第66話「星が666!?」

「星が666!?」


紗奈がスマホでカクヨムを見ながら唐突にに驚きの声をあげた。


「随分、星貰ったね〜」

「そうなのよ、ありがたやありがたや……じゃなくて!

星が666で、なんと偶然66話なの!

これは更新せねばといま話しながらもきゅもきゅ幼馴染を更新して……」


「紗奈……」

つくづく完結とはいったい……。


「とてもありがたいことなんだけど、でも666ってあまり良い数字じゃないって聞くから、777にならないかしら?」

「まあ〜、急に111は増えないねー」


そういう話をしつつ、紗奈はスマホをぽちぽちしている。

たまたま見たから気になっただけらしい。


「えっ、終わり?」

「うん、終わり。

珍しく並んだから報告しただけ」


僕は笑顔で紗奈の肩を掴む。

「そうかそうか」

「……颯太、この手はなにかしら?

なんだか逃げられないんだけど」


「うん、逃さない」

「むぐっつ!?」

とりあえず最終回詐欺を繰り返す紗奈の口を口で塞いでおいた。


もっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅ……。

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