第24話

蓮 side



小林……尻に敷かれてんなぁ(苦笑)

「莉花!……"お姉さん"って、絃くんのお母さん?」

日陽がそう聞くと

「うん、そうそう。ワカナさん、とても良いヒトだったの( *´艸`) 上の女の子たちが8歳で、絃くんは3歳だから、歳はちょーっと離れてるんだけど(苦笑) 双子ちゃんの"育児"してたら……そりゃ、そうなるよね(苦笑)」

と莉花さんは答えた。

「確かに!そうなるよね(苦笑) 私なんて"育児"出来ないからなぁ(苦笑) ……蓮、ごめんね(苦笑) 」

と日陽……え?

「ちょっ、"ひなたん"……"逆プロポーズ"っすか?」

と小林から当然の"ツッコミ"が飛んだ。

「え?あ……違うの!(苦笑) "現時点"では蓮だから……そう言っちゃったの(苦笑)」

日陽の"言い訳"を聞いて、

「……ふっ、まぁ……良いけど?(苦笑) 俺の両親と妹も"好感触"だったし、何より……俺、日陽のご家族に気に入られちゃったみたいだしな。」

と言うと

「夏生!私たち、"成就"の瞬間を見ちゃったよ( *´艸`)」

と莉花さんが言った。小林も

「そっすねぇ!"ご利益"ありますかねぇ?」

と言っているし……なんだかんだ"似た者カップル"だよなぁ(苦笑)

「え?ちょ……違うって(笑) 蓮からも何か言ってよぉ……」

え?無理難題!!(笑)

「……あ、日陽……星野源のFANじゃん?」

「え?うん……」

「"紅白"で何唄うんだろうな?」

そう言うと

「ちょっ……それは気になるケド、話変えすぎでしょ?(苦笑)」

と日陽に言われた。え?

「ホントにぃ……何唄うんだろうね?"ひな"的にはなんだと思う?」

と莉花さん……え?そこ広げる?

「うーん……今年はリリースしてないからね(苦笑) どうなんだろう?あ、でも……『司会の大泉さんとの"絡み"見たいから、[SUN]が良い♪』って意見をInstagramで見たよぉ。」

日陽がそう言うと

「あ、もしかして……[SUN]のコト、[よん]って言うヤツ?(笑) 私も観たーい♡ それよりも……もう1人の司会者のふみちゃんと出場歌手:aikoとの星野源の"元カノ"たちの"ドロドロ絡み"が観たかったのに、今年はaiko……出場しないんだよねぇ(苦笑)」

と莉花さんは言った。え?



「え?何言ってんすか?先輩(苦笑)」

え?

「……そんなコトより、さっきの"グループLINE"に送りますね♪各自ご確認ください。」

小林にそう言われて、確認する。

「夏生、ありがとう。お母さんたちに見せよー。」

「夏生くん、ありがとう。私もお母さんたちに見せよ♪ あ、彩佳さんにも送らなきゃ!」

「"ひーな"、『アヤカさん』って……蓮くんの妹さん?」

「うんうん♪ 彩佳さん、蓮の3個下だから……私の弟とも夏生くんとも"同い年"なんだー。明るくて、大好き♡ お父様が彩佳さんのコト、"天真爛漫"って言ってたよ☆」

「ふーん……あ、蓮くんのコトは?」

「んー……蓮のコトは『"優しい"だけが取り柄』って言ってたよ♪ お母様がそう言ってたって。」

日陽がそう言うと……

「ぷっ、くくくっ……」

と莉花さんと小林は爆笑し出して(笑)

「ふっ、ご両親にそう言われるって……先輩、哀れ(苦笑)」

と小林……え?

「もー、夏生……ホントのコト、言わないの!(笑)」

え?もー、ホントに"似た者カップル"(笑)



日陽 side



カロンコローンカランコローン♪



あの日から1年とちょこっと経った、2022年春初旬。今日は私と蓮の結婚式💒 あれから、何の揉め事もなく"穏やかに"付き合っていて……今年の星野源さんの誕生日に"入籍"した。因みに……私の"障害"もあるので、"アットホーム"な式にしているのです。

「"ひな"、おめでとう。ご招待ありがとう😊」

「あ、莉花。来てくれたんだね、ありがとう。……ふふふっ、お腹だいぶおっきくなったね( *´艸`)」

莉花は先々月に"デキちゃった結婚"をした。もちろん"お相手"は……

「もー、莉花!先に行かないの!『転んだらどうすんのか?』って心配になるでしょ!」

と夏生くん……そうなのです!莉花と夏生くんは今やもう"夫婦"なのです♡

「ふっ、小林……心配しすぎて、ハゲそうだぞ(笑)」

蓮が言うと

「せんぱーい……最近抜け毛が増えて来てて、心配してんですから……言わないでくださいよぉ(泣)」

と夏生くんは言った。

「しっかし、先輩……よく決断しましたよねぇ。仲良いんで、言いにくいんですけど……"障害"のあるお嫁さんなんて(苦笑)」

あ、そうなりますよね(苦笑)

「ふっ、なんでよ?日陽はとっても良い子だし、"障害"とか関係なく好きだったからさ……"プロポーズ"したの。」

そう言った蓮の言葉が嬉しくて、

「蓮……ありがとう。嬉しい♡」

思わず涙してしまう。

「もー、泣かないの!メイク落ちちゃうでしょ(苦笑)」

蓮はそう言ってた("ウォータープルーフ"なんだけど。苦笑) "障害"を負ってから、"恋愛"や"結婚"を諦めていた。『こんな私でも"幸せ"になれたんだよ( *´艸`)』と世界中のみんなに教えてあげたい。


-fin-

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ある車掌 ゆき @kuma0896

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ