第4話
目を覚ますとまだ日が高く少し寝ただけのはずが、身体は動かなくて喉もすごく乾いていた。
(あれ?リオさん?心配そうな顔してる。)
リオさんがどこかに足早に居なくなったと思ったらデオンが来た。
『よかった。目が覚めたのかティシャ…
お前1週間も眠り続けてたんだからな。』
1週間も寝てた事に驚きもしたが、デオンがあまりにも心配してくれて胸が温かくなった
デオンがレオラドール様に目覚めた事を伝えてくるといい去っていった
リオさんが飲み物やご飯を食べさせてくれて少し元気になった頃に、レオラドール様やデオンが訪ねてきた
『無事にティシャ嬢の目が覚めて本当によかった。目が覚めたばかりの君にこんなこと言うのは悪いが、あの酒場は潰したが今回関与した者は君の父親以外は全員捕らえたが君の父親は捕らえられなかった。
君の父親の事はまだ探しているがいずれは見つかると思う。
君は体調もまだ悪いし安静が必要だと医者が言っていた。もしよかったらこの屋敷で療養してほしい』
確かに家に戻るにせよもう少し体力をつけないことには難しい気がするが、お世話になってもいいんだろうか
悩んでいるといつの間にか来ていたデオンが、『お前まだまだ顔色も良くないしいいから世話になっとけ』と言うのでそのまま少しの間お世話になる事になった
その間レオラドール様もデオンもこのお屋敷にいるとの事で、3人で食事をしてお散歩したり、ピクニックやカードゲームをしたりすごく楽しい時間を過ごした
私がこのお屋敷にきて1ヶ月近くたった頃、デオンとレオラドール様は一度王都に戻らないといけなくなってしまったと告げられた
なら私もこのお屋敷を出て行かないといけない。今までお世話になったレオラドール様やデオン、リオさんや知り合った使用人の方にお礼をしたいけど、何がいいんだろう…
いい案が浮かばず、とりあえず1人お散歩を
しながら考えることにした
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