第6話

莉花 side



「おはよう、"ひな"。昨日はLINEありがとね。月本さんとお付き合いするコトになったなんて……私、ビックリ!」

「莉花……私もビックリしたよ(笑) 夏生さんとお付き合いするなんてさー。」

「ふふふっ、私ね……このまえの帰りにね、夏生とキスしちゃったの♡」

「え?」

「あのね、このまえウチまで送ってくれて……別れるトキに『ちゅっ♡』って。月本さんは"ひな"のコト、大事にしてくれそうだね♪("進み"は遅そうだ。苦笑)」

「うん♡ まぁ、告白されたあとに『あ、俺も小林と同じく"1人暮らし"です。』って言われたトキには正直戸惑ったケドね(苦笑) まぁ、私なんて……莉花みたいに"スタイル"良くないし(苦笑) それこそ、"くまモン"みたいだもん(苦笑)」

「もうっ、"ひな"……そんなコトないでしょ?(笑)」

「それにね……私の"下着"がさ(苦笑) 上が"ブラトップ"なのよ(苦笑) ホック付けれなくて(苦笑)」 

「ちょっ、"ひな"……まだそんな深い仲になってないでしょ?」

「ん、なってないケド……あ、"朝礼"行こ。」

"ひな"にそう言われて、"朝礼"の場に向かった。



夏生 side



「せーんぱい。おはようございます。今、日陽さんと一緒でした?」

「ああ……あ、俺ら昨日から付き合い始めたんだわ(笑)」

「え?あー、そうなんですか?」

「ああ……オマエこそ、莉花さんとどうなんだよ?」

「あー、何もないですケド……あ、あったわ(苦笑) このまえの帰りに莉花さんのコト、ご自宅まで送って行ったんですケド……別れ際にキスされちゃいました。」

「え?"展開"はぇーな。」

「ふっ、先輩と日陽さんの"進展"も楽しみにしてます♪」

そこで、会社に着いた。



昼休みに莉花さんにLINEして、帰りに駅で待ち合わせるコトになった。

「夏生!お待たせ。」

と言って、莉花さんが走って来た。

「莉花さん……お疲れさまです。」

「そういえば、聞いた?月本さんと"ひな"、付き合い始めたみたい♪」

「あー、聞きました。莉花さんが"犠牲"になったかいがありましたね♪」

「"犠牲"って(苦笑) 私、夏生のコト……本気で好きだよ?……ねぇ、今日家行っても良い?」

え?

「や、ダメではないですケド……もっと自分のコト、大切にしたほうが良いですよ?(苦笑)」

「うん……でもね、私が夏生に抱かれたいの!」

え?

「ちょっ、莉花さん……そんなおっきな声で(苦笑) じゃあ、とりあえず行きましょっか?」

そう言って、手を繋ぐ。頭の中で"避妊具"あったかなぁ?と考える俺……(結局抱きたいんじゃん。笑)

「莉花さん……」

「んー?どうしたの?夏生?」

「ホントに良いんですか?」

「うん♡ いーの。私ね、"ひな"に気ぃ遣ったみたいに思われるの嫌なんだ。私が幸せにしてれば、良いかなぁ?って。」

「俺……そんなに"テクニック"ないっすけど、大丈夫っすか?」

「うんっ、そこは拘ってないから……大丈夫。」

え?

「ただ……」

「何すか?」

「……優しくしてね♡」

その"破壊力"ヤバいです!

「それはもちろん!……あ、駅着きましたね。」

そう言って、2人で降りた。

「あ、夏生!」

「ん?なんですか?」

「先に母に連絡しとく。彼のウチに寄ってくって。」

え?

「お母様に、ですか……俺の存在知ってるんすか?」

「うん♡ 『年下の"彼氏"が出来た』って、このまえ話した。」

「え?あー、そうなんですね(苦笑) じゃあ、帰り送って行きますね。ご挨拶もしたいし。」

「え?いーよぉ。挨拶なんて(笑)」

「そんなワケには行かないでしょ?あ、コンビニ寄って来ますか?」

「あ、うん。"セブン"だね☆ 私ね、"セブン"の"スイーツ"好きなんだ♪[この恋、あたためますか]の"シュークリーム"( *´艸`)」

莉花さんと店内に入る。

「莉花さんもアレ、観てるんですね。……ん?莉花さんって、あの"石橋静河さん"がやってる役と似てますよね?"性格"とか?」

「え?あー、そうかな?まぁ、"ひな"がキキちゃんみたいな"性格"してるしね(笑)」

「あー、確かに!先輩は……"浅羽社長"みたいな"性格"はしてないっすけど(笑)」

「月本さんはもっと"庶民的"だよね(笑)」

「あ、"シュークリーム"と何か飲み物……」

「あ、私……コレ♪『マウントレーニア』の豆乳のヤツ、よく買ってるんだ♪」

「じゃあ、それ2つと"シュークリーム"2つで。俺、会計してくんで……待っててください。」

そう言って、レジに向かった。会計を終えて、

「お待たせしましたー。」

莉花さんのところに戻る。

「え?あ、うん……」

「どうしたんすか?」

「や、ね……コレって、夏生のウチにある?」

そう言った莉花さんの手元には"避妊具"が……

「あー、たぶん……」

「それでもね、誰かとの"使い掛け"とかでしょ?それは嫌だなぁ……と思って(苦笑)」

「え?あー、莉花さん……ワガママだなぁ。会計してくるんで、待っててください。」

莉花さんの手元から取って、レジに向かった。

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