いきなり好きといって抱き合うわけではなく、その過程になるまでがとても丁寧でした。本当にいいのだろうか?と葛藤し自問自答しながら進行していく感情は話のスパイスとして、とても好感が持てました。描写に少し生々しさはあっても、ゆっくりと進行していた過程を見ればスッと受け入れられるもの。終わりはとても爽やかなものになっていたので読後感も良かったです。