メアン王太子殿下 1

私はメアン第一王子この国の次期王に一番近い男

小さい頃からずっとそれを胸に抱えていた

そんな時見つけてしまったんだ私の愛しの天使を

彼女は父親が宮殿にいるのか忘れ物を届けに来ていたようだ

近くにいた者に聞いた話だと

ソロフィー侯爵家のルーアン令嬢とわかった


私が彼女を思い出して生活していると弟のシリルが恋をしてトラブルをお越し自ら王位継承を廃棄してしまった

私より4歳も下の弟が私より大人に見える


そんな時母が俗にいう私のお見合いパーティーを開催した

そこには将来私の側近候補のものや私に色目を使う令嬢が沢山いた

まだ側近候補はいい

令嬢はただの恐怖でしかなかった

私の天使はいくら会場の中を探しても見つからなかった…

私には心に決めた令嬢がいることを言わずに両親にパーティー参加者と婚約はしない旨を話した

それから数日部屋に引きこもり生活をしていた

ちょうど勉強を終え休憩のために少し窓を開けようと庭に面している窓に近づいた時、庭を見るとあの私の愛しの天使が私に手を降っている

近くにはパーティーで見かけた側近候補のルームンが小さい子を抱いて立っていた

最初はルームンの婚約者と思ったが周りにいる大人達をみて二人は兄弟だと悟った

ルームンを側近に置けば私の天使と御近づきになれると思った私は私の天使が帰ってから父に謁見の許可を貰い陛下の部屋に走った

しばらくして無事ルームンを側近にすることができた


数年後


王太子殿下になった俺は執務室で書類整理をしていた


「メアン様…」

「ん?なんだ?そんなに怒った顔をして」


ルームンがやって来た少し雰囲気が怖い

何かしたか?


「今流れてる噂はの本当か?だとしたらアンと婚約破棄しろ。アンが傷付くだろ!!」

「はぁ?婚約破棄?何故しないといけない?私はアンと末永く過ごすつもりだぞ!!邪魔するな」

「やっぱり…噂は噂なんだな。」

「なんだ?もったいぶらずに言え」


なんとルームンから私があの女と恋仲だという噂を聞いた

気持ち悪い

払っても払っても私の腕にくっついてきて私の周りのものに身体を使って迫っていると聞く…

あの糞と恋仲…

私はアン一筋だ!!

そんな噂を聞いてアンのもとに行こうとするも


「ここ迄ほっといたあなたにも責任はある…まあ…これはまたとない機会なので私の計画に従ってくださいメアン王太子殿下」

「ああ…」

「もしかしたら大きなゴミも一緒に消し去ることができるかも知れませんよ」


と腹黒大魔王…

側近ルームンに従った

結果は大成功

ありがとう大魔王様

貴方は頼りになります!!

一生ついていきます!!!



「僕は大魔王では無いよ…メアン」(ニッコリ)

「ヒィィィ……」












終わる.

魔王か…そう言ってる君のほうが魔王だよ!

動かしにくいもん。

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