったようで、これからも、宜しくお願いしますだそうだ。

〈アルド〉そうか、良かった。で、何が原因だったんだ?

〈団長〉さぁ、俺には、良く解らないが、ワッハハッハッハ、まぁ、こまけ~事は、良いんじゃね~かって思ったよ。

〈アルド〉そ、そうなのか。

なんだか、強い視線を背中に感じるが、気にしないで置こう。


反対側で、エイミ達が話している。


〈エイミ〉で、言えたの?

〈人間の女〉言えたのは、言えたのですが、好きの意味が、解って無いような空振り感が・・・

〈鬼族の女〉はぁ~、これは、難しいそう。

〈エイミ〉なるほどね。ここにも、アルドと同じ様なやつがいたか、ベルトランと言い、どいつもこいつもね。


しゅっしゅと、警戒にエイミは、空を蹴った。


〈人間の女〉何と無く解ってた事だしね。まぁ良いわ。薬の仕事の話をしましょう。その薬は、私達の合作なの。

〈鬼族の女〉そう、魔力は、私のが上だしね。精霊の力も借りるの。後、色々細かな素材は、この地域の事なら、私の方が詳しいから。

〈エイミ〉へ~凄いじゃない。じゃあ、早速作ってもらおうかしら、私も手伝うわ。

〈2人〉やりましょう❗

3人で、薬作りを完成させた。


〈エイミ〉アルド出来たわよ。

〈アルド〉そうか、2人とも、ありがとう。

〈人間の女〉良いのよ別に

〈鬼族の女〉良い薬が、出来たわ、凄い効き目があると思うわ。

〈エイミ〉3人で、作ったのよ。折り紙つきよ❗

〈アルド〉(何か、妙に、3人が、中が、良くなった気がするな。)

アルドは、ブルブルっと震えた。

〈アルド〉団長、また団長困った事があれば、何時でも、力に、なるからな。

〈団長〉あぁ、その時は、頼むぜ!


アルド達は、蛇骨島へ、帰った。

蛇骨島、コニウム


〈魔獣の夫〉帰って来たか、アルドで、見つかったか?

〈アルド〉あぁ、バッチリだよ。早速、効果を試して来るよ。

〈魔獣の夫〉そうか、今回は、俺も、着いていって、良いか?

〈アルド〉あぁ

蛇骨島の専用船の中

〈アルド〉船の前と後ろに、この薬をお香で、炊くんだ。この香りは、エイヒの苦手な、匂いらしいんだ。他の魔物にも、効果抜群らしい。

〈魔獣の夫〉なるほど、そいつは、凄いな。

〈アルド〉リンデから、大陸に渡れるし、これから、やり取りするなら、蛇骨島から、直接船で行くのも良いかもな。

〈魔獣の夫〉村のみんなと、相談だな、ギルドナ様、良いですよね?

〈ギルドナ〉あぁ、好きにすれば良い。

〈リィカ〉魔物の反応ナシ。良い感じナノデス❗

〈エイミ〉このまま、行けるわね。3人の力、効果絶大ね。

〈アルド〉ハハ・・・


リンデに到着


〈魔獣の夫〉じゃあ、乾杯と行きましょう❗

〈アルド〉持って来てたんだな。

〈サイラス〉最高でござるな。

〈ギルドナ〉さぁ、乾杯だ。

「かんぱ~い❗」

「うまーい‼️」

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