第14話- 夜桜

お金もない学生だから、構内の桜で夜桜としゃれこんだ。


北国といえるこの地域ではまだ夜風は冷たかった。


仲間も集まりはしゃいでいたが、飲めば飲むほど冷えていく。


焼酎をしこたま飲んでいるのだが、体はどんどん冷えていく。


最後に憧れの先輩と二人になって月をめでながら凍えていた。


翌日二人は仲良く手を繋いで発見された。

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