第5話

(今回は霞碧目線です)


 私は霞碧。皇宮とかでまぁ色々とやってる。

 今日は珍しく指令入らないし残ってる資料でも片付けるか…


「隊長!今日は仕事休みでしょうが!何してるんですか?!」

 …こいつは嶽。私の側近で騎士団副団長。

相変わらず朝からうるさい。


「何って…指令入らないし資料片付けようと、とりあえずノックくらいしたらどうだ?」


「今日は碧玲殿下の誕生日ですよ?宴があるんだから私達に指令がくるわけないでしょう。」

ああ、宴の警護があるから指令が来ないのか

てか人の話を聞いてないだろ。どこが休みなんだよ。


「宴は夕方頃からだろ?まだ8時だぞ午前の」


「お黙りください。我々も支度をしなければなりませんからね?もちろん軍服ではなく帝国一の呉服店で仕立て終わってすぐのものを召してもらいますよ。」


…今までの会話で分かったと思うけど、こんな喋り方なのは軍人だからだ。

仕事じゃなければ普通に喋るわ。


「わかった、行こう。皆は」


「隊長待ちです。」


「…そうか」

全く変な部下を持ったものだな。優秀だがこういうところが何というか、とりあえず変な部下だ。


生誕祭、という事は他国から来賓が来るわけだが…鼠が来ないと良いが、な。





ルビ貼るの忘れたのでとりあえず簡易的なものを( ̄▽ ̄)


嶽 がく

碧玲 へきれい


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