第4章 - ブレイクタイム
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〜灯方高校 カフェテリア〜
零也は昼休みの間は大抵カフェテリアに居る。学校から帰ると勉強をするのだが、
店員「お待たせ致しました。ブラックコーヒーとカフェラテでございます。」
頼んでおいたコーヒーが届いた。
零也「うん。落ち着くんだ。」
蓬 「って言いながら砂糖を1杯2杯と入れているんですがっ。」
零也「だってそのままは苦過ぎる...」
蓬 「前言撤回。まだ舌は未熟だね〜」
最近は蓬と一緒にカフェテリアに居ることが多くなった。
〜2週間前 灯方高校2階廊下〜
零也は皆さんご察しの通り、友達が居ない。つまり陰キャ。
入学して間もない頃、
モブ「零也ッ!」
零也「うおっ」
と、クラスメイト(以下モブ)から突然肩を叩かれたりなど時々あった。が、
零也「誰?」
モブ「ねえねえ、今何してんの?」
零也「誰?」
モブ「暇ならちょっとトイレ一緒行こうやー」
零也「刺すぞ」
モブ「えっ?あっ...すみません......」
っていうモブとの会話以来、色んな人から距離を置かれている。
そんな中、
〜1週間前・放課後 灯方高校Iクラス教室〜
蓬 「ねえ...」
零也「...?どうしたそんな顔を赤くして...」
蓬 「後でカフェテリアの前まで来て...」
零也「お...おう...」
っていう会話。ここで大抵の陽キャは「告白じゃね?ww」みたいなことを言う。
〜同時間帯 灯方高校カフェテリア前〜
零也「で、どうした?」
蓬 「あの...実は零也さんにお願いがありまして...
一緒にカフェテリア行きませんか?」
零也「なぜ僕なんかと...」
蓬 「大体カフェテリアって2人以上でべらべらと
零也「それで一緒に行く人(≠友達)が居なかったから丁度いつも一人で暇してそうな陰キャの僕が使えると」
蓬 「そうなの...あ!いや!ちがう!」
零也「......。」
蓬 「本当だから!!」
零也「まあ、引き返す理由も無いし行くよ」
そして、こうなったのである。ここで陽キャは大抵、「お前に告白とか無いよなあwww」みたいなことを言う。
そんな感じでよく一緒にカフェテリアへ行くので次第にタメ語になって(蓬は既に半分タメ語)気軽に話すようになった。
ちなみに蓬はいつも遅れてやって来る。
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