第117話 ハルマ、初めての魔術
「お前ら……逆じゃね?」
「「……え?」」
行く手を突然塞いできたモンスター達のトンチキな発言に、緊迫するよりも先についツッコミを入れてしまったハルマ。
だが、どうにもモンスター達はその意味が理解出来なかったらしく、心底不思議そうな顔をしながら大いに困惑し始めてしまった。
「は? え、ちょっと待って? え? 逆? ……逆?」
「いや、これそんなに混乱するようなことか? 普通に赤い方がタコで白い方がイカだろってだけの話なんだけど……。……え、何? もしかしてこっちの世界ではイカとタコって逆なの? 俺の知ってる常識と実は逆になってたり?」
「いや……そんなことはないよ。こちらの世界でも普通は、赤くて足が8本の生き物をタコと言い、白くて足が10本の生き物をイカと呼称している」
「そっか。良かった」
ソメイの補足を受けてハルマはほっと安堵。
もしこれで自分の方が間違えていたとしたら相当恥ずかしいことになっていたのだが、今回はそんな醜態を晒す羽目にはならずに済んだようだ。……実際、異世界ではたまにこういう事があるから油断できない。
だが、それはそれとしてこの常識が正しいのであれば、こっちの話はますます面倒になってくる。
だって、この認識が間違っていないという事はつまり――、
「え? ちょっと待って、ちょっと待って。え? 逆って……どういう事だ? おい、分かるか?」
「俺に聞くなよ! 俺だってコイツら何を言いたいのかさっぱりだ!」
「……」
こっちのモンスター達は何故か自分という存在を、思い切り勘違いをしている……という事になるのである。
一体どんな人生……じゃなくて、タコ生&イカ生を送ってきたらこんな勘違いをすることになるのだろうか。頭で打ったのか、はたまた物心が着く前にチェンジリングにでもあったのか……。
てか、仮にそうだとしても普通途中で気付くと思うんだが……。
「えーと、どうしましょうかハルマ君。なんか収集つかなくなってきましたが……」
「……あー、うん。そうだな……」
正直、ハルマ的には(かなり)面倒くさいのでスルーしたいところなのだが……。焚きつけるだけ焚きつけて放置、というのは流石に少し酷いだろう。それに多分この雰囲気からして納得しない限りは先に進ませてはくれなさそうだ。
なら少し面倒ではあるが一から分かりやすく説明してやるしかあるまい。やれやれ、これまた全く面倒なことになってしまった……。
「えっと、とりあえずもう1回説明してみるよ。……理解してくれるかは分からんけど」
「そう。あーえっと、頑張って……! ハルマ」
「苦し紛れの応援ありがとう、ホムラ。さて、それじゃあ……おい、お前ら」
「ん?」
「しょうがないからもう1回説明してやる。いいか、よーく聞け? まずイカ、お前は自分をイカだと思っているようだが……お前、自分の身体の色は何色だ? それと足は何本ある?」
「は? 見れば分かるだろ? 赤色に足8本だよ」
「……。いや、うん。そうだな」
そもそもこっちからすればイカかタコかという段階から『は? 見れば分かるだろ?』と言いたいところなのだが。その欲求はぐっと内側に抑え込む。
だって、そんな事言ったって絶対に良いことないし。これ以上面倒な状況にはしたくない。
「……そう、お前は赤色の足8本なんだ。それはお前も分かってるな?」
「え? ああ、うん。そりゃもちろん分かってるが……。それが何なんだ?」
「凄え大事なことなんだよ。……いいか? 普通世間一般的にはな、そんなお前みたいな『赤色の足8本』の奴はタコって呼ばれるんだ」
「……え?」
「んで、逆にそっちの自分がタコだと思ってるお前みたいな、『白くて足が10本』の奴はイカって呼ばれてる。……理解出来た?」
「……え、えっと。ちょっと待てよ? つまり……」
「……まだ混乱してんのかよ」
これだけ分かりやすく説明しても彼らはまだ若干困惑しているようだが……それでも、どうやら少しづつは分かってきたようである。
結果二人は暫しその場で考え始め……考えがまとまったのか、その後ハルマに確認の為に一つの質問をしてきた。
「えっと……つまり、だ。俺はイカじゃなくてタコで、こいつはタコじゃなくてイカってことか……?」
「そういうこと」
「……」
ハルマの返事を聞き、驚きからか再び顔を合わせて沈黙する二人。どうやらようやくこちらの言いたいことが理解出来たらしい。
……それにしても、全くホントなんでこいつらはこんな勘違いをしてしまったのだろうか。普通生きていて自分の存在を勘違いすることとかあるのか?
それともあれか? 誰かに嘘ふきこまれてるのか? だとしたら一体どんな嫌がらせなんだか……てか、普通にタチが悪いので止めてほしいものである。
「ま、これで俺達の言いたい事は理解出来ただろ? それじゃ、悪いけど先を急ぐからさ、ここ通してくんない?」
「……、……けるな」
「そうかそうか、それじゃあ通らせてもら――え?」
「ふ、ふざけるなぁぁぁ!!! てめえ、俺達を馬鹿にしてんのか!!?」
「……え? ちょ、ま、はあ!?」
……と、ようやく落ち着いたと思ったその瞬間、今度は何故か突然イカとタコがブチギレ始めてしまった!?
もう本当に意味が分からないのだが! 一体今の会話のどこにそんな地雷があったよ!?
「てめえこの野郎……! 俺達がモンスターだからって馬鹿にしやがって!!!」
「いや、待て待て待て待て!!! 今の会話のどこにそんなキレる要素があったよ!? 俺はただ普通の事を言っただけなんだけど!?」
「うるせえ!!! てめえ、俺が……よりにもよってイカだって……? ふざけんな!!! 俺をそんな下等生物と一緒にしやがってぇ!!!!」
「そうだそうだ! それにてめえ、俺の事はタコだって言ったな!? それだけは許さねえぞ絶対に!!! 俺達をコケにしたこと後悔させてやる!!!」
「いや、おかしくない!? あと、それを本人の前で言うのもどうかと思うんだけど!? あーいや、本人って言うか自分自身なんだけどね!?」
自分をタコだと思いこんだイカが、自分をイカだと思いこんだタコの前でイカの事を馬鹿にする。うーん、訳が分からなすぎて頭が痛くなりそうだ……。なんて、頭痛に苦しんでいる場合ではなかった。
何はともあれ、理由は非常にしっちゃかめっちゃかだが……どうやらハルマは彼らの地雷を踏んでしまったらしい。理不尽極まりないが、もうイカタコは完全に戦闘態勢である。
「えっと……。ごめん! 結局こうなっちゃったわ……」
「……。やれやれ……お前に任せたのが間違いだったな」
「いや、でも今回のは仕方なくない!? 流石にあんなのは予想出来る訳ないだろ!?」
「はいはい、危ないから後ろ下がっててね」
「……」
ジバ公の(いつもの)呆れ切った感満載の嫌味に対し、全力で反論するハルマ。だが、途中でホムラに適当に流されてしまい、結果サラッといつものように後ろに下げられてしまった。
……なんだろう。なんか、最近皆からの扱いが若干辛辣になってきたような気がするのは気のせいだろうか? 前までは流石にここまでは扱い雑じゃなかったと思うんだが……。
「……ま、あれだろ。みんなお前に慣れてきたことだな」
「ナチュラルに人の心を読むな! そしてなんで親しくなると扱いが雑になるんですかね!? 普通そこ逆じゃない!?」
「そうか? 親しいからこその距離間ってことだろ?」
「『親しき中にも礼儀あり』って言葉が俺の地元にはありましてですね」
「なんだそれ。そんな言葉は知らんな」
「ユウキぃ……!」
このことわざ(?)を伝承していなかったというだけで、完全にとばっちりのユウキを恨みつつ、ハルマは素直に後ろに下がりながら戦況を改めて確認する。
すると、あちらも戦闘の準備を整えたイカとタコが早速何かを始めようとしていた。
「みんな、気を付けるんだ! 何かが来るよ!」
「うおおおおお!!! 来い、俺の子分たち! イカ軍団!!!」
「はあああああ!!! 集まれ、海の仲間達! タコ部隊!!!」
「イカ軍団に……タコ部隊?」
海に向かって大声を上げるイカとタコ。すると早速その声に反応した大量の何かが、次々とこちらに向かって来た。
雄叫びに反応し集まって来たもの達、それは――、
「イカ軍団、参上!」
「タコ部隊、推参!」
「……って! こっちはまともなイカタコなんかい!!!」
(まあ予想通り)アイツらと同じくイカとタコのモンスター達だった。
……ただし、こちらはちゃんと自分達が何なのか把握しているが。
「そこは逆で来ないと本当におかしいだろ!!! ……てか、手下たちも手下たちで何でツッコまないの? 何? お前らもこいつらの事逆に見えてんの?」
「いや……なんか凄え本気で信じ込んでるから言い出しにくくて……。それに、もし言ったら凄い怒りそうだし……」
「……」
……なるほど。どうやらこいつらもこいつらで苦労しているらしい。
そう思うとなんかちょっとだけ可哀そうに思えてきた。……一体普段どれだけ気を遣って生活してるんだろうか……。
「さあやれ、タコ部隊! あの頭おかしい人間をタコ殴りにしてやれ!!!」
「お前らもだ、イカ軍団! 海の底力を見せてやれ!!!」
「は、はい! うおおお! 行くぞ人間!!!」
「――! 来る! 行くよ、ホムラ、シャンプー!」
「分かった!」
「はい!」
と、そんな風に子分たちに同情しているうちに、とうとう始まってしまった意味不明の悲しき戦い。お互いに正真正銘のイカとタコでありながら、それを認められないが故に始まった戦いなんてどう考えてもこれが史上初だろう。
「ハルマ! 敵はいつものように僕達でなんとかするから、君はジバ公と後ろの方に居るんだ!」
「分かった! そっちは任せ――って違う違う! 気遣いは嬉しいけども、今回からは俺も一緒に戦うぞ!」
「え?」
「ど、どういう事だ? お前、何言って……」
「ふっふっふ……! 会得してから使う機会が何故か全くなかったから、今までずっと封印されていた新必殺技、まさに今こそ披露する時! いくぜ!!!」
「新必殺技!?」
高らかに宣言しながらニヤリと不敵な笑みを浮かべるハルマ。そう……もう今回からのハルマは今までとは一味も二味も違うのだ。
何故なら、彼には賢者がが授けてくれた新必殺技があるのだから!
……と、いう訳で早速ハルマは迫りくるイカタコの内の一匹に狙いを定め、右手を銃の形に握る。そして力を込めて一言、とある呪文を詠唱した。
それは、かの伝承の賢者がハルマの為に編み出した、今までにない新たなる魔術。魔術適性を持たないハルマだからこそ成り立つ秘術。その名も――、
「アルシエル!!!」
「――!」
瞬間、ハルマの手から放たれる微弱な魔力。
それは小さな光の玉となって空間を滑り、そして狙いを定めた一匹の目の前で思い切り破裂する。そして――、
「あんぎゃああああ!?!?!?!?」
「ああ! 4号ーーー!!!」
「ふっ……!」
見事、その一匹を華麗に吹き飛ばしたのだった!
「なッ!? ハルマ、今のは……!?」
「どうかな? (ガダルカナルが)頑張って編み出した新魔術、『アル・シエル』の威力は? なかなかいい感じに決まっただろ?」
「……す、凄いです! 凄いですよハルマ君!!! ま、まさか魔術が使えないからって新しい魔術を作ってしまうとは!! 私は今、心底感服いたしました!!!」
「いや……これには流石に僕も驚いた。まさか新しい魔術とは……やるね、ハルマ」
「ホント、凄くびっくりしたわ! まさかハルマにそんな才能があったなんて! ハルマって実は天才だったりするの!?」
「え? あ、いや……あはは」
先ほどまでの自慢げな雰囲気は何処へやら、急に少し気まずそうな表情になるハルマ。
どうやら自慢げに語ったは良いものの、予想以上に本来自分が受けるべきではない賞賛を一心に受けて少し居心地が悪くなってきてしまったらしい。
まあ確かにガダルカナルの事は他人には話せないので、これはある意味仕方ないことなのではあるのだが……。なんだろう、なんか凄い悪い事をしたような気がする……。
「あは、あはは……」
「……。……お前、なんか隠してないか?」
「え!? あ、いやそんなことは……。もう、イヤダナー! ジバ公ー!」
「……」
「……あー、ほらほら! それよりも戦いに集中、集中! まだまだ敵はいっぱい居るぞう!」
「やれやれ……」
皆が一斉賞賛を投げかけるなか、唯一ホムラ達とは違い疑わしいといった表情でハルマを睨らむジバ公だったが……どうやら雰囲気から何かしら察してくれたようで、呆れた表情はしつつもそれ以上は追及しないでくれた。
これには流石にハルマもジバ公に感謝。正直、その気遣いは非常にありがたい。
……にしてもこいつ、妙に勘が鋭いな。
「良し! そういうことならば君にも今回は支援を頼みたい! いいかな、ハルマ!」
「え? あ、ああ! 任せとけ! 今まで足引っ張った分をここで取り戻すぞ!」
と、まあ微妙にひと悶着あったが……それはともかく。そんな訳でついに今回からハルマも本格的に魔術&戦闘デビューである!
……異世界に来てから5カ月以上経ってようやくデビューってどうなんだろう……とは思わなくもないが!
「ハルマ! まずは右手のイカを頼む!」
「おう!」
「次は左と奥のをお願い!」
「分かった!」
「すいません! 迎撃お願いします!」
「任せろ!!!」
さて、そんな訳で始まったハルマのある意味で初陣だったのだが……ハルマはデビュー戦のわりにはそれなりに活躍出来ていた。
まず、やはり魔術は物理攻撃と違って基本外れることがないのがデカい。そのおかげで紙エイムのハルマでも問題なく戦いに参加することが出来るのだ。おまけに中途半端な攻撃魔術ではなく、サポートに特化した『強制ノックバック』というのも意外とハルマに噛み合っている。
「良し、どんどん行くぞ! アルシエル!!!」
「くっそ! アイツの魔術のせいでなかなか近づけない!!!」
「――ッ!」
初めてじゃないだろうか、戦闘中に敵から厄介に思われたことなんて。
今までは『最弱』だからって舐められ敵からは眼中にもない、みたいな扱いが定石だったのに……。まさか変な下克上的なものではなく、まともに活躍できるというのがこれ程までに嬉しいことだとは知らなかった!
今まで戦いにはただただ恐怖と不快感しかなかったが、こういう境地から見ればこれも案外悪いものもないのかもしれない……。
「ちくしょう! うおおおおおお!!!」
「――! ハルマ、次も頼む!」
「ああ! 任せろ!」
生まれて初めて戦いに若干の愉悦を見出していたところで、再びハルマの出番到来。てな訳でハルマは再び突っ込んできたイカに向けて狙いを定め――、
「アルシエル!!!」
と、声高く呪文を詠唱した。
……のだが?
パフッ♪
「……、……は?」
何故か指から放たれたのは魔術ではなく、気の抜ける変な音でありました。
「え? ハルマ?」
「……あ、あれ? おかしいな……。……、……アルシエル!!!」
パフッ♪
「……」
「ええ!? なんで!?」
首を傾げつつ再びハルマはさらに呪文を詠唱するが、出てくるのは同じくやはり気の抜ける音だけ。先程までの勢いのある魔力は微塵もなく、それは例えるならさながら小さな子供のおもちゃのようであった。
「いや、マジでなんでさ!? なすて急に出なくなったの!?」
「……、……あの、もしかしてあれじゃないのか。やっぱりお前なんかが作った魔術じゃ、ちゃんと術式として確立されてなかったんじゃね?」
「はあ!? 何言ってんだ、それだけは絶対にない! これはしっかりちゃんと使える魔術だ!」
「……うお、なんだよ。いつになく圧が強いな」
「え? いや、まあ、うん」
まあだってこの魔術作ったのハルマじゃないし。
それに流石にガダルカナルが作った魔術が欠陥品……ということもないだろう。ならば、即ちこの異常事態は魔術側の問題ではないはずだ。
「じゃあ、まあそれは良いとして……。でも、それじゃあなんで急に使えなくなったんだよ」
「さあ……?」
「……。……ねえ、ハルマ。一つ良い?」
「ん? なに、ホムラ?」
「その、魔術使えなくなった理由なんだけどね。……それ、多分『オド切れ』じゃないかなって思うんだけど……違うかな?」
「オド切れ……?」
「うん。……ほら、元々ハルマが居た世界って魔術ってないんでしょう? なら、もしハルマが魔術使えるようになったとしても、魔術慣れしてないハルマはそもそもあんまりオド自体がないんじゃないかなーって」
「……」
オド切れ、それはまあRPG風に言えば要するに『しかし MPが たりない!』ということである。
なるほど、それなら確かに急に魔術が使えなくなってもなんらおかしな事はない。だってMPがなくなってるんだもの。そりゃあ使えなくて当然だ。
……、……ん? じゃあ、それはつまり……?
「……え、じゃあ何? 俺、サポート系の簡単な魔術を4、5発打ったらオド全部なくなるの!? 俺のオド少なすぎね!?」
「そう……ですね。規格外に少ないです」
「嘘だろ!? これじゃあ結局戦闘じゃ役に立てないじゃないか!!!」
「……」
ハルマ、なんとデビュー戦でいきなり引退決定。
結局どこまでも『最弱』の呪いから逃げることは出来ないのでした……。
……と、そんな逃れられぬ宿命に嘆いていた、その時。
「お前ら! いつまでベラベラ喋ってやがるつもりだ!!!」
「え? ……あ! そうだ、戦闘中なの忘れてた!!!」
「はあ!? てめえ……とことんふざけやがって!!!」
「――ッ! ハルマ、危ない!!!」
「!!!」
戦闘中であること事をうっかり忘れて話し込んでいた内に、いつの間にか回り込んでいた親分イカタコが怒りを抑えきれずハルマに突撃。
突然の事に油断していたホムラ達は対応しきれず、そしてハルマも魔力を使い切ってしまったが為になんと誰も反撃のしようがなかった!
「う、嘘だろ!?!?!?」
使えると思った魔術でイキリ過ぎて、油断しまくった挙句死ぬ。
こうして、こんな恥ずかしいことこの上ない理由で5カ月に渡った最弱勇者の異世界の冒険は終わりを迎え――
「おっと、危ない危ない。戦いの最中によそ見は良くないぞ? 君」
「……え?」
「僕みたいに強くない限りはちゃんと相手を見て戦わないと怪我するぜ?」
「……」
る、はずもなく。
間一髪のところでハルマは、突然現れた一人の男にその命を救われていた。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
【後書き雑談トピックス】
アルシエルはただ魔力を放つだけの魔術なので、RPG風に言えばMPは1しか使わないはずの魔術。だが、それでもハルマは4、5発打つのが限界でした。無念。
ハル「……俺のオド、弱すぎない?」
ジバ「お前のオド、切り干し大根みたいだったぞ」
次回 第118話「その男、《最強》につき」
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