第21話実籾での思い出

 私が習志野に移住した年は習志野高校が甲子園初優勝で町中が沸いていたが、特に大久保商店街は大騒ぎ状態で、当時は大久保に高校が有って、後に実籾に場所を変えたが、実籾は当時日立製作所等あって、町は賑やかであった。

 夜のスナックや居酒屋も多く、仕事かえりなどはアパートに戻らずに良く一杯やっていたものだったが、仲良くなったスナックのマスターとアパートで麻雀をやったものだが、マスターの麻雀の腕前にはビックリしたものである。

 毎日のように通った駅に前に有った居酒屋では、その後独立するときの従業員を二人も見つけたり、年中そのあたり流しているギターの流しには、いろいろな歌を教えてもらったり、本業の梱包の仕事の話を聞いたりしたものだ。

 そんな中でも記憶にしっかり残っているのは、12時くらいまで飲んでから、おかみさんの娘と仲間と私の仲間二人で千葉神社に夜桜見物に出かけたことだ!

 4人ともすでに泥酔状態で、夜桜にお店からお酒一升瓶を持って行ったが、公園の傾斜地で転がりながら飲んで、私はとうとう酔いつぶれてアパートに着いて残りの三人で部屋に入れたらしいが、朝になっても目を覚まさず人生で初めてで最後の3日

酔いなるものを体験したのである。

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