第9話

朝の会話で僕はクーデレ妹のタグを外さなきゃと思った。ここ何日かでいや、不破さんと知り合ってからの桔梗はデレデレのデレ子さんだ。


まぁ、妹に好かれるのは嬉しいのだがその好かれるのベクトルがだいぶ他とは違う気がする。いわゆるブラコンだろう。でも僕も若干シスコン気味かもしれない。なぜなら僕はここ何日かでだいぶ桔梗にドキドキさせられてるからだ。


僕のここ何日かで思ったことだがこれはもしやモテ期ではないだろうか?学校で一二を争う美少女の不破さんからの告白とこれまた贔屓目なしに美少女な桔梗からの好意ダダ漏れな接触。


どちらも普通ではないにしろこんな美少女に好意を寄せられたら男として嬉しいです!僕が一人最近あったことを頭で考えていたら学校の用意ができたのか桔梗が後ろから急に抱きついて来た。背中には不破さんには負けるがかなりの重量感Dの意志を感じた。


「お、おい。いきなりはやめてくれ。心臓に悪い」と兄が妹に対する返しではないがもうすでに若干妹を女として意識しだし始めてる僕からしたら心臓が持たない。するとそんな僕の態度が気に入ったのかわざとらしく


「ふふ、なぁ〜にぃ〜お兄ちゃんわたしに抱きつかれて興奮したの?」


といやらしく笑ってからかって来たのでこのままでは兄の威厳丸つぶれなのと若干腹が立ち仕返しをしようと後ろを振り向いて僕もなにかいじってやろうとしたら思いの外桔梗の顔がちかく


「「〜〜〜〜んんーーー!!!」」


思いっきり妹とキスをしてしまった。ああ、村瀬凪16歳ファーストキスの相手は妹でした。


なんとなくすぐに離そうと体はわかっていてもなんとなく離れたくなかった。あと先程の桔梗のからかいの反撃を何故か今したいと思ってしまったので自分でもなんでこんなことをしたのかわからないが僕は桔梗の口に舌を入れてプラス手を胸において揉んでいた。


桔梗は一瞬びっくりしていたが抵抗がなかったのでそのまま止まらずディープなキス+桔梗のDの誘惑を揉み続けた。永遠に続くかと思った行為は家のチャイムによって一気に現実に戻った。


「「~~~~~~~んんん〜〜」」


二人共恥ずすぎて過去一顔を真っ赤にしていた。僕は自分がしたことを謝ろうと桔梗を見ると少し微笑んでから


「……嬉しい。」


何なんだこの生き物は!可愛すぎるだろ!僕はまた強いなんとも言えない欲求から桔梗を抱きしめようとしたがそういえばなぜあそこから二人は現実に戻ってきたのか思い出した。思い出したと同時に何故か家の鍵が空いた。そこにいたのは



能面って何か不気味で怖いよね?昔から何か怖くて嫌いだったんだ。なんでこんなことを言うのかというとまさに目の前には能面をグレードアップしたかのような不破さんが立っていたから。


二人して固まっていたがそんな二人を見て不破さんは能面から満面の笑みを浮かべて一言


「こ・ろ・す♡」


はい、僕の人生しゅーりょー

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センパイが好き過ぎて殺したい♡ 無色透明 @nonono000

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