第3話
彼は。
新設された部隊の、パイロットで。機密性と秘匿性の高い部隊で、存在そのものが内外に知られていなくて。
任務は、国中の空を音もなく飛び回って、哨戒することで。ときには無人機を撃ち落としたり、災害発生時には被害状況の報告も行うらしい。
そして、彼は。数日前、
原因は機密事項ではないため、公開可能である。近くの管区までお越しください。
そう、封筒の中身には書いてあった。
彼。
身寄りがなかったから。
MIA通知の欄に、わたしの名前を書いたのか。
指定住所を、わたしの家ではなく、このバーの、この席に指定して。
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