~BEFORE ハイム=エリハイア~
「これは……違うな。これも?いや、違うな……どこだ、『神』の痕跡が、証拠が!」
「これはいかがですか、王様。」
「おう、助かる。やはりアンタが居て助かるよ、アイリス。」
「いいえ、王のために働けるのであれば……」
「ふむ……神の記述はあったけど、アイツが神だという証拠にはならないな。」
「そう、でしたか……力になれずに、申し訳ございません。」
「なぁに、大丈夫さ。さてと……これはどうだ?」
「おっと、どうした?」
「これ、ご覧になってください。」
「これは……なぜだ、なぜこれが残されているんだ!?」
「……」
「やめてくれ、そんな目でワシを見ないでおくれ!ただの本じゃないですか、いやーはっはっはっは……」
「……」
「……」
「……」
「……すみませんでした。隠れてこんな本を読んでいたのです、誠にすみません。」
「はぁ……いい年した大の大人が、まったく……」
「い、いいのではないですか!こ、これでも男ですぞ!?」
「はいはい、わかったわかった。」
「はぁ……」
「おや、これは……!これでわかる、今回の騒動を起こしたやつは!」
「見つけたぞ、こいつが、やっぱりこいつが!」
「光明魔王、アマドリ=スー!貴様が……!!」
(終わり)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます