応援コメント

第2話 多分、やらない方が良い事」への応援コメント

  • カクヨムシステムの利用状況を統計的に分析する方が大勢います。それを基にした対策ネタがよく書かれていますね。
    一話の字数とか毎日投稿とかもそうです。カクヨムシステムの仕様や統計的にも裏付けされていますから、単純に評価やファオロワーの数を稼ぎたいだけならそれでいいと思います。ただし、真剣に書籍化の機会を求めている方は、そこに落とし穴があることも認識すべきでしょう。

    統計データの読み方には表と裏があります。投稿頻度と一話の文字数はこの典型例です。
    とにかくフォロワーを増やしたいのか、毎日投稿を最優先し、大胆な分割投稿をされる作者が多いようです。簡単に言えば、一話平均の字数が少なくしてでも、投稿するというようなやり方です。ですが、そういう手法で評価やフォロワーの数を増やしたところで、書籍化の話はこないと思います。これは出版事業者はあまりそこを重視していないからです。
    統計指標にばかり目が向き、見落としがちなのが、実は潜在的な書籍購入者層比率です。出版社からすると、PCやアプリ等からしかネット小説を読まない読者層にはあまり魅了がありません(コミック原作としてならありかもしれませんが)。この読者層をここでは「ネット読み専層」とでも呼びましょう。出版社は書店(店頭)書籍購入者層にヒットしている、あるいはヒットする作品を主に探しています。評価やフォロワーの数が高くても、ネット読み専層率の高い作品は出版候補から外されます。要するに、ネット読み専層率が低く、書店書籍購入者層の読者が支持する作品を探しています。
    ここで統計データを逆手にして用います。最も簡単なやり方は、評価やフォロワーの数を稼ぐ手法を採っている作品を除外します。投稿頻度と一話の文字数を逆手に取るわけです。例えば、平均週三以上投稿している作品を除く。同時に、一話当たりの平均文字数が四千字以上の作品に絞る。それでもなお評価やフォロワーの数を獲得している作品。つまり、統計的なトレンドに関してネガティブな要素を持ちながら、読者数を獲得している作品ということです。これは本当に面白い作品でなければ、そうなりません。統計な観点からは、ネット読み専層にはあまりヒットしないけれど、それ以外の層の読者への訴求力とスコアが高いわけです。所謂「ウルトラライトノベル読者層」を除外する手法です。
    これは手法の一つで、他にもあります。

    評価数/話数、フォロワー数/話数、総文字数/話数の三つの数値が高く、かつそれでも人気のある小説。そういう作品は出版社からまず声がかかると思います。
    出版が最終目標であるなら、短絡的に評価数とフォロワー数を追い求めるのではなく、店頭書籍の購入者層をもっと意識して書いた方がいいと思います。そうでないと、よくある高評価作品の域を超えられないと思います。また、仮に出版に結びついても、最初から初巻だけの使い捨て書籍の扱いを受けたりします。そういう書籍は表装のイラストを見ただけでもそれと分かりますよね。
    参考にしていただけるように、マル秘的な内容も一部書きました。「使い捨て書籍」の話はまたの機会に。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     興味深くありますし参考になります。

     これからもどうぞよろしくお願いします。