第2話 モブの僕へのイキナリ展開!?
そう、僕はモブなのだ!
はら、耳をすますと
「また泉くんの近くにアイツいるしー」
「あー。あのモブ野郎ねー」
「なんで泉くんは、あんなやつと仲がいいんだろー?」
「腐れ縁ってやつかなー?」
いやいやいやいや。
女子の皆さん口が悪すぎやしませんか?
いくら颯の方が好きだからって…
いや、わかるよ?わかってるよ?
僕はモブだよ?
でもね、そんなに言われたら傷つくぜ!
僕は女子たちに言われているように、いわゆる、インキャ、モブである。
その容姿は一言で言うと「暗い」
前髪はもちろん長い。目を半分くらい隠してる。そして、髪はもちろんボサボサだ。
もちろんメガネをかけている。
メガネは使いこなせればおしゃれグッズだが、普通にかけてたら僕みたいなインキャに見えてしまう。
制服はシワが付いていてだらしない。
こんな感じの容姿から分かると思うが、僕はインキャのモブなのだ。
あー。メガネとったら、女子が寄ってくるとかないかな〜。まぁないか。
そう思いつつ、今日初めてコンタクトをつけてみる僕である。
調子乗ってコンタクトをつけてみたはいいが、コンタクトがうまくはまらない。
次第には、目の中でコンタクトが半分になってしまった。
「死ぬ死ぬ死ぬぅぅぅぅ!」
コンタクトが目の中で半分になったことがある人はわかるかもしれないが、端的に言うと目が終わる。本当に痛いのだ。
コンタクトを取ろうと、目をいじってたその時。
女神が降臨してしまった。
「渡辺くん、大丈夫?
とってあげよっか?」
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