まだまだオーバータイム「終わる終わる詐欺をするつもりはなかったのよ!」

「終わる終わる詐欺をするつもりはなかったのよ!」


紗奈が_(:3 」∠)_

こんな感じにベッドに寝転んでいる。


ちょっと今日は小一時間ほどの山登りをしたせいでお疲れモードなのだ。

「眠い〜」


健康的な運動は心地良い睡眠を与えてくれるものである。

文章というのは主に頭の中で繰り広げられる激しい運動で、肉体的な運動には反映しない。

だから時にはこんなふうに運動をするのも大事だ。


それはそれとして。

言うだけで言って紗奈はカクヨムをチラリと見て、すぐにスマホを置いてぐったりする。


「寝たら?」

「寝たくない〜」

そう言いながらベッドの上でモタモタと伸びているだけだ。


仕方ないので僕は紗奈を寝かしつけようと背中をポンポンしてあげる。

「寝〜かーさーないで〜」

「ヨシヨシ、おやすみおやすみ」


「私は〜負けるわけにはいかないのよ〜」

そう言ってノタノタと僕の上に紗奈は乗って来る。


僕はその背をポンポンとあやす。

「うんうん、寝てから考えな」

「負けない〜」

そう言って紗奈は僕の口を自分の口で塞ぐ。

もきゅもきゅ。


それから紗奈は綺麗な舌を見せて来たので、ゆっくりとそれに僕の舌で絡めていく。


「おいしい……」

もきゅもきゅ。


何処となく紗奈がトロンとして来たので、僕は紗奈を寝かせるのを諦めた。

狼となってしまった僕はあやしていた手を止めて、紗奈の身体を抱き締めた。


もっきゅもっきゅもっきゅもっきゅ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る