第13話 水泳の授業 part1
「とうとうこの日が来たか!」
「どうしたの、みくりお姉ちゃん朝からテンション高いね」
「今日はなんたってプール開きなんだ」
「うわぁ、お兄ちゃん最低~」
「おい、こんな時だけお兄ちゃん扱いするのは卑怯だぞ。」
「間違ってないでしょ。しかも、それを妹にいう変態な所は私の中ではみくりお姉ちゃんではないから」
「いやいや、そんなこと知らないし」
と朝から妹と変態…いやプール開きの話をしていたら時間がなくなってきたので、これくらいで打ち止めにして学校に行った。
「おはよう、真城さん。今日も早いね」
「おはよう、花園さん。べ、別に今日早く目が覚めただけだから」
といつもの挨拶も終わりそれから少し話していた。
そして、一時間目が始まる……
そう待ちに待った授業であるプール開きである水泳の授業なのである。
なので担任である伊藤先生の誘導に従い、移動を始める。
そして、更衣室に着いたら伊藤先生はここでさよならなので
「では、ここで着替えて部屋の中からプールに繋がるドアがあるのでそこから直接行ってください」
「わかりました。先生は水泳の授業参加しないんですか~?」
「し、しないよ。僕は男だからね。水泳の授業は間先生が見てくれるからしっかりねみんな」
「はーい」
僕は更衣室に最後に入った。
扉を閉めるとき、去っていく伊藤先生の後ろ姿が見えた。
わかってるよ。先生の分も楽しんでくるから安心してくれ。
と心の中で先生に言ったが多分届いてないだろう。
そして、僕は男でありながら更衣室に女子が水着に着替える更衣室に入っていくのだった。
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