~BEFORE 魔王救出~

「あぁあ、主様のせいですよ?」

「いやー派手にやりますねぇ、プリちゃんのやつ。」

「危うく死ぬところだったぞ?」

「そうか、助かってよかった。」

「もう、本当にアタシたちドールたちを大事にしているとは思えないね、主様は。」

「そ、それは……まぁ、その、なんだ。すまない。」

「本当にすまないと思ってますか?反省してますか?」

「あぁ、大丈夫。ちゃんと反省している。」

「……じゃあ、今回は特別に許してやる。」

「ありがとう、助かる。では、次のステップへ移ろう。」

「あーあれね。じゃあ、早くほかの皆を作り出して、戦わせましょ。」

「あいよ!」


「えーと、命名は面倒くさいんで、作っているときにすでに名前を組み込めたはずだが、ちゃんと言えるかな?」

「はい、アヤカでございます。」

「はい、アオカでありんす。」

「はい、アサカでーす。」

「ほい、アジカだぜ。」

「うん、アムカでちゅ。」

「……五人くらい作れば大丈夫かな、じゃあ……」


「暴れてこい!」


(終わり)

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