第4話 僕の欲しいモノは

 ラブリと一緒に暮らすと毎日が刺激的でワクワクした。

 まるで、本当のリア充のようだ。



 光陰矢の如し。

 たのしければ愉しいほど時間が経つのが早い。

 そして、ついに今日はクリスマスだ。



 不意に、ラブリが僕を見つめた。


《ねぇ~、ポー✨😌✨✨》



「あのねぇ……、ポーじゃないよ❗❗

 アユムだってェ、僕は❗❗」


《構わないわ。ポーで❗❗》

「いやいや、こっちの科白セリフだろ」



《決まった❓ プレゼント》

「え、プレゼント…… クリスマスの」



《そうよ。二十歳のDTボーイは、一生に一度だけ願いが叶うのよ❗❗》


「はァ~😔💦💦」


《クリスマスまでに決めときなさいッて言ったでしょ》


「うン…😔💦」あれからずっと考えていた。


《じゃ、フィギアで良いかしら❓》


「良くないよ。別に、フィギアなんて収集あつめてないし」



《じゃ、何がほしいの》



「何ッてェ…… 別に」

 ラブリと暮らすようになって、さんざん考えた結果、僕の欲しいモノのは……。





 決まっている❗




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