第4話

メアン第一王子殿下が王太子殿下になってから半年

学園内である噂が流れ始めた


「メアン王太子殿下とソロフィー侯爵のルーアン様て仲が悪いんですてね」

「そうみたいね。何でも御兄様におねだりして婚約者になったのよね」

「えぇ!!それって権力振りかざしたて事?」

「だってパーティーに参加してなかったのに婚約者になったのも可笑しいじゃない」

「後王妃教育も全然進んでないみたいよ」

「えぇ…そんな人が王太子妃なの」

「ソロフィー侯爵令嬢のルーアン様は完璧な方ですわよ」

「そうそう御兄弟皆様完璧ですわよ!」

「「「………」」」


とまあ私の噂ですよ

ハハ…

わかっていたけど辛いね

ちなみに兄様達におねだりした場合

ムン兄様には優しくあしらわれて終わりだし…

ハン兄様に至っては自分で勝ち取れて言う…

絶対…

まず兄達は無理!!

世間では容姿も性格もよく強くて優しくて格好いい兄弟とか言われてるけど…

蓋を開けたらムン兄様は腹黒でハン兄様は堅物

シンならまだ…いや彼奴には口で負けるわ…

…負ける…ハハハ…彼奴凄いよ…

クンは…無理だ…あの純粋な瞳で見られたら何も出来ない…寧ろ自分自身に罵声言いそう

(クンが兄弟の中で一番強い)

噂とは噂でしかないので正直うちの家族も被害を受けている…

本当にやめてほしい…

そんでもう一個噂があってこっちの方が問題かなぁ


「そう言えばメアン王太子殿下とリロナード男爵の娘が付き合ってるみたいよ」

「そうなの!」

「えぇ!何でも運命の人だって言ってたらしいわよ」

「まあ!!」

「学園の中庭で毎日一緒に昼食食べてるんでしょう!しかもリロナード男爵令嬢の手作り」

「あら!!」

「はぁ?メアン王太子殿下とあの男好き男爵が…わたくしメアン王太子殿下はルーアン様とが良かったわ…美男美女だし……」

「あんなおつむの弱そうな阿婆擦れ下半身ゆるゆる女に騙されてんじゃねぇよ」

「絶対に手作りは嘘よ!!」

「「「……………」」」


ん?

なんかさっきからちょいちょい一部変な意見あるけど…

そうなんです!

なんとメアン王太子殿下とリロナード男爵令嬢ナタハ嬢が付き合ってるみたいなんです

やったー!!!

メアン王太子殿下心変わりしてくれたよ♪

はぁーこれで婚約者を辞められる

て思っていたけど噂から半年過ぎても1年過ぎてもも婚約破棄はしてくれない…


一年前から週一回の御茶会が週二回に増えて近々また増やそうとまで案が出てる…

または御茶会ではなく昼食か夕食を週に何度が一緒にという意見もある…

寧ろ水面下で私を宮殿に住まわせようと動いている人もいるらしい…(王妃様)

それは困るし可笑しいでしょ!!

メアン王太子殿下の運命の人はリロナード男爵令嬢なのに…

そうこう言ってもメアン王太子殿下と私の卒業式まであと半年

もちろんムン兄様も一緒!

早く婚約破棄して自由になりたい〜!!













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