٩(.^∀^.)งLet's goニューヨーク
「ねぇねぇ蒼生今度いつ
日本に帰ってくる?
会いたーいしぃー♥
私がNYに行こうか?
蒼生のお友達にも紹介
してよ。
明日行っちゃおうかなー?」
「!?工エエェエエ工!?
明日って何時の飛行機?」
「八時にしょうかなあー」
「え・・・明後日の八時頃着く?」
「チャウ(-д- 三 -д-)チャウ
実はもう来ちゃつた。
会いに行っていい?(笑)」
「ウソだろ‼
騙されないぞっ!
しかも今日はパーティがあるし
だから日本に帰れ無かったし」
「他会社の上層部を
招待してのソフト開発の
パーティだよ!
だからゴメン
近いうちに帰るから
デートしょうな、ハニー♡」
私は蒼生のハニー?
違うだろ‼
と言いたいのをグッと我慢〃
「ふうん、バレたか‼
蒼生が帰るまで日本で、
我慢するよ♡
パーティ何処であるの?」
「Excellentホテルだよ
有名だから知ってるかな?」
「あー
聞いた事あるよ。」
(よーく知ってるよ。
だってココに今お泊まりしてるし。)
蒼生はまさにNYには来るなって
言ってるようなもんだ‼
なんでだ?
プレイボーイってのが私にバレ
るからか?
未華子も蒼生が初めての彼氏
じゃない。
歳相応に場数は踏んでいる。
だから、蒼生を責めたりしない、
遊人呼ばわりの年上の婚約者を
友人に見られると恥ずかしい
・・・のか?
私は恥ずかしい存在か?
蒼生の友人知人には
お互い独身同士
遊びの場数を踏んだ同士
私は同士認定されているのカ?
蒼生の、お友達にぃ?
蒼生がそう思うのならそれでも
いい。
ただ結婚するのなら
今迄は遊人同士でもコレからは
お互いを助け合い、補い合える
関係で在りたい。
隣で笑い合い
生活を共にし穏やかな関係を
築きたい!
一緒に食事を楽しみ、休みを
共用し、
話を沢山しながら家庭を作る
季節ごと家族で出かけたり
いっぱい笑い合いたい
そう思っていた。
蒼生とならそんな生活も
楽しいんだろうなぁ・・・
なんて
あんな、いいオトコなんだから
モテモテなのは良く理解してる
しかし
盆、正月🎍🎍だけの夫婦は
あんまりじゃね?
せめて、G.Wも入れてくれよ‼
って言いたいのはソコじゃなくて
・・・
父親と母親みたいに信頼関係
助け合う人生を送りたい。
・・・だから蒼生との盆、正月
一年に6日の夫婦生活は無理‼
お盆は墓参りをして、海に行って
キャンプ&BBQ、三日じゃ無理‼
正月は、映画行って大晦日
三賀日をお互いの実家で行き来し
・・・まあ正月はなんとかなるか‼
いやいやバタバタじゃん。
ノンビリ温泉も、入れ込みたい!
結婚は、やはり御遠慮します。
ソコはちゃんと伝えねば!!
次の日の夕方6時
ホテルのロビーがよく見える
ホテルのレストランのラウンジ
で一休み、未華子も
スタンバイモード
入口を珈琲を飲みながら監視
蒼生が来るのを待つ。
どデカいシャンデリアの下には
アメリカらしいでかいポットに
薔薇の花をはじめとする
沢山の花が生けられている。
ゴージャスな広いロビーは
絵画も飾られ、旅行客の目を
楽しませていた。
しばらくするとパーティに
行くんだろうなと思われる
紳士淑女の皆様が、やたらと
入って来る。
観葉植物がズラリと並んだ
カフェに移動し待機‼
蒼生が来るのを獲物を狙う
メス豹のように腰を屈めて
一点をジッと見つめる。
どんな仕事仲間と、どんな偉い人
と出没するのか非常に
興味深い!
滞在期間あと五日、そうあと五日
で、蒼生との無駄な交際期間を
終わらせる‼
何時までも都合のいい女と
思うなヨークソ‼
入口付近を今か今かと待つて
いると水色のハーフドレスに
赤いハイヒール
ブロンドの髪を可愛く結い上げた、
明らかに20代前半の可愛らしい
彼女と腕を組み、
エスコートした蒼生が登場‼
2人はかなり仲良し風な事が
よく分かる程密着‼
&ベタベタ
ガ━l||l(0Δ0)l||l━ン
まあ予想範囲ではあったが
笑えない。
これが自由な蒼生の生活か?
結婚しても遊び放題‼
それは未華子にも与えられた自由‼
一年、六日の結婚生活‼
自由契約の婚姻関係‼
ha・・成程ねー
未華子の口から溜息が出る。
蒼生は黒黒とした髪を後ろに
流してワインカラーの蝶ネクタイ
紺色のラメがチラつくスーツ
カッコイイ‼
彼女の結い上げた髪を
蒼生が軽く触り
彼女もブルーのパッチリした
お目目で30代には真似出来ない
かっわいらしーい仕草を見せ
蒼生にベタベタに継ぐベタベタ‼
キャーキャーキャー
女の子の声が耳に痛い
意気消沈
負けた・・・(´0ω0)チーン
多分名のある名家の、お嬢様とみた。
なんか蒼生に、
遊人の歳上婚約者呼ばわり
された仕返しするのも
馬鹿馬鹿しくなって来た。
あの子と、比べるなんて反則‼
無駄な気力、体力、忍耐に金を
使ってる気すらして来た(笑)
彼は人生を謳歌してる?のか?
蒼生の為に飛行機にノリ遥々
アメリカ迄来た。(ン十万円加算)
挙句、ショックな光景を目にして‼
遊人の嫁扱い‼
ハァー
どんなパーティか知らないが
未華子とは無縁な事だけは
確かだ。
知らなくていい事を知った気分‼
蒼生の後ろからこの間、未華子を
遊人扱いした蒼生の友人が
ドヤドヤと入って来る。
その中の友人1人が未華子を
見つけた。
目がバチッと合った。
It Beautiful👉と指を指して
叫んだ。
一同、指方向へ向きを変える。
未華子はパッと頭を引っ込めた。
しばらくするとザワザワな感が
無くなり未華子はスゴスゴ
と出てきた。
「ホント、東洋系の凄い
美人がいたんだ‼」
「誰もいなかったじゃん。」
「いや、いたね。
俺も見た、可愛らしいとゆうか
綺麗とゆうか、時間押して
無かったらぜーったい
話かけていたぞ‼」
背が高く、ほり深くイケメンな
エドワードが言うから
本当なんだろう。
エドワードは窓に映る自分の
姿を見ながら熱く語りネクタイを
整えた。
「あれは絶対旅行客だ‼
このホテルの客だ。」
デヴィッドも頷きながら
呟いた。
蒼生はクスクス笑いながら
「おまいら好きだなぁ
探すつもりか?
ご苦労さま。」
とチャカしていた。
あとの何人かも見たらしく
「なんてゆうか、この辺じゃ
見た事の無い日本人だよなー」
「Σ(ㅎωㅎ;)エッ‼
日本人?なんで日本人って
分かった?」
蒼生はビックリして、ルーカス
に聞いた。
ルーカスは茶髪な髪をクシで
解きながら蒼生を見て言った。
「だって俺、話かけたら
なんって言ったかな?
ほら蒼生が時たま言うじゃん。
ごめ?ごめなさい!だっけ?
そんな単語を話したな‼」
「なぬ?ごめんなさい?」
「そうそう、ごめんなさいだ‼
”明日、食事に行きませんか”
って聞いたんだよ。
流暢な英語で返したくせに、
"I can't speak english
ごめんなさい。"
ってサー
あー時間あったらなぁ
ぜーったい落としていたのに
残念だ‼」
「えっそんな?」
茶化していた蒼生の脳裏に
未華子が過ぎった。
「まさ・・・かね💦
なぁマッシュ、君が食事に
誘った美人って
髪が黒で柔らかな髪質で
ユルフワカールで
ロング?」
「おーお、そうそう。」
「頬っぺがモッチりしていて
目がクルッとしてて
口がポッテリと吸い付き
たくなるような・・・💦
可愛らしい唇だった・・か?」
「うんそんな感じかな?(笑)」
デヴィッドもエドワードも
マシュもそうだそうだと
頷いた。
「実はもう来ちゃった、
会いに行っていい?」
昨日の電話の未華子の言葉を
思い出す。
未華子なのか?
マジで来たのか?
英語喋れるのか?
(いやいや男押さえて役職つく
くらいだ喋れるだろうな‼)
トイレに行くふりをして電話
してみる。
2回コールの後
「はいはーい!
もしもーし。」
「み、未華子?今何処?」
「えっ‼ 家だよなんで?」
「あ、(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…
昨日来るとか来てるとか
言ってたから気になって・・・💦」
「あぁꉂあははは
安心して行かないよ!
来たらダメなんでしょう。」
「いや・・・💦
ダメって訳じゃなくて‼」
「じゃ、行ってもいいの?
友達に合わせて‼」
「いや、それは‼」
「ꉂꉂあははは
冗談、冗談何本気にしてんだか‼」
「え、そうなんだーホッ」
蒼生は安堵した。
「何、安心した?
ずーっと安心してイイヨー
もう永遠に蒼生の友達には
合わないから‼」
「ん?どうゆう事?」
あからさまに拒絶反応
「行く必要ないし(笑)でしょっ‼」
「どうゆう事?」
「あれ?アメリカ生活長くて
日本語わからない?」
「分からないから聞いてる!
どーゆう事?」
「ꉂꉂあははは
日本語学校イケヨ‼
つまりアンタの友達と
会う必要無いから、
会わ無いんだよ━━━━‼
だって結婚も、やめるしね。
「え・・・・💦なんで?」
「蒼生誤解してるよ、まず私
遊人じゃ無いから
今迄付き合った人とは遊びじゃ
無かったよ。
本気で付き合ったけど結婚迄
行かなかっただけ‼
だからサ
アンタの希望する、都合の
いい女じゃな・い・の・‼
ざあんねーぇんデシタつーの‼
都合のいい女扱いする蒼生とは
結婚のコンセプトが違いすぎるし
私は遊人じゃ無い‼
都合のいい女もゴメンでっす。
私、アナタとは結婚しませーん。
もっと都合のいい女
探してみたらぁー
わ・た・し・無理だからー」
タジタジとした蒼生は
「別に都合のいい女
なんて思わないよ!
絶対、思っていない‼」
と言い返した。
「いやいや、思ってるよね‼」
必死に蒼生は話に、食いついてくる
「思わないってるの‼
てか未華子今Excellentホテル
いるよな‼」
「えーぇぇぇぇぇぇー
いっいっ居ないよ‼
まさかだけドー
昨日の話本気にした?
ꉂあはははウケルーWww」
「そう、で‼何号室?」
「は?だからー
居ないってバ‼」
「いいから、何号室?」
「バッカヤローか?
別れる彼氏に部屋番教える
アホおるかー?
めっちゃ馬鹿じゃん。
ってかサー
アナタ、現地彼女おるやんか‼
いゃあ若くて羨ましいワー
まあ私とは婚約もして
な・い・し・良いんじゃね!
って事で、私もNY楽しんで
帰りますよ。
じゃあ✋コレで‼バイバイ👋」
「来てんじゃん。」
「未華子は誤解してるから。」
蒼生は真剣な声で言う。
「誤解?まあ誤解だったとして
彼女じゃ無い女の子と、
イチャイチャして、楽しんで
いたのは確か
で・す・よ・ね‼
こりゃあ、アナタ確信アリ
で・す・よ・ね‼」
「ちょちょちょ待って‼」
ブチッ!
PUーPUーPUーPUーーPU
タタッ切られた電話を右手に
蒼生はガクッと項垂れていた。
そりゃあ初めは俺の資産金💰
目当てって思った。
金目当てに俺と付き合うって
まあ盆正月の夫婦ならそれも
良いかと思った。
愛してる、愛してないの関係は
いつか不満が爆発して離婚‼
それも面倒臭い。
好きだの嫌いだの浮気だの
まあ面倒‼
なら自由な恋愛なら
束縛ナシ、お互い監視しない
近づかない
お互い何をしようと自由
勿論妻である以上資金は出す
しかし関わらない!
他人のような夫婦‼
そんな関係を望んでいた
それが俺の理想だった。
親に見合い見合い見合いと
せつつかれ、出した条件は・・・
三十以上、もっと上ならまさに
好条件。
役職付きでバリなキャリアウーマン
親を大事にしてくれそうな人
自由が好きな女性‼
テキトーな女
顔はまあ、美人に越した事は
無いけどブッサイクでも可。
俺の理想‼
そう伝えて探して貰った。
騙しはしていない、会ったその日に
条件を伝えて、了承してもらう。
それが無理なら、また探して
貰うを繰り返すつもりだった。
色々な伝手を辿り未華子の
見合い好きな叔母さんに突き当
った。
母親が喜び勇んで未華子の
家に話に行き、未華子の母親の
友人とゆう事で、未華子と
会ったらしい。
母親は未華子に一目惚れ
蒼生の嫁は彼女しかいない
と言うPUSH PUSH PUSH
まあ、両親が気に入れば
俺はどーでも良かった。
見合いの日に俺の希望を飲んで
貰えるなら遥歳上でも
歳下でも良かったんだ。
アメリカから帰国した時
未華子の家に強制的に連れて
行かれたが彼女は仕事優先で
帰らなかった。
ヨッシャャャャ
仕事優先、気に入った‼
俺は、この人だと思い
用意していた婚姻届を彼女の
母親に渡した。
「僕の本気です。」
婚姻届と履歴書と、俺会社の
名刺も渡した。
こんなに仕事を優先して
いる彼女なら大丈夫‼
俺の本気を彼女の両親に伝える。
さすがに条件は言えなかった
彼女と俺が了承すれば
婚姻は成り立つのだ‼
しかし未華子の反応を見て
気が変わった。
反省した。
未華子が欲しい。
一目惚れ♥
今まで抱いた事の無い感情
静かに全身に染み渡る様な
幸せな温かさ‼
だが俺の本心はまげられない‼
俺は一度気を引き締め
自分の条件を奮い立たせ
未華子に告げた。
見事なKO負け‼
ここで離れたら、彼女は
二度と会ってくれないだろう。
不安が過ぎり
心から謝罪した。
ここでフラれたら彼女の家を
追い込み
金でも権力でもあらゆる
手を使いまくり
嫌われても未華子を、手に
入れる覚悟を
決めた。
友人に合わせ無いのは、
未華子に何かあったら怖いからだ。
自慢にはなるかもだが
俺に惚れて本気になっている
奴らがいる。
シャーリもその1人だ‼
ココはNY、日本じゃ無い‼
未華子がNYに来てると知れば
動かないワケがない。
シャーリは会長の孫だ
俺との嘘コッパチな噂もかなり
ある。
だから未華子と婚約した噂も
自分で流した。
しかし違う噂で花盛り
おれがプレイボーイ?
この噂は誰が流したんだ?
何処から出た噂か?
こんな噂流して、誰が得する?
友達とハグや、友人範囲のキス
楽しく飲んでワイワイしたら
デートとかの噂が流れる。
ソレに俺はノーマル
変態プレイなんてした事無い‼
俺は真の東洋好み
艶のある黒い髪、黒い目
東洋ってか未華子、未華子が
好みだ、大好きだ‼
ここまで来て諦められる程
軽いキモチじゃ無い‼
もう一度、未華子を落とす術を
模索する!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます