第3話 どうしてこうなった……
俺は二人を連れ家に帰って来た
「ただいま」
「お帰りお兄ちゃん……その二人は?」
「「お、おじゃまします」」
と二人が言うと。
「ん?違うだろ?」
そう二人に言った。
「「え?」」
「今日から俺達は家族だ。この家は二人の家でもあるんだ」
「「………」」
「だから、おじゃましますじゃないぞ?」
「「た、ただいま?」」
「ああ、お帰り」
「家族?」
「ああ、紹介するよ香坂楓と秋葉。どうやら俺の婚約者らしい」
「「ど、どうも」」
「え、二人とも?」
「……どうやらそうらしい」
「お爺ちゃんが決めたの?」
「いや、母さんだ」
俺がそう言うと。
「……ああ」
とかわいそうな目で俺達を見つめた。
「まあ、部屋は余ってるしいいんじゃない?」
「そうだな……ああ、二人にまだ紹介していなかったな俺の妹の美那だ」
「美那です、愚かな兄ですがよろしくお願いします」
「「よ、よろしくお願いします」」
「おい、後で覚えておけよ」
「あははは……まあ入って下さい」
「ああ、そうだな」
「「あ、はい」」
「さて、少し早いが昼食にするか」
「おお!」
「何がいい?」
「生姜焼きと肉じゃががいい!」
と美那が言った。
「昼からか?」
「うん!」
「……二人もそれでいいか?」
「「はい」」
「分かった」
「やったー!」
「今から作るから待っててくれ」
「はーい!」
「「あ、はい」」
「うん、材料はあるな」
ジャガイモと人参は皮を剥き、ジャガイモを四等分、小さいのは半分に。
人参は一口サイズに乱切り、玉ネギは芯を残したままくし切り、しらたきは食べやすいサイズに切る。熱湯で茹でたらアクを抜くいたら水にさらし水気を切る。
グリンピースは冷水にさらしザルで水気を切る。
鍋を温めたら油を入れ肉を入れる。肉に火が通ったら皿に取り出す。
先ほどと同じ鍋に油を少し足し玉ネギと人参を炒める。
玉ネギの色が透き通ってきたらジャガイモを加え炒める。
しらたきは油を具材に馴染ませる。
それができたら、具材を覆い尽くすくらい水を入れ、油、砂糖、みりん、酒、鰹だしを加えるこのとき味の染み込みにくい最初は先に染み込みやすい醤油はあとに入れる。
さっき炒めた肉を上からフタするみたいに乗せたら落とし蓋の完成。
中火から強火で五分から十分くらい煮てアクが出て来たらこまめに取る。
ジャガイモに火が通ったら醤油を加え強火で十分から十五分くらい、中火から強火で一気に煮込む事で煮崩れを防ぐ。
途中で鍋を揺すり上下をひっくり返す。
汁気が三分の一くらいになったら火を止める。
盛り付けの時にグリンピースを散らし完成だ。
「次は生姜焼きか」
生姜はで洗い皮ごとすりおろす。
大根は根元を切りトマトはくし切りに、キャベツは千切りにする。
水にさらしシャキッとさせたら水気を切る。
豚ロースは片面のスジを二ミリ感覚で切る。スジを切るのは熱で縮みやすいスジを切ることで反り返りを防ぐためだ。
肉の両面に小麦粉を薄くまぶす。
フライパンに油を引き弱火から中火で肉が重ならないように両面を焼き、一度皿に取り出す。このとき薄めの肉を強火で焼くと肉の繊維が急激に縮み固くなるので要注意。
肉を取り出したフライパンに醤油、酒、みりんわ入れ中火から強火でトロミが少し出る程度に煮詰める。
先ほどすったおろし生姜を加え混ぜたら取り出した肉を全て戻し強火でタレを手早く絡め火を止める。器にキャベツ、大根、トマト、生姜焼きを盛り付ければ完成だ。
「さて、三人を呼びに行くか」
「ふふふ、お兄ちゃんの料理は超一流だから楽しみにしていて下さい」
「ふふっ楽しみね」
「……ええ」
「どうしたの秋葉?」
「……いえ、別に」
「別に大丈夫なんて顔してないわよ?」
「お兄ちゃんとお母さんのことですか?」
「っ!?」
「……そう」
「やっぱり」
「……その怖くて、これからどんなことをされるのか」
「ん?別に何もしないと思いますよ?」
「「へ?」」
「だってそんなつもりならとっくに食べられてますよ?」
「「……」」
「まあ、お兄ちゃん私とお母さんに逆レされてから変わっちゃいましたから」
「「ええっ!?」」
「昔はかなりの不良でそこら中にケンカを売ってはボコボコにしてたのに今では平凡な高校生を自称するようになって」
「「……あの」」
「はい?」
「「逆レって……」」
「ああ、私が中一のときですね」
「「何故?」」
「私お兄ちゃんが大好きで堪らなかったんですよ。私の初恋はお兄ちゃんですから。でもある日見ちゃったんです」
「「……何を?」」
「お母さんとお兄ちゃんがエッチしているところを」
「「っ!?」」
「でも私見ていたら我慢できなくってオナニーしちゃったんですよ」
「「……」」
「でもお兄ちゃんとお母さんは私のことに気づいていて、お兄ちゃんとエッチしている最中にお母さんに呼ばれたんです」
「「…………」」
「私聞いたんです、何でそんなことしているのって?」
「「……それで?」」
「お兄ちゃんは大きくに三年前に逆レされてからほぼ毎日お母さんに搾られてたみたいで……」
「「………」」
「お母さんに聞いたらお兄ちゃんが精通したから私が女を教えてたって」
「「………」」
「お兄ちゃんは抵抗したみたいですけど諦めたって」
「「………うわぁ」」
「そしたらお母さんがお前もどうだ?と誘ってきて」
「「……なるほど」」
「我慢できずに私もお兄ちゃんを襲っちゃって」
「「………」」
「その……嫌がるお兄ちゃんを無理矢理犯したとき凄く気持ち良くて……」
「「………」」
「それから毎日にお兄ちゃんとエッチしています!」
「「………」」
「ふふっでも、お兄ちゃん私とお母さんのことを今でも大好きでいてくれてるんですよ」
「「………どうして?」」
「それは……」
「たしかに俺は二人に犯された。だがそれは二人を拒絶しようとする理由にはならない」
「お兄ちゃん!?」
「「………」」
「二人が俺のことを愛しているという事実は決して揺るがない」
「「………」」
「俺にはそれだけで充分だよ」
「「………」」
「お兄ちゃん……」
「それに、美女と美少女に求められるんだぞ?むしろ光栄なくらいだ」
「「……ふふっ」」
「フフフ」
「さて、昼食ができたぞ早く食べよう」
「「はい」」「うん」
「さて、全員席に着いたな?」
「はい」
「ええ」
「うん!」
「それじゃ、いただきます」
「「「いただきます!」」」
「う~ん、お兄ちゃん美味しい」
「ははっそうか」
「本当に美味しいわ」
「ええ」
「ありがとう、口にあって何よりだ」
side楓
「思ってたよりもいい人みたいね」
「ええ」
「そういえば同じクラスだったわよね?」
「ええ」
「どんな感じなの?」
気になったので秋葉に聞いてみた。
「分からないわ」
「そうなの?」
「ええ、喋ったことがないもの」
どうやら話したことがないみたいだ。
「秋葉は人見知りだからね」
「うっ……し、しょうがないじゃない。何を話せばいいのか分からないんだもの」
「そういうときは適当に喋ればいいのよ」
「そ、そう言われたって……」
「まったく……そんなんだから氷の女神なんて言われるのよ?」
「うっ……」
「はあ、まあいいわ……そういえば二人は何処に行ったのかしから?」
「……まさか?」
「……ええ!?まだ昼だよ?」
「………」
「………探してみましょうか」
「……ええ」
「ふふっ」
「どうしたの?」
「見つかったら犯されちゃうかもね」
(ふふっでも少し楽しみね)
「っ!!!」
「ふふっ行きましょうか」
「姉さんは犯され願望でもあるの?」
「ええ!?」
「………あるのね」
「………少し」
どうやら妹に私の性癖がバレてしまったみたいだ。
「………はあ」
「そういう秋葉はどうなのよ」
「………少し」
「ふふっやっぱりね」
(ふふっ姉妹だからそこも似るのね♪)
そう話しながら私達は歩き出した。
side秋葉
亮太の部屋
「いたわ!」
「本当?」
ここは向井くんの部屋?
「ええ、美那ちゃんと一緒よ!」
「……やっぱり?」
「ええ、あっ!美那ちゃんが服を脱ぎ捨てたわ!」
「っ!?」
まさか!?
「下着まで脱いだわ!」
「っ!?」
ええ、エッチしちゃうの!?
「ああ、凄いスタイルね美那ちゃん」
「そんなに凄いの?」
「ええ、あの歳でお姉ちゃんくらいあるわ」
「着やせするタイプ?」
「多分ね」
お姉ちゃんと一緒って相当凄いわね。
「今何してるの?」
「へ?今はっ!?」
「ど、どうしたの!?」
姉さんが驚いたような声を上げた。
(一体なにがあったの?………まさか!?)
「凄いわ……亮太くんの上に跨がって凄い勢いで腰を振ってるわ!」
「っ……!?」
(やっぱり!?)
「ああ、凄く気持ち良さそうな顔……」
「そんな顔してるの?」
(エッチってそんなに気持ちいいのかしら?)
「ああ、もう我慢できないわ……」
「ね、姉さん?」
「私ちょっと混ざってくるわね!」
そう言って姉さんは部屋に飛び込んで行った。
「ちょ、ちょっと姉さん!?」
(ど、どうしよう……姉さん行っちゃった)
「っ!?」
しばらくして覗いてみると姉さんが蕩けた表情でキスをしていた。
「っ!?」
しかもいつの間にか合体(意味深)までしていた。
「……凄い気持ち良さそうな顔」
(あんな顔の姉さん見たことないわ……)
そんなことを思っていると腰を振る速度が速くなっていく。
「嘘!?」
(今姉さん膣に出してって言ってなかった?)
すると二人が一層深く繋がった状態で体を痙攣させていた。
「っ!?」
(嘘!?本当に出してる!?)
しばらくすると合体(意味深)が解除される。
「うわぁ……あんなに出るんだ」
結合していた部分から白濁の液体が大量に流れ出てくる。
「っ!?」
初めて男の象徴を目の当たりにした秋葉は。
(あれが男の人の……)
と思いながら自分の下腹部に手を伸ばす。
「あっ……うっ……」
と自分で慰め始めた。
(私も欲しいな……)
そう思った矢先。
ガシッ!
と、手を誰かに掴まれた。
「へっ!?」
「そんなとこで一人でやってないで一緒しましょうよ♪」
そう言いながら秋葉を引きずって行く。
「ちょっ……美那ちゃん!?」
「ふふっ大丈夫ですよ」
「ええ、そうよ凄く気持ちいいから」
そう言って美那と楓が秋葉に襲いかかった。
side亮太
「………」
俺のベッドには今三人の美少女が寝ていた。しかも全裸で。
「はあ………どうしてこうなった」
そんな亮太の言葉は宙に消えた。
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