1年と163日目「ひゃー!」
「ひゃー!」
紗奈が唐突にそう言って、両手両足を広げてベッドの上に寝転がった。
手にはスマホ。
僕は机の上を片付けながら尋ねる。
「今日はどうしたの?」
紗奈はコロンと横向きになり言った。
「魔の水曜日なのよ」
「魔?」
「疲れきってしまう週の真ん中」
ああ、なるほど。
そう言えば大体水曜日に疲れたと言っているね。
僕は紗奈の隣に座り、頭を撫でる。
「どうにもPVも振るわないのよねぇ〜。
去年のリワードを見たら6月いっぱいまでこんな感じだったわ。
それだったら7月に入るまで休む方がいいのかもなぁ〜と考えたわ」
まあ、それも考えの一つだ。
無理をすれば摩耗して心まで疲れてしまう。
「5月は誰もが疲れやすくなるのかもね」
「むー」
紗奈はスマホを持ってゴロゴロと転がる。
それから僕に引っ付いて大きく頷く。
「うん、とりあえず今日はもう休む」
「それがいいね」
すると紗奈はちょいちょいと僕を呼ぶので、いつも通り口を重ねる。
もきゅもきゅ。
口を離すが、紗奈がまだ僕をじーっと見て。
「ふむ……」
紗奈は何かを思案して……うん、と納得したように一つ頷いてから僕を呼ぶ。
「颯太、颯太〜」
「何?」
紗奈はニンマリと笑って、小さく舌を出して。
「ちょっと激しくもきゅもきゅしよ?」
んぐっと僕は思わず息を飲む。
改めて言葉にされるとなんだか……。
なんだかとーっても強烈だ!!
だが、否やはない、ないのだ!
紗奈にしてやられた感じはするものの、僕は紗奈のアゴに手を触れ、紗奈が出した舌にゆっくりと自分の舌を重ねる。
もっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅ……。
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