第15話 予想当たっちゃいましたか……

お風呂から上がった。


とっても気持ちよかった。


日本の家では、ホテルみたいなカーテン越しにトイレとお風呂があるタイプで、浴槽にシャワーがあるから浸かれないんだよね。


私は、着替える最中、誰かに見られている気がしたけど周りを見ても誰もこっちを向かないから勘違いだろうな。


私は、用意してもらった着替えを着替えようか、迷ったけど辞めといた。


これ以上ここの物を取ってしまうのは、流石に嫌だ。


私は、綺麗にするもの、で体操服や下着を綺麗にして、着る。


ふぅー さっぱり 気持ちよかった。


髪は、部屋に戻ってから乾かそう。


私は、急いで着替えて部屋に戻った。


スキルをチェックしなくては。


「モナ、もう出てきてもいいよ」


「ご主人様!」


私は、出てきたモナを撫でる。頭の綿毛。それから首周り……お腹……


モナは、気持ち良さそうに目を細めて、もっともっとって擦り付けてくる。


「も、モナ。そろそろ良いかな?」


「はっ!すみません!あまりにも気持ちよくて……」


「良いよ。気持ちよかったなら。」


「っ!///」


私は、照れてるモナを膝に乗せて、スキルをチェックする。


「ステータス」




ステータス


如月奈々葉(きさらぎ ななは) (14) Lv5


職業 学生 アサシン


HP 6009/6172 MP 5163/7336 幸運77777777


スキル


料理 徒歩 洗う 祈り 闇隠れ 隠密 協力 体術 魅了 ショット 闇魔法 空間魔法 言語理解

妄想(new)


称号


始まりの神の加護 大地神の加護 恋愛神の加護

地母神の加護 暗黒神の加護 光の神の加護

武神の加護 豊穣神の加護 綺麗にするもの 植物を生やすもの アサシン




異間


・揚げる前のポテチ×15

・異界の制服×1

・折れた木×1

・神糸×1

・神針×1

・トイレ壺×3

・簡素なベット×3

・簡素な勉強机×3

・簡素な勉強椅子×3

・ランタン×3

・簡素な衣装ケース×3

・曇っている姿鏡×3


従魔


神獣 モナ




……命狙われていたら勝てるかな?……いや、私には、モナと、神針と、神糸があるんだから、大丈夫だよね。


って言うか、謎の壺ってトイレだったんだね。


汚っ!


「モナ、ずっと一緒にいてくれる?」


「ご主人様!私の事をご主人様が嫌わない限りずっと一緒ですよ!」


「ありがとう」


「いえいえ!」


そうやってモナとお喋りしたり、スキルを確認してみたり、もふもふしたりと、あっという間に就寝時間だった。


「たっくやってらんないよ~。スマホも無いのに……宿泊学習か?って話」


「それな~」


そんな声が部屋の外から聞こえた。


多分今9時くらいかな?もし私が勇者の1人を狙っていたら何時くらいに行く?


9時に寝て、直ぐには、寝ないだろうから1時間位待つか。誰か起きてても、ほとんどはLv1のはずだから来るなら9時半~10時あたり……


はっ!ダメダメ。完全に違う人っぽくなってる。


ピロン


スキル『切り替え』を習得しました。



……切り替え?


スキル『切り替え』


能力 場面にあった性格、思いを切り替え出来る。常時発動可



……おぉう。そこまで……いや、学生は、切り替えが大事って言うし……


うん、うん。大丈夫。ちょこっと私っぽくなくても、私は、私。


「(ご主人様、色々悩み過ぎて百面相になってる。可愛い///)」


そんなナナハ(ご主人様)を優しく見守るモナ(従魔)であった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る