1年と150日目「やはり書くべきね!」

「やはり書くべきね!」


風呂も上がり、今日はもう休もうとベッドの中に入っていると、隣でさっきまでスマホをカチカチさせて小説を書いていた紗奈は、ガバッと布団を跳ね除け立ち上がり、斜め上を指差して唐突にそう言った。


「そうなんだね」

とりあえず僕は跳ね除けられた布団を被る。


昼間は暑いけど夜は少し肌寒い。

「むー、颯太が無視するー!」

すると紗奈はしゅぱっと布団に潜り込む。


「無視してない、無視してない」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る