~聖女パーティ編~ プロローグ

とある国の王都にある王城の中に一人の妖艶な女性を挟む様に10代の美少女と20代の若い女性ベットで横たわっていた。

其処に一人の男がやってくると女性はその男性に声をかけた。


「ハインズ=ウッドジェル騎士団長さん。どうしましたのかしら?」


「すいません。少し気になる事がありましてお伝え来ました。プリシア女王様。」

ハインズが言ったプリシア王妃とは、バルモント王国の女王プリシア=バルモントである。


「それで気になる事って?」


「はい。例の魔族に依頼したロイドン王国の制圧が失敗しました。」


「そう? それで誰が阻止をしたの?」


「はい。冒険者でレオン=オーランドと言います。」


「あらあ。レギオンの復活は阻止されちゃったわけね?」


「はい。そのようです。」


「その冒険者は何処にいるの?」


「ロイドンから出立して今此方に向っていると聞いています。」


「分かったわ。そうなるとシミーズに来るのかしら?」


「そういう事になります。シミーズの領主に伝えますか?」


「言わないでいいわよ。あのゲスは私の国にはいらないから。そのレオン君が倒すでしょうね。それより私の国の勇者は?」


「はい。勇者ユウキ=イガラシ他異世界勇者パーティはホワイトレオ獣国に向っている最中です。女王の言いつけにそっています。」


「まあ。あのお子様勇者には獣国の国王が魔王軍の配下だと言っているから、倒してくれるでしょう。」


「はい。それでは失礼致します。」

ハインズが女王の部屋を出た後、黒い影が4人いたのであった。


「我が主「妖艶の魔女」様。どの様なご用件でしょうか?」

背の高い黒い影が言った。


「シミーズに来ると思うレオン=オーランドを調査して欲しいのよ。」


「分かりました。」

背の高い黒い影は消えていったのだった。


「あとの三人は「聖女」の護衛よ。絶対に「聖女」を捕らえないようにしてね。」


「はい。分かりました。」

残りの3つの黒い影は消えて行った。


プリシアはベットにいる二人を呼びつける。

「おまたせしましたわ。マリアンヌさんとアリシアさん。」


「「はい。女王様」」

マリアンヌとアリシアと言われた女性は服を脱いで女王の前に立った。


「マリアンヌさん。とても綺麗ですわよ。」

プリシアはマリアンヌの身体の胸から下まで舌で舐めていく。


「はああ。気持ちいいです....。」


「次はアリシアさんね。」

プリシアはマリアンヌと同じように舌で舐めていく。


「はああ...気持ちいいです....。」

2人の眼は虚ろになっていた。


「ロイドンの王女とロイドン最強の女性騎士が此処にいるとは思わないでしょうね。マリアンヌさんは特に「聖女」候補だからね。」


プリシアは2人に命令をする。

「二人とも一緒に寝ますよ。その前に貴方達を気持ち良くしないと行けないわね。」


「「女王様。可愛がって下さい。」」

2人は女王の服を脱がせて3人とも全裸になってベットに入るのだった。

その後、三人の甘美の声が響き渡るのだった.....。


△△△△△△△△

その頃、レオンとコレットの2人はカートンから出る船に乗ってバルモント王国の港町シミーズに向っていったのだった。

2人は特等席の中に座ってお茶を飲んでいた。

するとコレットが言い出した。

「ねえ。あなた。今日も抱いてくれないの?」


「昔、何処かの中年戦士と女賢者の冒険物語を船員から聞いてな、少し自重しようと思ったのだよ。」


「その話ってどういう話なの?」


「その中年戦士と女賢者の冒険物語はな、宿に泊まると必ずするのだよ。いわゆるお前がいつもして欲しい事をな。それを聞いた俺はさすがにマズイと思って自重したのだ。」


「ばかあ。」

レオンはコレットを無視して話を続けていく。

「それよりも、セバスの情報とお前の情報が一致したな。」


「そうね。まさか「聖女」がマリアンヌ王女だと思わなかったよ。」


「その聖女の事をシミーズで聞き込みするの?」


「一応冒険者として依頼を受けながらで行くけどな。」


「分かったわよ。プンプン。」


「そう怒るなコレット。船の中なら問題ないからな?」


「そういえばシミーズまでどれくらいかかるの?」


「後、約2週間ぐらいかな?」


「それじゃあシミーズまでの船旅は私を抱いてよ?」


「分かったよ。」

あきれるレオン。

するとレオンは防音結界を張っていくのだった。


「ここなら問題ないか。真面目な話をするぞ?」


「わかったわ。「勇者シリウス」様。」


「ミレーヌ。あのバカ女神は何を考えているのだ?」


「まさか、この世界の魔王があの「リオン」だもん。それよりあの女神から何故「リオン」の記憶を貰ったの?」


「俺もあの女神に会うまでは全く知らなったのだよ。15歳のレオンになって5年間この世界の事を色々調べていてそれ以前の記憶が目覚めたからな?」


「そもそも「勇者リオン」って全く知らないもん。」


「だろうな。まああのバカ女神は本当に残念だからな。しかし、よくわかったな俺の事を。」


「だって、セバスとセレナが居た時点で分かったからね。元パーティメンバーだし。そしてあのワムウもそうだもん。まだ生きていたんだ。」


「まあまあ。そう言うなよ。シリウスのパーティは俺入れて6人だからな?」


「後の2人、レギオンとドライセンとダミアンは本当に四大魔神だからな?」


「勇者シリウスのパーティが特殊だからだろう? 元々はあの邪神を倒す為に協力した訳だしね。しかし、レオンが前世のシリウスの記憶をリオンの記憶として

植え付けられから封印されるのはちょっとおかしいと思うよね?」


「そこは俺も疑問になっている。元々200年前の勇者はシリウスでリオン聖国騎士団長だった男で俺を殺した男だ。」


「それがいつの間にリオンが勇者となったのかわからん。」


「それと私達魔神4人を七大魔神の一つになっているのが分からないわ。」


「そこは聖国の教会が情報操作をしたかと思うぞ?」


「じゃあなんでバルモントなの?」


「あの女王が不穏な空気を感じたとセバスが言ったのとロイドン国王夫婦の事もあったからだな。」


「ふうん。それでバルモントだったわけね。」


「そういう事だ。」


「バカ女神の策略が何かわからんが、少しずつだけど問題をクリアしないとな。」


「そうね。」

コレットはそう言って服を脱ぎ始めた。


「ねえ。そろそろ抱いてよ?」


「分かった。分かった。」

レオンも服を脱ぎ始めて


「先に風呂に入るぞ。」


「はあい。」

2人は風呂に入って行くのだった。



第二章開始しました。

主人公レオンは勇者シリウスでありました。

何故シリウスではなくリオンだったのか?

あのバカ女神の思惑は何だったのでしょう?

それぞれの思惑が交差していくのです...。

第二章は結構ハードな話にしようと思っています

(途中イチャイチャの話も入れようかと。)

よろしくお願い致します。







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転移して若返った男の異世界冒険日誌 松狼 @mute175118

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