往年のラノベのような懐かしい雰囲気と百合のハーモニーと魔女

ヴァルハラと言う主にファンタジーで使われる単語にサイバーパンクやSFで度々使われるフィクサーを足した題名である「ヴァルハラフィクサー」はまさしくこの混沌とした世界観を持つ作品に相応しい題名であると言えます。

セフィロト、隔離された世界、魔女と契約、報酬と仕事人、そして百合……と昨今のなろう小説よりも2010年初頭のラノベを混ぜわあせたような雰囲気を持つ本作は2話の時点で濃密な設定の香りを漂わせています、オムニバス形式ならではの視点の変更と共に紐解かれる物語の行く末が楽しみな作品です

プロローグの役割も兼ねたせいか一話が長く感じますが2話はテンポ良く読みやすいので是非とも一話のみならず2話も読んでみて頂きたい