第22話 初めまして双子ちゃん

「∀ÜAỦω▽^╬」


「―/‐~~§!!」


……ん~何?何か知らない人の声が聞こ……あっ!


私は、目を開くとそこには知らない天井では、なく、知らないモフモフだった。


「もふもふ……」


……何でもふもふが?……あ~そういえばここは日本じゃないんだった。


私は、起きると目の前にいたのはモナだった。


ふと、昨日助けた2人のベットを見ると、もう起きていて2人で体を抱き合って縮こまっている。


そこには私がよく知る恐怖の目。


「おはよう。」(にっこっ)


私は、挨拶をする。すると、2人は……


「あの、貴方、は誰?」


「あの、ここ、何処?」


まぁ、そうだよね。と言うか、喋り方大丈夫かな?


「お話は、後で良い?お腹空いたからご飯食べたいな。」


「「わ、わかりました。」」



私は、ベットから出てキッチンの方へ行く。


ん~朝から何にしようかな……


今日の気分は、甘い系だな~


甘い系の朝ごはん……パンケーキ、ハニートースト、フレンチトースト、フルーツサンド、普通のパンにジャムやソースをかけるやつ……でも、植物……フルーツ……バナナとか?


ん~バナナでは……ヨーグルト無いかなー?


「モナー?ヨーグルトってこの世界植物としてあるかな?」


「ヨーグルト……ですか……この世界にヨーグルトっと言うのは存在しませんが、神々の世界でたくさんありますよ。貰ってきましょうか?」


え?!皆の所……良いのかな?図々しくないかな?


「えっと……図々しくないかな?私」


「大丈夫ですよ!逆に頼って貰えて嬉しいわ~っとか言いますよ。」


「そうかな?じゃあお願いしても良い?」


「はい!直ぐに戻ってきますね!」


「行ってらっしゃい。」


モナは光に包まれ、その場から消えた。


チラッと双子ちゃん達を見れば、口をあんぐりあけて2人で抱き合わせて見ている。


ふふっ、面白いな~


なんだろう……例えで言うと、失礼だけどシーラカンス見たいな?


私は、そんな変なこと思っている間にバナナを神糸でスパスパ切っていた。


いや~楽だね!糸に絡ませて宙に浮いてもらってるから、まな板、包丁いらず!


はたから見たらバナナが宙に浮いて、勝手に何故か切れてる感じだよね(笑)


バナナも切れて、糸の練習になって一石二鳥!


バナナの他にもイチゴと、ミカンを剥いて……


なーんてことやっていると、モナが帰ってき~……お姉ちゃん連れてる……どったの?


「おはよう~ナナ~。拾い物したらしいの~」


「おはよう、お姉ちゃん。うん、後で事情聞くんだけど、どうしたの?」


「私達の妹に関わる人間は、大丈夫か見定めに来たのだけれど~……うん!大丈夫そうで安心だわ~ナナのような綺麗だけど、やるところはちゃんとやれる子って感じ……うんうん……あ、私は、もう戻るわね。またね!」


お姉ちゃんは何かぶつぶつ言って私の頭を軽く撫でて消えちゃった。


「?」


「ご主人様!こちら日本のヨーグルトでございます!ついでにハチミツなども持ってきました!」


「あっ!ありがとう!モナ~」


私は、木の器に入れていく。


ヨーグルトに~果物ゴロゴロに~ハチミツかけて~


うん!美味しそう!


私は、4人分フルーツヨーグルトとスプーンを用意して、テーブルに並べる。


「朝ごはん出来たよ~。おいで~」


私は2人と、モナに声を掛ける。


一瞬2人は ビッグッ てして、私を様子見る。


モナは、


「ご主人様の手料理~」


とかなんとか言いながらこっちに来る。


「手料理って言うほどなにかした訳じゃないけどね。2人共食べながらお話するから来てもらわないと困るな~」



「「……コク」」


2人は布団から降りて、こっちに来る。


「手、出して」


「「?」」


2人は、不思議に思いながら両手を出す。


綺麗にするもの……


すると、2人の手が軽く光ってすぐに元に戻る。


2人は、(・・。)?(・・。)? て感じで私のことを見る。


「スキルだよ……手を綺麗にしたの。2人共手汚かったからね……ここに座って。」


「「……コク」」


あ、分かってくれたみたい。良かった。


私は、椅子に座ってモナをテーブルに下ろす。


「このヨーグルト……って知らないか……これ、果実と一緒に食べて。美味しいから。好きなだけ、おかわりしていいよ。」


「いい、のでしょうか。」


お、やっと話してくれた。


「うん、食べて。」


「わかりました。ですが、どうやって、食べるのか、分かりません。」


「……甘いの、平気?」


「「はい」」


「良かった、じゃあ、少し、食べてみて。」


私は、スプーンでヨーグルトをすくって2人にアーンする。


「「?」」


「口、開けて。」


パカッ×2


開いたので、私は、スプーンを口の中に入れる。


「食べて。」


パクン



「どう?」


「甘い……」


「美味しい……」


よかった~これで不味いって言われたらどうしようかと思った。


……?心なしか頬が赤い気が……?


「ご主人様!ずるいです!私にもアーンしてください!」


「え?良いよ~……はい、アーン」


モナは今は手の平サイズになっているので、お口が小さい。


私は、ゆっくり零さないように口の中に入れる。


「どう?」


「美味しいです!」


「良かった……モナも食べれるね。」


私は、2人の方を向いて言う。


「これ、食べれるだけ食べて?」


「いい、の?」


「良いよ」


そう言って私は、ヨーグルトをちょっとすくってモナに食べさす。


モナは、くちばしであむあむと食べてて可愛い。


私も食べる。うん、美味しい……


チラッと2人を見ると必死にモグモグと食べてる。


可愛いな……2人とも姉妹かな?銀髪の青緑色の瞳……


綺麗……


パッと見私と同じか年下か?って感じ……

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