アフター25話「ここでMFコンテストの結果を出すということはそういうことね!」

「ここでMFコンテストの結果を出すということはそういうことね!」


寝起き早々にスマホを掲げ、紗奈がそんなことを言う。


「そういうことって?」

とりあえず寝起きすぐに紗奈の唇に唇を重ねる。

「んっむっ」

もにゅもにゅ。


口の中は寝ている間に雑菌が溜まっているので、もきゅもきゅは歯磨きの後だ。


唇を離し、ふーっと満足げに紗奈は息を吐く。

「寝起きのキスは目が覚めるわ」


キスにはそんな効果があったんだ!

……まあ、なんとなくわからなくもない。


「ところでMFコンテストの結果がここで出るのに、どんな意味があるんだ?」


ふふんと紗奈は指を立てて笑う。


「ズバリ! カクヨムコンに参加できる!

カクヨムコンの参加を促して1日2話更新さえも射程圏内にしようという狙いよ!」


「まあ、そうだよね。

このままだと2話更新でせっかくの黒毛和牛が大した競争もなく、企画倒れになるかもしれないもんなぁ」


「ぶー、颯太。

それは私が言う言葉ー」


僕は紗奈の頭を撫でる。

「はいはい、さて顔を洗って歯を磨こうね」

「ぶー、はいは一回」


そう言って僕らは再度、唇を重ねる。

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