職場の姐さん・一瞬で消えないミカン(中)
さて、今回も職場の姐さん(ミカン姐さんorトマト姐さん)の観察日記です。前回の私は世界最大級の柑橘類である『晩白柚』を注文しまして、届いた実物が予想外に大きく重かった(一六〇〇~一八〇〇グラム)に驚いたのでした。
そしてミカンと言うにはあまりにも大きすぎるミカンのお化けをクラブ〇リエのチェック柄の紙袋へ入れて職場に持って行きました。ちなみに姐さんはクラブハ〇エのバームクーヘンも大好きです。
京「姐さん、ミカンを持ってきました」
姐「んー、どこにあるの?」
京「なかなか食べられないミカンですよ、車から取ってきますね」
姐「うむ、苦しゅうない」
届いた三つの晩白柚のうちで最も重い一八〇〇グラムの代物を持ってきました。子供の顔くらいの大きさと言えば相当な大きさですが、そんな晩白柚でもLサイズ。お求めやすくてお手軽な部類です。本気で農家さんが作った晩白柚は四〇〇〇グラムを超える物があるとか。もちろんお値段も跳ね上がります。
京「はい姐さん、ミカンでございます」
今回も某病院系ドラマに出てくる某俳優さんがメロンを出すかの如くミカンを差し出してみました。
姐「え? え? 何この巨大な……ミカン?」
姐さんは「そこそこ大きなミカンを二つとか三つ持ってくるだろう」みたいに思っていたのでしょう。私だってそこそこな大きさのミカンが届くと思っていました。
京「今回は『晩白柚』をご用意いたしました」
姐「これって前に貰った土佐文旦……より大きい……なぁ?」
土佐文旦も大きなミカンですが、それを凌駕する大きさなのが晩白柚です。
京「もっと小さいの(実)が何個か来ると思ってたんですけどね」
姐「うわっ!重たっ(;゚∀゚)=3」
土佐文旦のけっこう大きなサイズよりも一回り大きいのはミカンマニアの中では常識です、多分。
京「これでLサイズですって、重さは一八〇〇グラムくらい。皮が分厚いみたいですけど、まぁ姐さんなら大丈夫でしょう」
姐「わー赤ちゃんくらいあるやん。や~ん、おミカン~♡」
姐さんは晩白柚を抱きしめて萌えています。そういえば土佐文旦の時、姐さんのお嬢さんが「何このデッカイみかん!」と大爆笑したそうです。今回はどんな反応をするのでしょう?
姐「帰ってから速攻で食べたいけど、娘に見せてからにしよっと♪」
京「シレッとテーブルの上に置いて驚かせて反応を見たいところですね」
ちなみにこの晩白柚、皮の部分は苦みを抜いてからマーマレードに出来ます。白い綿の部分も湯がいたり水に晒して苦みを抜いてから『綿の砂糖漬け』として食べられるみたいです。
姐「明後日が休みやし、明日娘に見せてから食べるわ」
この日の姐さんは「うわっ、ずっしり重いわ(;゚∀゚)=3」と鼻息荒く小鼻を膨らませて晩白柚を持って帰るのでした。
晩白柚ってこんなに大きくなるんですよ。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/756296/
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