93日目「私たち、、、爛れてるわ。」

「私たち、、、ただれてるわ。」


紗奈は僕の部屋に入るなり、真っ直ぐに僕のベッドに倒れ込んでそう言った。


僕はいつものように椅子を回転させて、振り返る。

紗奈は手だけで手招き。


僕は椅子から立ち上がり、紗奈の隣へ。

紗奈に袖を引かれる。

紗奈がこちらを見上げているので、口を重ねる。

もきゅもきゅ。


昨日、話し合って、僕らは我慢を止めた。

我慢した分、反動が凄いからだ。

身体を重ねる回数を制限している以上、僕らが、もきゅもきゅの頻度が高くなるのは、半ば必然ではあったからだ。


良い悪いではなく、僕も紗奈もまだ16歳で。

本当の新婚カップルのように、際限なくというのは難しいことだ。

だから、もきゅもきゅは仕方ないと言うことで、、、。


そんなことを考えてしまったせいだろう。

紗奈が不思議そうに見上げる顔に、キス、いや、唇を重ね。

もきゅもきゅ。


「やっぱり際限なくなりそう。」

「んー。仕方ないよ。昨日、話したでしょ?」

「そうだね。」

そう言いながら、もう一度、今度は口にキスだけを落とす。


「ごめん、紗奈。」

「何が?」

紗奈がぽ〜っとした顔で僕を見上げる。


「イチャイチャが実に真っ当なラブコメなら、男がヘタレを理由に我慢するんだろうけど、、、我慢出来なくて。」


紗奈はクスリと笑い、顔を近づけながら僕の腕を引く。

催促だ。


口を重ね、もきゅもきゅ。

「私は手を出して欲しかったからね。颯太から来なくても、颯太を襲ってたかもね?」


「確かに普通のラブコメからすると、ただれていると言えなくもないよね。

、、、まあ、僕らも口だけなんだけど。

あれ?それって爛れてるのかな?」


イチャイチャし過ぎとは思うけど、もきゅもきゅはそんなに過激かな?


、、、過激かもしれないな。


また腕を引かれる。

紗奈がまた見てくるので、口を重ねる。

もきゅもきゅ、、、。


ちょっと糸も。


「ぷふぅー。回数は異常かもね?

でも、良いじゃん。

私も我慢出来ないし、颯太もでしょ?」

「そうだね、僕も、だな。

、、、ああ、あと。

、、、うん、やっぱり、こんな風な我慢は何度考えても出来そうにないな。」


紗奈はうーんと身体を伸ばす。


「でも、私たちが同居しなかったら、どうなってたかな?とは考えることがあるの。

あ、それはまた今度、話そ?

私もあの時の、、、同居前のこと思い出すとちょっと寂しくなるし。」


僕の腰に両手を回す。


「ちょっと今は、この幸せに甘やかせて?」

「了解。」

僕らは目が合うと、互いに苦笑い。


仕方ないね?と2人で言い訳のように呟き、また口を重ねた。


もきゅもきゅもきゅもきゅ、、、。

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