第88話 集落ナインライブス
「着いたー!」
「はい! 着きました!」
ガダルカナル大陸出発から約1ヶ月。
長い船旅も終わりを迎え、ハルマ達は無事マキラ東へと辿り着いていた。
「そして、1カ月ぶりの母なる大地DA! oh……やはり良いな、このどっしりと受け止めてくれる感じ。悪く、ないだろう」
「……相変わらずお前は元気だな。あと、お前は異世界出身だからこの世界の大地は母じゃないだろ」
「確かに!!! ここの大地は他人なる大地だったわ!」
「他人なる大地とは」
そしてもちろんハルマは元気全開。そもそも17歳児真っ盛りの彼が、長い船旅が終わり新しい土地とあれば興奮しないはずがない。
結果、船が着いた途端に自由なる外へダッシュ。広がる綺麗な海岸へと飛び出し、走ってすべってジャンプしての大はしゃぎだ。
「ちょっと、あんまり遠くまで行かないでね!」
「分かってるー! ……さて、目指すゴールはあの岩だ! 30秒以内にゴールして金メダル取ってやるぜぃ!!!」
そして謎に始まるお題ゲーム。
そのゲームに一体何の意味があるのか、それは誰にも分からない。
強いて言うなら自己満足だろうか、きっと彼は『楽しかった』という結果さえ得られればそれで良いのだろう。
そしてそんな楽しそうにしているハルマの様子が嬉しいのか、シャンプーも若干もはしゃぎ気味だ。
なんかマネージャーみたいな感じで準備運動をするハルマに付き添っている。
「ハルマくん、一つ……提案があります」
「ん?」
「恐らくですが、ハルマくんの悲しい脚力かつ砂浜という悪条件で30秒ゴールは不可能です。ここはせめて40秒にするべきかと……」
「ぐはっ!!! ちょっと!? そんなリアリティのある悲しいアドバイスは求めてないんですけど!? ……でも、40秒ならまだギリギリ銅メダルラインか。くっ……!(このアドバイス)飲むしか、ないのか――!」
「……ハルマくん!」
砂浜に膝をつき、悔しそうに拳を振り下ろすハルマ。
そんな姿をホムラ達は呆れた目。そしてシャンプーは、ある夏の暑い日にそっと帽子を乗せてくれたことがきっかけで恋に落ちたけど、なかなか素直になれずついキツく当たってしまい、険悪な雰囲気を引き起こしたことでチームの連携が崩れ、試合にすら影響が出てくるようになってしまったので、チームの為に退部しようとしたところを引き止められ、夕焼け空の下お互いに本心を告白しあったことで無事仲直りし、その時言われたセリフで昔交わした「いつか甲子園に連れてって」という約束を思い出し、その後もたまに喧嘩することはあれど、ついに辿り着いた甲子園で、最後の最後にサヨナラ逆転ホームランを打たれてしまった主人公を、本人も泣きつつ慰めるマネージャー……のような目で見ていた。
「ハルマくん……貴方は、君は……頑張りましたよ……(まだ走ってないけど)」
「シャンプー……! 俺、俺ぇ!!! うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ハルマくん……!!!」
そして泣きつくハルマ(嘘泣き)をシャンプーは優しく受け止める(内心大はしゃぎ)。
それはまさに一夏の青春。学生たちの夢を懸けた熱き戦いは、この入道雲の青空の下で終わりを迎えたのだった――。
「な に こ の 茶 番」
「さあ……?」
「……まあ、なんだ。2人が楽しそうで何よりだよ」
「ソメイ、お前考えるの諦めただろ」
「……」
ジバ公の指摘にソメイはそっと目を逸らす。
当たり前のことだが、このハルマとシャンプーの謎茶番にホムラ達が着いて行けるはずがない。この手の狂気は例え『半獣の賢者』だろうが、『白昼の騎士』だろうが手に負えないものなのである。恐ろしい……。
「……あー、えっと。2人とも、そろそろいいかな?」
「あ、はい。もう十分満足したんで大丈――うおっ!? ……あの、シャンプーさん? 何で俺を受け止めたまま離さないんです?」
「まだ心の傷が癒えていないからです。今、私は甲子園が終わった後の文化祭ストーリーで深い傷を負いました。その分の責任はちゃんと取ってください」
「俺が知らない間にストーリーが進行してる!? 文化祭で主人公何したんだよ!!! てか、なんでシャンプー『甲子園』とか『文化祭』知ってるの!?」
「え? それはもちろんかの伝承の勇者ユウキが……」
「またユウキか! マジでアイツ何を伝承してて、何を伝承してないのか本気で分からねえ!!!」
一体どういう旅路を歩んだら、異世界に『文化祭』や『甲子園』を齎すことになるのだろうか。
まさか学校でも始めようとしていたのだろうか、つまりそれはユウキ版『ぼくのわたしの勇者――
「いや! 普通に怒られるわ!!! 何考えてんだユウキ!!!」
「お前が何考えてんだ! てか、いつまではしゃいでるんだよ、17歳児!!!」
「ほんじゅらすっ!?」
と、ここで流石にジバ公の我慢も限界に到達。いつまでもおふざけを止めないハルマに、ついキツい怒りの一撃を炸裂させてしまった。
結果、ハルマはシャンプーから解放され勢いよく飛んでいき……。
「ああああああああ!!!!!!」
「あ」
ドボーンと、勢いよく海に落っこちた。
「ちょ、待って! 溺れ……溺れる!!!」
「!? ハ、ハルマ、そこで落ち着いて待っているんだ!!! 今助けに行く!!!」
「あ、がぼごっ?! こ、これ……リアルオボレル√じゃね!? あぼごっばっ!!!」
「意外と余裕あるね!?」
溺れかけてなお戯言を言うその精神はどこから来るのか。まあ、それでも割と本気で溺れているので、急いでソメイが助けに入るのだが。
ちなみに力加減をミスったジバ公はメチャクチャ青ざめていたというのは……また別のお話。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
それから5分後、無事ハルマはソメイによって助け出されていた。
「大丈夫ですか、ハルマくん。人工呼吸とか必要ないですか?」
「それは気絶してる人にやるものだからね!? でもまあ、溺れそうになるなんて、小学生の頃にふざけて大人プールに入った時以来だよ……」
「……ハルマ、昔そんなことしてたの?」
「うん。『別にこれくらいならいけるやろ』と思った愚かな少年が居たんです」
「それで結局溺れかけたって……」
過去の愚行に呆れを隠せないホムラ。
……だが確かに、今改めて思い出してみるとなんともまあアホな話である。
身の程知らずな愚か者にも程があるだろうに。いくら子供だったとはいえ……自らの判断力の無さに恥ずかしくなってくる。
「ちなみにその後しっかり姉さんに大目玉くらいました。ぶっちゃけ俺的には溺れかけたことよりもそっちの方が怖かった」
「どんだけ? 命の危険より強い恐怖って、ハルマのお姉さん怖すぎない?」
「……ホムラ、お兄さんに怒られたことないの?」
「? ないけど?」
「……」
何の疑問もなく、ホムラはそう言い切る。
果たして、それはホムラが起こられるようなことをする子ではなかったのか、はたまたお兄さんが甘すぎて怒ることが出来なかったのか。
出来ることなら前者であってほしいところだ。後者はいけない、可愛いと思う子なら、それこそちゃんと怒らないとダメなのだだ。怒らないのは決して優しさではない。
「まあ、ホムラは変にポンコツなところを除けばしっかりしてるし、多分前者なんでしょう……」
「え?」
「あ、いや、こっちの話。……それで、いろいろと(俺が原因で)話が逸れちゃったけど……とりあえず今後はどうする感じ?」
「あー、うん。やっとこの話題になったね。とりあえず僕らが向かうのは『集落ナインライブス』だ。ここから少し歩けばすぐに着くよ」
「……えっと、ソメイさん?」
「ん?」
「ここから少しってのは……この中をってことかい?」
「そうだけど?」
「oh……マジか……」
まあ、着いた時からなんとなく分かってはいたのだが。
そもそもこの海岸の目の前に広がっているのは、『それ』しかないからこの中を進んでいくしかないのだろうと。
『それ』、……その正体は鬱蒼としたジャングルだ。某髭の2Dアクションにおける5Wみたいな風景が目の前に広がっている。毒沼とかありそう。
「ファンタジーにおいてジャングルは必須スポットと言えなくはないけど……。いざ目の前にすると喜びよりも尻込みの方が大きいな、これ。……大丈夫だよな? ヤバい蟲とかいないよな? 翅刃蟲とか出てこない?」
「シジンチュウ? それがなんだかよく分からないが……危険な虫に関してはなんとも言えないな。ハルマは虫苦手……だったね、うん。Gの時もそうだった」
「現代の都会っ子はみんなそんなもんよ? 寧ろ虫が平気な方が珍しいくらいだ」
「……でも、ハルマ『キングの森』に入る時は特に怖がってなかったわよね?」
「あれはこことは雰囲気が違ったじゃん。ああいう『霧の立ち込める神秘的な森』って感じのは別に平気なんよ」
「……よく分からないわ」
それに関しては否定しない。実際、ハルマ自身も自分のよく分からん判断基準は理解しきれていなかった。
例えば、なんでカタツムリは平気なのにナメクジは無理なんだろう……とか。
「大丈夫ですよ、ハルマくん。どんな虫が出てきたって私が退治しますから! ハルマくんには傷一つ付けさせません!」
「頼もしい! ……ちなみに聞くけど、シャンプーさんはどうやって虫退治するおつもりで?」
「え? それはもちろん炎でボワっと。虫に炎は効果抜群ですから!」
「うん、やめようね。実際相性は抜群だけど、それするとジャングルにも火が燃え移るからね」
「――ッ!」
本気で驚いているその様子からして、マジで気が付いていなかったのだろう。
危ない危ない、もう少しでこのジャングルに火を放つところだった。もし、マジでそんなことしてしまったら幼女が放った毒矢に射られて死亡しかねない。流石にそれはハルマもごめんだ。傷はともかく、毒は癒術で治せるかどうか分からないし。
「まあ、ともかく一応気を付けながら進むとしよう。……今ハルマが言った通り、くれぐれも火は使わないようにね」
「はい。ハルマくんがどうしようもなく危険な時以外は使いません」
「いや、だからジャングルに火を放たれたら俺もまとめて焼け死ぬからね?」
「そこはちゃんと気を付けますよ? それ以外は……必要な犠牲だったと割り切りましょう」
「ドライすぎない!?」
……シャンプーの愛がハルマは純粋にハルマは怖かった。しかもその真面目な表情からして、多分この子はいざとなれば本気でやる。
おかしい、出会った当初はこんな子じゃなかったのに……。なんでこうなった、簡単だ、ハルマのせいだ。明らかにハルマから悪影響を受けている……。
「でも……どうやって軌道修正すれば良いんだろうか……」
ハルマ17歳児、彼はこの日教育の難しさを理解した。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
さて、そんな訳で(シャンプーが暴走しないように)周囲に細心の注意を払いながら森の中を進んでいったハルマ達。
その必死さが伝わったのか、(はたまたシャンプーのヤバさを察知したのか)特に何か危ないものが出てくることはなく、無事にハルマ達はナインライブスまで辿り着いた。
集落ナインライブス。そこは街というよりは村と言う方が正しい場所であった。
柵に仕切られた土地の中には様々な建物が並んでいるが、そのどれもが木で出来た自然を感じさせるもの。
地面も街のように石で整備されていることはなく、剥き出しになった地面がこれはこれで安心感を感じさせてくれる。
今まで訪れた場所の中では『ツートリスの村』が一番ここに近いだろうか。まあ、あそこはもう少しここよりも都会的だったが。
「ふう……。まったく、ただ歩くだけなのに生きた心地がしなかったよ……」
「そんなに怖かったんですか。ハルマくん、よっぽど虫が苦手なんですね……」
「……」
「ハルマくん? そんなに見つめられると……少し照れてしまうのですが……」
違う、そうじゃない。今回怯えながら森を歩くことになった原因は君だ。
と、言いたいのを必死で我慢し、なんとかその言葉をハルマは内側に抑え込む。
シャンプーにも悪気はないのだ。……悪気がないぶん余計に質が悪いが。
「……で? なんかついた途端に騒がしいけど……なんかあったのかな?」
「ええっと……どうやらこの賑わいは村の奥からのようだ。何かの催しでも行われているのかな?」
「催し……か。よし見に行こう」
「まあ、そう言うわよね」
当たり前だ。なんか面白そうなイベントを前にして、どうしてハルマが黙っていられようか。
そんなものが目の前にあるのなら見に行く以外にあり得ないだろう。
……そういう性格のせいで行く先々でいろんな出来事に巻き込まれるのだが。
「まあ、それも主人公の運命として割り切ろうじゃないか。で? なんのイベントかな……。……あー、うん。ホムラー読めないー」
「うん、知ってた」
村の奥の人だかりの先には大きな看板。そこには『ΛφΟμΔΥφΟγΦυΜυΣμΜφΦλΛφΦλ』と書かれていたが、もちろんハルマがそれを読めるはずがない。
元の世界では生徒会長(代理)のくせに、こっちだと文字も読めないとは如何なものなんだろうか……。
「あれはね、『可憐なる乙女大会』って書いてるのよ。要するに……女の人限定で何かしらするイベントみたいね」
「なるほど、可憐なる乙女大会……。つまりホムラちゃんが出場すれば実質勝ち確定のイベントという訳か」
「うおわ。ずっと黙りこくってたくせに急に元気になったな。なんだ? もう罪悪感は抜けきったのか?」
「……ごめんて」
ハルマの意地悪い切り返しに再びジバ公は沈黙。
流石にハルマ相手でも、溺れさせてしまったことには罪悪感を感じているようだ。
まあ死に掛けたのでそれくらいは気負って貰わないとハルマも困るのだが。
「まあ、それはいいとしようか。で、可憐なる乙女大会……具体的にはどういうイベントで、優勝したら何貰えるん?」
「えっと、種目は『料理』。それで、優勝者には……無制限魔術切符!?」
「……無制限魔術切符? なにそれ?」
「簡単に言えば何回でも使える魔術切符だよ。魔術切符については前に説明したから分かるだろう?」
「ああ、確かワープする為の道具だったよな」
「その通り。そして本来魔術切符は1回限りの使い捨てだが、この無制限になると何回でも、そして行ったことがある場所へならどこへでも行けるんだ」
「すげえ! メチャクチャ便利じゃんか!」
つまり分かりやすく言えば某『○○○○は てんじょうに あたまをぶつけた!』が使えるようになるという訳だ。
某ピンクのドアが使えるようになると言い換えてもいい。
「これはゲットしておきたいな! でも、女の人限定だから俺は参加出来ないか……」
「女装すれば余裕で参加出来そうですけどね」
「謹んでお断り申し上げます」
いくら便利な道具が貰えるといっても、流石にそれは嫌だった。
仮にバレないとしても恥ずかしさで死んでしまう。
ていうか、何が悲しくて男の身でありながら女装した挙句『可憐なる乙女大会』に参加しなければいけないのだろうか。
「……つまり僕達の中で参加出来るのはホムラかシャンプーという訳だ。でも種目が料理である以上は……」
「……」
「ん? どうしたの? みんな微妙な顔して」
「いや……」
ホムラ本人は気付いていない、が……。
種目が料理である以上はホムラを参加させる訳にはいかない。そんなことしたら集団食中毒を引き起こし、この集落を壊滅させることになるだろう。
それだけは、それだけは絶対に避けなくては……。(ちなみにシャンプーもホムラの料理については承知済み)
つまりこの大会に参加するのは、もうシャンプーで決まり――なのだが、ここで神の邪悪ないたずらが発動した。
「……皆さん、ここで悲しいお知らせです」
「……どうした、シャンプー」
「この大会、良く看板を見てみたら年齢制限があるようです。参加出来るのは『17歳以上』とのこと。つまり……」
「……! シャンプー参加出来ないじゃん!!!」
「はい……力、いや年齢及ばす申し訳ございません……」
シャンプーの年齢は16歳、つまりこの大会にはギリギリ参加出来ない。
……なんということだろう、この狙ったかのような年齢制限。
なんで17歳とかいう微妙なラインを狙ったんだ……いじめか。
「……別にそう大した問題ではないんじゃない? 私は18歳だから問題なく参加できるし、私が出ればいい話でしょう?」
「いや! それは……まあ、そうなんだけど……」
「?」
そうする訳にもいかないんです。貴女が参加したらこの集落は今日で終わりを迎えてしまうのです。
……どうする、どう説得すればいい。どうやってこの状況を乗り越えれば良いんだ!?
「……ハルマ、僕から一つ提案がある」
「……なんだ、ジバ公」
「こうなったら、さっきシャンプーが言ってたみたいに……ハルマ、お前が女装して参加するしかない!」
「……はぁ!? なんで!? なんでそうなるの!?」
「だってしょうがないだろ!? 他にどうやってあの子に上手く誤魔化しつつ、参加させないようにするんだよ!!! 他に方法ないだろ!?」
……確かに。
景品が景品故に「参加しなくても良くない?」とは言えない。だが、じゃあシャンプーの年齢を誤魔化して参加するにしても「なんで?」と言われればそれで終わる。
だが、ハルマなら『天才的に料理が上手い』という理由があるので、ここでハルマが参加すると言ってもホムラには違和感を感じさせることはないだろう。
つまり理屈としては何も間違っていないのだ。だが……だが……。
「嫌だぁ……! 女装したくねぇ……!!!」
「我慢しろよ! この集落が壊滅しても良いのか!?」
「それは……良くないけどさぁ!!!」
「……大丈夫。お前が女装してるって分かるのは僕達だけだ。この集落の人達には変に思われないから。……だから、頼む!」
「……うっ、く、くそおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
まさに苦渋の決断。
ハルマだってこんなの嫌で、嫌で、嫌で仕方がないが……人命が懸っているのだ。
流石に投げ出す訳にはいかないだろう。それに、元を辿ればこのイベントを発見したハルマにも責任はなくもないのだ。
ならば……、
「しょうがねぇなぁあああ! やってやる! やってやるよ、コンチクショー!!!」
「ありがとう! ハルマ!」
この提案、泣く泣く受け入れるしかないのだ。
こうして、ハルマはマキラ東について早々女装して大会に参加するという、辱めを受けることになったのだった……。
【後書き雑談トピックス】
今回パロディがてんこ盛りです。
全部分かった人は多分と俺と仲良くなれる。
ちなみになんでこうなったのかというと……前半部分を書いたのが深夜だから。
つまり深夜テンションってことです。
次回 第89話「マッシュルームファンタジア」
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