お前、それって絶対か?

 わが街は任期満了に伴う市長と市議会議員の選挙で賑やかになっています。これを書いてるのが一月三〇日で、投票日は三十一日。本日は候補者がラストスパートのお願いに回っていました。今日は体が怠くて寝てたから余計によく聞こえましたよ。その中で印象に残った某候補者。


「〇〇は嘘をつきません!」

「〇〇は何も隠しません!」


 まず最初に嘘をつかずに生きていける人間など居ない。実はですね、その候補って人前に出る時は髪の毛がついたお帽子をかぶっておられるんですね。何で知ってるかって? バス運転手時代にその候補者の会派を乗せましてね。「蒸れるわ~」ってカツラを取って汗を拭いていらっしゃったからなんですね。


 そもそもその候補は男性なわけで、男性たる者温泉や浴場では前を隠して入場するのがマナーであり礼儀だと思います。それを含めて『隠さない』のであれば余程ドブロックのネタのような大きな一物を持っているか、恥知らずに違いない。


 じゃあ隠して入るなら、この時点で嘘をついているわけですね。しかもカツラをかぶって自身の姿を偽り、嘘をついて他人を騙すとは言語道断。更に具合が悪くて休んでいる私の部屋の真ん前で停まって演説をするなど、まさに下衆の極み!


「絶対こいつに投票なんかしない!」


 ……と、心に決めたのでした。まぁ、明日も寒そうなんで投票なんて行かんけどね。馬・自転車・ボート・オートみたいに払い戻しが有るなら行くけど。

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