第5話 ✨💏✨✨

 僕の欲しいモノは……。


「ラブリだ❗❗」


《え……、私❓》



「うん……、ずっと考えていたんだ。

 何がクリスマスのプレゼントに相応ふさわしいのか。

 もちろん車もマンションも……、欲しいけど……

 それよりも、が見つかったんだ」



《その答えが、なの❓》



「うん……、この一ヶ月間、ラブリと一緒でたのしかった。もうラブリの居ない生活なんか考えられないよ」



《ラブリなしじゃいられない身体になってしまったのねェ……》 



「あ、ああァ~…、そうだよ」

 悔しいけど、この一ヶ月間、ラブリ以外の女性は誰も見えない。



 こんなに恋い焦がれた事はない。



《フフ…、でもダメなの。それは》



「え、どうしてェ……」


《ラブリちゃんは、DTボーイみんなのモノだから》


「え、そんなァ~…」



《じゃ、代わりに、この【幸運のリング】をあげるわ》


「え……」見ると僕の指に指輪がつけられていた。



《いつか、その【幸運のリング】がラブリとポーを引き合わせてくれるわ。じゃァ~》

 いつの間にか、ラブリの元にはトナカイがいた。



「ま、待てよォ~ ラブリ❗❗」



《ポーと暮らしてラブリも愉しかったよ。

 ずっと、ポーと一緒に居たかった》

 


「待てッてェ……」


《ポー✨ じゃァ最後に……✨😚✨💕》

 ラブリの唇が僕のモノに……。



「ン……✨💏✨✨」二人の唇が重なった。



 初めてのキスだ。

 天にも昇るような気分だ。

 


 だが気づくと、ラブリの姿がなかった。


 

「ラブリィ~ーー……😭💦💦」

 何度も叫んだが、彼女が戻ってくる事はなかった。






 それが、ラブリとの別れだった。


 


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