色々な関係
「未華子捕まえたぞ‼」
蒼生はフアハハハハ
蒼生は未華子をギユユギユユュュ
抱き締めた。
「んごンゴンゴく、苦しーぃ」
「馬鹿だな、未華子用心しないと
男はどんな事をしても手に入れたい
ものなんだよ!
例えフフ壊しても・・・な‼」
ブルブル「何それ‼」
はあ〜急に力を緩められ一呼吸‼
蒼生の背広の着心地良さが分かって
来るほど抱きしめられた。
「なあ、帰ってこいよ!
俺も悪い所直すし、反省する。
やり直したい!」
胸に未華子の頭をスッポリ収め
蒼生は未華子をまたまた
ムギュムギュムギュー
プファ
「ちょっと‼」
┣¨ン
「えー加減にセ━━━━━ヨ‼
さっき御嬢様とも抱き合ってた
じゃんか‼
彼女に悪いと思わんのか‼
私を年増って言ってたの
き・い・た・💢よ‼」
それを聞いた蒼生は又未華子の
頭を胸にスッポリ収めムギユュ━━ウ
前屈みになった蒼生の髪が
当たる程抱き締めた。
「ウウウゥ
質問に答えなさいよ‼
あの子社長令嬢よ‼」
「今更未華子に何言っても
信用しねーだろ?
するか?」
「内容聞いて判断する。
どうすんのか💢聞いてます!」
「ハハハど━━━━するも
こ━━━━━するも
こうする。」
フガフガ言う程抱きしめて
長い長━━━━━━いキス
未華子も久しぶりだったのでツイツイ
受け取ってしまった。
早く言えば半年ぶり。
「クスッ」
何もかも見破ったように鼻で笑う
蒼生を憎たらしく思ったが
身体が反応したんじゃい。
そんな迂闊な事する自分にも
腹が立ってくる。
これじゃあ未だ蒼生を好きと
言わんばかりで何もかも
お見通しな気がする。
未華子はバッと手を出し
「か・え・して‼
もう帰るし!」
白ゴムを外し巻いていたハンカチ
を外して手渡しされた。
一応スマ〇に傷入らないように
気を使ってくれていたようだ。
ムギュツ
突然手をつかまれた。
ビックリして蒼生を見上げると
「彼女には言い聞かせた。
大事な恋人がいるから、もう
関わってくれるなって、
泣かれたけど
君には魅力を感じないってハッキリ
言った。」
未華子はハッとした。
自分の顔に喜びが走るのに
気が付いた。
「あ、蒼生‼」
今度は未華子から抱きついた
・・・がパッと離れた。
「だ、騙されるトコやったワ━━━━
もう1人いるっけか‼`´」
「え・・?何の話だよ‼
いねーよ。」
「ちゃんと知ってるから
部屋にわっか━━━━いオンナの子
連れ込んでんじゃん。
あっちはど━━━━━すんの‼
誰なの?」
「は?部屋に?
女の子だって?
どっからそんな嘘引っ張って
来るんだよ‼
無理あるだろうが」
ポカイテッ!
「しらばっくれちゃって━━━━‼
いい加減にシロ‼」
未華子は、( ᯣωᯣ )じ━━━━━
アレアレ( 'ω' 三 'ω' )うそお━━━━
蒼生は
「ホントに誰かいたの?」
蒼生は未華子の手を引きエレベーター
に乗った。
「ちょちょちょ
手離しなさいよ!」
「ダメ又誤解されるのは
勘弁して欲しいよ‼」
それを聞いた未華子も蒼生の言う事
も、一理あると思いつつ素直に
従った。
成程
未華子の言う通り玄関をソロ~リ
開ける。未華子も胸が
┣¨‡ ┣¨‡๑ΘдΘ๑┣¨キ┣¨キ*
部屋にカレーの匂いがする。
「あ‼」
ここら辺で蒼生は誰か分かった
ようだった。
「佳奈‼」
トイレから出てきたようで彼女も
「あ!!お兄ちゃん」
彼女も(ʘ╻ʘ)!ビックリしていた。
「未華子は、目を丸くして」
「え・・!へ?ハア?
妹、妹?まさかの妹?」
未華子もビックリ‼
「さっきの、おね━━━さん。
ワタシ妹でぇ━━━━━す。
血は繋がって無いけど戸籍は
入ってま━━━━す。
佳奈でーす。」
蒼生は、重い口を開いた。
「実は佳奈は、母の連れ子なんだ。
実の母親は別にいる。
離婚は実母の不貞だよ!
だから俺は浮気は絶対にしない‼」
「え、あ・・・ぁ」
今の母親が僕の母だよ‼
佳奈は今イギリスの大学に通って
いるんだ。
でも佳奈、なんで今の時期
ここにいるんだよ!
連絡もしないで‼
家に帰らないのは内緒で帰って
来たのか💢」
佳奈は19歳
人懐こい笑顔は蒼生の母親に
よく似ている。
蒼生の母親もにっこりして
「ね‼」って言われたらつい
「はい。」って言わされてしまう。
失敗も、いいよいいよと
許されてしまうタイプ
羨ましい
得なタイプ。
「で、佳奈何でここに
いるの?」
蒼生はリビングのソファーにドッカ
と座り足を組んだ。
未華子を見て、ソファーをポンポン
と叩いたので、未華子も
隣に座った。
ションボリ項垂れた佳奈が可哀想で
「あ、ああ、お茶入れるね。
佳奈ちゃん何飲む?
紅茶、コーヒー、
あ‼ココアもあるよ。」
「ココア」
佳奈ちゃんはしょぼんとした顔で
呟いた。
「ココアね、蒼生は?」
「コーヒー」
分かった、美味しいの入れて
あげるね。
「え・・・えと‼
ママが話していた、お義姉さん?」
佳奈はオドオドしながら聞いて来た。
「え‼ああ~それは・・・」
「そうだ‼ 未華子だ‼」
蒼生は見るからに不機嫌な様子で
佳奈に睨みを効かせていた。
ほのかに香るコーヒーの香りが
少し気を落ち付かせる。
「で‼」
佳奈は息を飲み思い切って話始めた。
「お兄ちゃん、私大学辞めて、
モデルになりたいの‼」
コーヒーを口まで運んだ蒼生は
そのまま止まって
「はぁ、お前何言ってんの‼
バカか‼
あんな苦労して入った大学だろ?
ちゃんと大学は出なさい。
そのあと、佳奈がやりたい事には
口は出さない!
大学は出ろ!」
険悪な雰囲気に未華子も見ていられ
なくなり
「蒼生、頭ごなしに言わなくても
いいじゃない。
佳奈ちゃんの話も聞いてあげようよ。」
蒼生は黙ってろとばかりに
未華子に目配せをした。
「佳奈、母さんの気持ちも考えろ
お前の事を1人前にする約束で
元旦那から親権を取ったんだ
あちらの父親も引かなかった。
父さんに会うまで朝、ホテルの
朝食のセットを終えて
会社に出勤、夜又PM9:00まで
コンビニのバイト
佳奈の為に、頑張っていたって
聞いたぞ・・
そんな母さんの苦労を考えて
言ってるのか‼」
「待って、蒼生、佳奈ちゃんだって
お母さんの苦労は見てきたはずよ、
そんなん言われたら佳奈ちゃん
だって何も言えなくなるじゃない。
お母さんも苦労されたのは
初めて聞いたけど佳奈ちゃんも
申し訳なく思ってるって‼」
蒼生は鼻からフンフン
と鼻息を吐きながら興奮していた。
「ねえ、佳奈ちゃん。
大学行きたくても行けない事情の
人もいるよ。
1年間働いて学費貯めて行く人もいる。そんな中、佳奈ちゃんは
行けるし勉強する環境が揃ってるん
だから大学で勉強した後でも
遅くないんじゃない!」
未華子も自分の意見を言った。
「本当の娘じゃないのに
学費出して貰ってるの悪いと
思ってるよ。」
しょんぼりと項垂れながら
佳奈は言った。
「そんな事言っていない。
佳奈は大切な妹だ‼
親父が学費出さないのなら
俺が出していたぞ‼」
蒼生は綺麗な目で睨みを効かせた。
イケメンの睨みは凄みがある!
未華子は佳奈がカナリびびって
いるのがよ━━━━く
わかる。
「兎に角‼大学は出ろ!
卒業後は何も言わず応援する。」
ショボリンとする佳奈を見てると
可哀想で未華子はつい余計な
事を言ってしまった。
「あ、ほらあれよ!
読モとかあるじゃない。
あれに応募してみたら、佳奈ちゃん
可愛いしスタイルいいじゃない!
イケるよ~
イギリスには無いの?」
蒼生は明らかに不機嫌さを露わに
して、💢ムカムカしている
用だった。
「ウチの家庭の話に他人は
口出さないでくれ‼」
『⊙_⊙えっ、他人‼
まぁまあそうだよね。
他人だった。』
蒼生は興奮していたが少しトーンを
落として
「未華子には関係ない。
家庭の話に口は出さないでくれ
余計ややこしくなる。」
「あ、ゴメンゴメン
蒼生、私抜けるから2人で
よく話し合って‼
じゃ、またね佳奈ちゃん。
さっきの話、考えてみてよ。
じゃあね」
未華子は蒼生に噛み付かず
穏やかに出てきたが
「W何よ、クソッ‼他人は他人よ、
間違って無いけどクッソ━━━━‼
あの言い方なに?💢
ムカつくw」
直ぐ携帯がなった。
「未華子、帰ってこい‼」
「佳奈ちゃんは?」
「不貞腐れてふて寝してるよ。」
「蒼生に取って私は他人じゃん。
他人はマンションには
帰れないよ!」
「え・あ、違う未華子は他人じゃ
ないだろ、言葉のアヤだ‼
そんな意味で言ったんじゃない!」
「どんな意味でも他人を
辞書で調べてごらんよ!
同じじやん。」
蒼生はアタフタと弁解したが未華子は
話を聞かなかった。
「じゃあね、
もう、会いに来ないでね‼
誤解されるかもだから言うけど
鍵返しにアンタのマンション
行っただけだからねー
アンタとより戻す為行ったんじゃ
ね━━━━━━━━━ヨ‼
わ・か・つ・た・か‼ボケエ~w」
「おはようございます。」
今日は遅番、夕方4時に出勤する。
飲食業は朝も昼も夜も挨拶は
おはようございますだ。
「おはようございます、関田さん。」
料理長はにこやかに声をかけて来た。
「あ、料理長昨日見ました。
可愛らしいお嬢さんでしたね♡
凄くお似合いでしたよ。」
「え何処で見たの?」
「レストランで、会議終わって
デートだったんですか
料理長のあんな顔初めてみました。」
「あああ、あ違、」
違うよと言う前に未華子は清掃に
入って行った。
「おはよ━━━━関田ちゃん。」
あんなに嫌味ったらしく喧しかった
山内さんも最近では仲良くして
貰っている。
「おはようございます笑
山内さん。」
料理長に詰め寄られた時、
山内さんのせいにせず、料理長に
謝った事を、山内さんの心を
溶かしたらしい。
まあ仕事が出来無かったのは
未華子の失態で申し訳無かったが
その後の努力に感服したと言われた。
ギクシャクした日が続いたものの
今は打ち解けて店の雰囲気も良く
なって来た。
「はい。ありがとうございます
ご予約ですか?
明日、六時半 御喜様、10名様
ですね。
はい、お待ちしております。」
バイトの結衣ちゃんが電話を取った
すぐ横で、未華子はパフェを
作っていた。
電話で御喜と聞こえハッ
とする。御喜なんて苗字ざらには
居ない。
蒼生だ‼とピピンと来た!
「明日六時半10名様御予約です。」
よく通る声で結衣ちゃんが声掛けする。
「は━━━い。」
「ウッス〃」
「了解です。」
景気のいい元気な声が飛ぶ。
明日は金曜日、予約が次々に入って
来る。
そう言えば佳奈ちゃんどうなった
んだろう。
同い年の結衣ちゃんをみていたら
佳奈ちゃんを心配せずには
居られない。
元義母さんに言ったら又蒼生の奴
文句言うだろうな。
他人は口出すな‼か
本当の事だから仕方ないケド
木曜日と言うのに店は満席
今じゃ即戦力となった未華子は
バリバリ働いている。
料理長の提案で来年は調理師免許
を狙っている、今は猛勉強中
それが取れたら栄養士にチャレンジ
いやぁー蒼生と離婚してから
未華子の人生、急回転
あのまま、あの会社にいたら
出世はしたかもだけど今の様に
生き生きと仕事はしていないだろう。
未華子は目標を決めるとハッスル
する癖がある。
やる気が倍増する。
未華子にパートから社員にと
話が出ていた。
社員になれば稼ぎも良くなり
ボーナスもでる。
何よりパートから上がると言う事は
会社から認められた存在になるのだ。
でもまだ肉屋さんにも呼ばれたら
行かなきゃならない。
魚華にもまだ恩返しの最中だ、
リブロースの切り方も牛タンの
裁き方も肉屋の大将に教えて貰った。
魚華の大将にもスズキや、カレイ
色々な魚の料理も教わった。
店には悪いが土日の昼はこのふたつの
店のシフトに入っている。
居酒屋は、夕方六時からのシフトだ
好きな事だから辛いともキツいとも
思わらない。
たまに休みを貰えば充分だ。
土日はバイトくん達も稼ぎ時
未華子が休めばバイトくん達に
シフトが回る。
仕込みは金曜日に済ませて置けば
土日の夜は未華子が入るし
ギブ&テイクではあるまいか!
彼氏がいる訳もなく
家族と暮らしている訳でもない。
仕事をすれば寂しさも無い。
1日暇暇、自分1人の家事なら
洗濯はまとめて休みの日に
食事はお店で、済ますか、
コンビニの食材をアレンジ
例えばナポリタン2人分
フライパンに水を入れ、沸騰したら
パスタIN
パスタのゆで終わり時間3分前に
切った野菜を、はね込む、ゆだったら
火傷に気を付けて
パスタ事、籠にお湯切りして
フライパンにバターを入れる
ざるの中のパスタと野菜を
フライパンにIN
果肉タップリナポリタンを投入
ケチャップ大さじ1
砂糖小さじ1
混ぜ混ぜ混ぜ混ぜお皿に盛り付け
フリフリ粉チーズ
ちょーかんたーん。
な感じで色々アレンジ‼
コンビニは使い方では凄ーく
たすかる。
お弁当を買うのも良いけど
組み合わせで凄料理が出来る。
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