第55話 賢者の領域

 かの伝承の伝説は今の時代にも繋がれている。

 色として、音として、形として、味として、100年の月日が流れた今もこの世界に残っている。

 100年の月日が流れた今もこの世界に住んでいる。

 声として、文字として、匂いとして、憧れとして。

 そして――人として。



※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



「静かな所だな」


「そうね」


 ハルマがセブンドラコに武勇伝を作ってから早3日。

 現在、ハルマ達は賑やかなセブンドラコとは対照的な静かな森を歩いていた。

 その森に人の気配はない、それどころか獣やモンスターの気配すらほとんどなかった。

 実際、道を歩いていると時たま襲い掛かってくるモンスターも、この森に入ってからは全然現れなくなっていた。


「この森には何も住んでないのかな?」


「いや、そんなことはないよ。モンスターも獣も人も、ちゃんとこの森にも住んでいる。でも、確かに数が少ないのは事実だね」


「なんで?」


「さあ……僕も詳しくは分からない。……あれじゃないかな、ここはかの伝承の賢者が住んでいたと言われる『賢者の領域』だ。だから、こう、無意識的に本能が避けている……とかじゃないかな」


「なるほど。触らぬ神に祟りなしってことね」


 伝承の賢者ことガダルカナルがどんな人物かは知らない。

 ……知らないが、少なくとも自分よりも何段も格上の存在であることは考えるまでもないことだった。

 つまり万が一怒りを買ってしまったらどうなるか分かったもんじゃない。

 それをこの地に訪れる者は皆、どこかで理解しているのだろう。

 だからよっぽどの度胸がある者か、もしくはかなりの変わり者以外はこの地に住み着かないのだ。

 それがこの森がやけに静かな理由だろう。


「ま、気持ちは分らんでもないな」


『失礼だな。私はそんなことをするような人間ではないよ』


「……、……?」


「ハルマ、どうした? 漏らしたのか?」


「違うわ!!! ……え? 今誰かなんか言わなかった?」


「何も……言っていないけど?」


「……ええ? おっかしいなぁ」


 まただ。

 綺麗な女性の幻聴が聞こえるのは、ハルマがこの大陸に上陸してから2度目である。

 しかし、やはり周りには声の主はおらず。

 そしてその声はハルマの耳にしか聞こえていなかった。

 前回は浮かれるあまりの幻聴だと思っていたのだが……今回は別にそういうことはない。

 寧ろ落ち着ているくらいなのだが……。


「ハルマ、確かここに着いた時も同じようなこと言ってたけど……。大丈夫? もしかして何かそういう病気だったりする?」


「そんな病気患ってないはずなんだけどなぁ……。うーん、異世界の空気が肌に合ってないとかか?」


「……あれじゃない、もしかしたらだけどケルトでメチャクチャ呪術浴びたせいで変な後遺症でも出たんじゃね?」


「ああ、なるほど」


 ジバ公の意見は確かにあり得ない話ではなかった。

 なんせ呪術は『呪い』だ。

 命をは助かったとしてもどんな悪影響を及ぼすかなど計り知れない。


「もしそうだとしたら癒術では治せないわね。……もう、無茶ばっかりするからこういうことになる」


「あはは……」


「なら、少し寄り道していくかい? この森を少し行ったところに、良い薬剤師が居るんだ。彼ならその幻聴を治してくれるかもしれない」


「へえ、そんな人が居るのか。えっと……ホムラ、ちょっと寄ってみてもいいかな?」


「良いけど、今後はもうちょっと自分のことも大切に――って言っても貴方はこれからも無茶し続けるんでしょうね……。はあ」


「……」


 と、こうなってもなお変わらぬ調子のハルマに対し、もうホムラは若干諦め気味の様子。

 まあ、それはここに来るまで何度言っても無茶し続けたハルマが全面的に悪いのだが……。




 ―森の小屋―

 そんな訳でハルマの幻聴を治すべく、一行は森の奥へ。

 さらに木の匂いと霧が深くなっていくなか、細い道を抜けた先の開けた場所にその小屋は佇んでいた。


「失礼します。キャメロットのソメイです、入ってもよろしいでしょうか?」


「おお、ソメイさんか。どうぞどうぞ、お入んなさい」


 ソメイががノックと共に呼びかけると、ドア越しに優しいお爺さんの声が。

 この声の主が『薬剤師』だろうか。


「では、失礼します」


 ソメイについてハルマ達も小屋の中へ。

 その小屋は森の中にある小さな木造の建物にしては、結構しっかりとした作りだった。

 内装もかなり綺麗で、至る所に薬草……らしき植物が植えられている。


「お久しぶりです、テリーさん」


「うむ、久しぶりだの。それで……後ろの方々は?」


「彼らは今、共に旅をしている仲間ですよ。その少女がホムラ・フォルリアス、そっちの少年の頭に乗っているスライムがジバ公、そしてその少年が……」


「俺は六音時高校生徒会長代理、天宮晴馬!」


「……?」


「ああ、気にしないでくさい。伝わらないのは分かってますから」


「じゃあ何で言ったの!?」


「……ええと、そんな感じです」


「ははは、これは賑やかな方ですな」


 久しぶりの『六音時高校生徒会長代理』。

 最近言う機会がなかったので、ちょっとスッキリしたハルマだった。


「では、儂も改めて。儂はこの森で薬草を集めながら薬剤師をやっております、テリーという者です。どうぞよろしく。……それで? 今日が何の御用ですかな?」


「はい。実はハルマが最近幻聴が聞こえる……とのことでして。もしかしたら何か呪術の後遺症が出ているのではないか、と思ったのです」


「なるほど。ハルマ殿、少し見させていただいても?」


「あ、はい。どうぞ」


 暫し、テリーはハルマをジッと見つめる。

 聴診器を当てたり、触ったりはしない。

 ただ目で見ているだけだった。

 そのまま1分ほどいろいろな所を見ているテリーだったが……。


「いや? 特に何かあるようには思えませんぞ? 至って健康です」


「え? もう分かったんですか?」


「ええ、見れば分かりますから」


 簡単に診断結果を出してしまった。

 ただ見ただけで分かるとはどういうことなんだろうか。

 そういう魔術でも使ったのか、はたまた卓越した観察眼をお持ちなのか。

 どっちにしろ凄いことだ。

 だが……。


「そうですか……。じゃあ、ハルマの幻聴は一体何なんだろうね……?」


「うーん……」


 これでは原因が分からない。

 病院に行って一番言われたくないセリフ第一位「健康です」を言われてしまった。何か問題があるから行ってるのに、「健康です」と言われるのが一番怖いし面倒なのだ。

 だが、まあだからと言ってテリーに文句を言うのもまたそれは違う。別にそう診断されてしまったのは彼のせいではないんだから。

 故に、ハルマは一人一体どうすべきかで悩み始めた、その時。


「……では、少しここで休まれてはいかがです? 健康とは言いましたが、少し疲れている様子ではありましたから。もしかしたら疲れが原因かもしれません」


「ああ、それは確かにあるかもしれないわね。こないだ船で『癒されたい』って言ってたし」


 テリーが一つ意見を出してくれた。

 ……なるほど、疲れか。

 確かに脆弱最弱ハルマなら、そろそろ旅疲れが出てきてもおかしくはあるまい。まあそれでも幻聴が聞こえるレベルの疲れって言われると結構ヤバい気もするが……。


 ……と、まあそんな訳で、どちらにしろ多少疲れがあるのは確かなことでもあるので、しばらくハルマ達はこの小屋で休ませてもらうことにしたのだった。



※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



「なるほど、これはいいや」


 ごろんとふかふかな草場に寝ころび、すぐさまハルマは全身で理解した。

 この賢者の領域、休むには絶好の場所である。

 何故ならモンスターは出ないし、空気は美味しいし、何処見てもすげえ綺麗な自然が目に映るし、料理の野菜は新鮮だし、騒がしい騒音も聞こえない。

 ハルマは疲れという汚れに満ちていた心が浄化されていくような気がした。……凄く、気分が良い。


「はぁぁぁ……。こうやって木の間から差し込む日光を浴び、爽やかな風を浴びて昼寝とか……。最高過ぎるでしょうよ……」


 本当にとても落ち着く。

 別に賑やかな雰囲気も嫌いではないのだが、こういう穏やかさも結構悪くない。それにこうやって落ち着いていると、心なしか頭も良くなっていくような気がする……。


「……56×23は? ……、……うん、分かんない。頭良くなってねえや」


 無理でした。残念ながら大きな数字の暗算を即座に出来るほど賢くはなっていませんでした。

 無念。


「……、……」


 さて、その後もしばらくはそうやって落ち着いていたハルマ。

 ホムラ達も各々自由に休憩しているので今ハルマは一人。つまりしばらくはこのまま一人で好きなだけ自由にのんびりすることが出来る――


「……うん、ダメだ。やっぱりこういうのは俺の性に合わない」


 ……のだが、思いの外早くのんびりタイムを終了させるハルマ。どうやら何もしないでのんびりしている、という状況の違和感に耐えられなくなってしまったらしい。

 まあ、元々ハルマはどちらかと言えば働き者な方ではあるので、それも無理のない事なのかもしれないが。


「やっぱね、時間があるならその間に何かしておきたい、そんな風に思うハルマさんなのでした。……で、それじゃあ何しようか。何か良さげな仕事があれば良いんだけど……、……お? あれは……?」


 てな訳で仕事を探して周りを一周ぐるっと見渡してみるハルマ。

 すると、小屋の隣に置かれた大きなバケツを発見した。……どうやらその感じからして、これは生活用水などの、この小屋で使う水を貯蓄しておく為のバケツのようである。


「なるほど、水道管がないと水もこういう風な管理の仕方になるのか……って、もうほとんど水入ってないじゃん。……やれやれ、しょうがないな。良し! それじゃあここは一つ有能なハルマさんがこっそり汲んでおいてあげようじゃあないか! ……暇つぶしにもなるしな」


 ……一体、当初の目的だった休憩はどこへいってしまったのか。

 ここに留まった理由をすっかり忘れたハルマは、早速頼まれてもいない仕事に取り掛かるのであった。




 ―森の奥の湖―

「ほわぁ……これまた絶景だな。……シシガミとか出てきそう」


 そんな訳でハルマはしばし水辺を探し回った後に、森の奥にひっそりと佇んでいた一つの湖を発見。それは水面は鏡のように輝き、差し込む日差しがまるで宝石のようにキラキラと輝く美しい湖であった。

 その雰囲気を例えるのであれば、それはまさに神聖……なんて言葉がぴったりである。


「この水も身体に良さそう。これ、富士の天然水とかよりよっぽど効果あるだろ」


 てか、売れば普通に商品になりそうな気がする。

 ……まあ、売らないけど。それにそもそもそんな稼ぎ方をするくらいなら、まずこないだのカジノのお金を返したりしていない。


「さて、それじゃあこれを汲んで帰りますかね。……っと!? うおお……い、意外と重いな……!?」


 両手に持っていたバケツに水を汲み、そのまま立ち上がったハルマはその重さに一瞬バランスを崩しかけてしまう。

 てっきり、水汲みなんて小学生時代の掃除で慣れたものだと思っていたハルマだったのが……。なるほど……どうやら、木で出来た質素なバケツだと割といい感じの重さになってしまうらしい……。

 

「う、くっ……く、くそ……! この……バケツくらい……持ち上げてみろよ、この貧じゃ……、――!?」


 だが、それでもハルマは重さを我慢して、えっちらおっちらと一生懸命にバケツを運んでいく。……のだが次の瞬間、突然ハルマをまるで地面がなくなったかのような感覚が襲った。

 まるで床に敷いていたマットレスを、まだ立っているのに思い切り引っ張られたかのようなこの何とも言えない感覚。果たしてこれは一体、何が起こっ――


「なッ!? これは森の天然トラップ、コケ!!! しまった、つい油断して――って!? とか言ってる場合じゃない!?」


 足元に見えたコケに狼狽えるハルマだったが、よくよく考えると実は自分は今それよりもさらにヤバい状態にいることに気付く。

 だって、今ハルマはコケに足を滑らせ絶賛背後に向かってすっ転び中。だが、今そんなハルマの背中を受け止めようとしているのは力強い地面ではなく……、


――ヤバい! このままだと落ちる!!!


綺麗な綺麗な湖なのだから。


――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


そしてハルマはそのまま何の抵抗も出来ず、真っすぐ背中から湖へダイブ。

こうして天宮晴馬は2回目の人生の幕を閉じたのであった……。 



















 ―???―

「……?」


 ……なんて、まあ実際にはそのまま死亡するなんてことはなく。

 気が付くとハルマはおかしな場所に倒れていた。そこは湖の中ではなく湖の外でもない、先ほどまでとは違う見覚えのない広い広い景色。

 そして、そんな景色と共に足下には先程までは一粒もなかった砂がずっと地面に広がっている。

 ……大量の砂に囲まれた広い場所。つまりここは――、


「砂漠……?」


 そう。何故かハルマは湖に落ちた結果、見知らぬ砂漠に辿り着いてしまったのである。……訳が分からない。……しかも、よく見ればこの砂漠はどうやら普通の砂漠でもないようだった。


 では、この砂漠のどこが一体普通ではないのか。

 まずその一つとして全然暑くない。だが、かといって寒い訳でもなく砂漠にあるまじき過ごしやすい環境なのである。

 そして、さらにこの砂漠は不自然なまでに深い霧が辺りを包んでおり、不可思議な雰囲気をより一層強く漂わさせていた。


「……どういうこと? え、何? ここ……どこ?」


 この訳の分からないにも程がある状況に、ハルマはもちろん大混乱。

 だがそれでもどうにかこの状況を切り抜けようと、しばしその場に座りこんでいろいろと思考を巡らせてみる、が……。


「ダメだ、全然分からん……。……、……とりあえず、何かないか探してみるか。ここにずっと座ってる訳にもいかないしな……」


 結局何にも分からなかったので、とりあえずハルマはこの謎の砂漠を探索してみることにしてみた。正直、どっちに何があるのかも分からないが……まあ、このまま座っているよりはマシだろう。

 と、いう訳で手掛かり求めてハルマの砂漠探索開始である!


 ……それはそれとして、びちゃびちゃの状態で砂浜に投げ出されたから砂がくっついて、さっきから気持ち悪くてしょうがない……。



※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



「……」


 砂、霧、砂。


「……」


 砂、霧、砂、霧、砂。


「……」


 砂霧砂霧砂霧砂霧砂霧砂霧砂霧砂霧砂霧砂霧砂霧……。


「うぬあああ!!! 何にもない!!!」


 さて、そんな訳で手掛かりを求めてしばらく砂漠を歩き回ってみたのだが……歩いても歩いても見えてくるのは砂と霧ばかり。

 もう、殺風景過ぎて嫌になってくるレベルだ。


「何なの!? そもそもここ何処なん!? なんで湖に落ちたらワープするの!?」


 と、あまりの変化のなさにここに来て根本的な疑問を叫ぶハルマ。だが、そんなことを叫んでも誰も答えはしない。

 ……あと、さっきも言ったが濡れた身体に砂がくっついて気持ち悪い。霧だらけのせいか時間が経っても全然乾かないのである。


「ああ、どうしよう……。早く戻らないとまたホムラにどやされる……。でも帰り道が分かんない……」


 積もり行く絶望感。

 だが見渡しても、見渡しても、あるのはやはり砂と霧ばか……ん?


「……、……!? え、あれぇ!? い、いつの間に出てきたよこの搭!?」


 と、思っていたらふと背後に振り替えると、そこにはいつの間にか見知らぬ建物が立っていた。

 それは……天を貫くが如き巨大な塔。荘厳であり、それでいて神秘的な塔雰囲気を持った搭がいつの間にかハルマの後ろに佇んでいたのである。


「……なに、このリアル『砂上の楼閣』。実現しちゃったらこのことわざ死んじゃうじゃんか……」


「まあ、そのつもりで作ったからね」


「……、……え?」


 と、ふとした何気ない独り言に返ってきた予想外の返事。もちろんハルマは返事が返ってくると思っていなかったので、その驚きを隠しきることが出来なかった。

 ……だが、実はハルマが驚いた理由は返事が返って来たことだけではない。そのもう一つの理由として……ハルマはこの声知っていたのである。

 では、一体これは誰の声だったのかというと――、


 ――この声、あの声と同じだ!


 そう、あの幻聴の綺麗な声と全く同じ声なのである。

 それはまるで鈴のよう音のな綺麗な女性の声、そんな美しい声がハルマの独り言に返事をしたのだ。


「昔言われたんだよ、そういうのは『砂上の楼閣』って言うんだって。それが悔しくてね、だから砂上に楼閣を作ってみたのさ」


「……なるほど。じゃあ、そんな君に俺の思った感想を一つ言っていいか?」


「どうぞ、何なりと言ってくれたまえ」


「馬鹿かお前は」


「……」


 ……何故だろうか。ハルマは不思議とその声に警戒心を抱かなかった。

 弱いぶん敏感なハルマの本能でさえ、相手は敵じゃないと判断したのだ。……ハルマの無警戒のスキルに当てられた人もこんな気持ちだったのだろうか。


「慣用句をマジで実行するんじゃないよ。まあ俺も昔二階から目薬入れようとしたことあるけど」


「それは本当かい?」


「マジだよ、大マジ。出来るかもしれねえだろってムキになってな」


「なるほどね。それで、結果は?」


「成功するとでも?」


「あはは、そうだよね」


 聞こえるの声は霧の奥から。その姿を見せることはなく、その声だけを響かせてハルマと会話を続けていく。故に、相手の姿はハルマにはまるで分からないのだが……でも、だからこそハルマは――

 


「……んでさ」


「?」


「君は誰なんだ?」


 とても根本的な質問を。


「……おっと! これは申し訳ない、一番肝心なことを忘れていた」


「……」


 すると、質問を受け声の主はその問いに答える為、タタタ霧の中から駆け出してくる。

 軽快な足音を鳴らし、深い霧を切り裂いて現れた声の主……それは長く綺麗な金髪と吸い込まれそうな碧眼を持った少女であった。

 そして、少女はまずハルマに恭しく一礼。そして子猫のようないたずらっ気に満ちた表情をその顔に浮かべ一言。




「それでは僭越ながら自己紹介おば。……私の名前はガダルカナル、人々からは『伝承の賢者』なんて呼ばれている、しがない可憐な世捨て人さ」




 自らを『賢者』と名乗った。





【後書き雑談トピックス】

 探せば一個くらいは実現出来る慣用句もある気がする。



 次回 第56話「伝承の賢者」

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