アフター29話「やばっ……、カラッカラだわ」

「やばっ……、カラッカラだわ」


紗奈が艶っぽくベッドで僕を招きながら唐突にそう言った。


もきゅもきゅもきゅもきゅ……。


もきゅもきゅはともかく。

紗奈がいま言った言葉は別にイヤラシイ意味の言葉ではない。


「それはそうと魂を揺さぶる作品が見つからないのよー」

そう言って紗奈はゴロンとベッドに転がる。

いつものアレである。


「こういうときは自分でもかけないのよねぇ〜。

なんというか魂エネルギーが不足しているというか……。

このままでは干からびてしまうわ!

早くトップ画面カクヨムコンモードから元に戻らないかしらな

あっ、もきゅもきゅ幼馴染を完結にしておかないと、ぽちっと。

乾いているときは何してもダメねー、休むわ」


そう言いつつ、紗奈はベッドに伸びる。

とりあえずもう一度口を重ねておいた。

もきゅもきゅ。


ツーっと2人に透明な橋がかかる。

そのまま再度、口を重ねる。


もっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る