~ロイドン騒動編~ エピローグ
~ロイドン騒動編~
エピローグ
カートンでの戦いから半年が経過した。
先ずヨークの方からレオンが領主となりセバスとセレナ夫婦がその補佐に入る事になった。レオンは予算を周りの村の改築と街の再生に使って以前のヨークに近い状態に戻って行った。
カートンは領主不在であった王都で信頼出来る貴族が後を継いで統治し始めたのだった。王都ではカートンの元領主であったシオンやマローニ商会に加担していた貴族を処分して行った。殆どが魔族からの転生者だった為、領地没収と当主は即死刑をして、その家族で信仰が強い人物も処刑していく。残った家族は王に逆らう事が出来ないようする首輪をつけるのを義務として職務につかせた。
正常に戻るのに3か月掛かってしまった。
ある日の事、レオンは王都にいた。国王陛下に謁見する為の理由で。
今レオンは国王陛下と話をしていた。
「ご苦労様であるよ~。レオンちゃん。」
「いい加減にその言葉辞めないか?」
「いいじゃん。レオンちゃんしか言わないもん。」
「まあ。良いわ。それで何か用か?」
「実はねレオンちゃんにお願いがあるのよ。」
「用とは何だ?」
「私達の娘マリアンヌの事よ。マリアンヌを探して欲しいのよ。これは国王命令だじょ。」
「国王直々の依頼ならいいけど。王女の情報で何か分かったことある?」
「今バルモントとホワイトレオとの抗争しているでしょう? バルモントに聖女パーティが来ている見たい。その聖女パーティでマリアンヌと同じ姿の女性がいるって聞いたのよ。そこでバルモントに行って確かめて欲しいのよ。」
「バルモントには勇者がいたよな?」
「まあね。それでホワイトレオ自体が魔族の配下になっている噂があるのよ。ついでにそれも調査して欲しいのよ。」
「それは良いけど。行く準備しないと行けないから先ずは情報を手に入れてからだな。セバスの配下に先ずは先行調査して報告をもらってから1週間で行くよ。」
「ありがとう。レオンちゃん。お礼は私とベットでいい?」
「俺はホモじゃないからいらん。」
「なら。私の妖艶のボディで悩殺しましょうか?」
と王妃は追加に言うのである。
「年増のボディは興味ないし。いらん。」
「そこのペッチャン子ちゃんより良いと思うけどねえ。」
「何を言っているの! ペッタン子では無いわよ美乳と言いなさい。そこの年増王妃! しまいに灰にするわよ。」
「おい。コレットそこは穏便にしてくれい。」
「コレットちゃん。それは困ります~。」
と国王が言った。
その後レオンに対しての抗争が2時間続きコレットと王妃はヘトヘトになって解散してレオンとコレットの二人はヨークの領主宅に着くのであったのだ。
「セバス。お前の配下の報告はいつになると思う?」
「そうですね。約1か月ぐらいかと思いますが?」
「その間、ここでの仕事をしてから行くとするか?」
「バルモントに行くのはご主人様とミレーヌの二人で?」
「そうだな。ワムウは研究に忙しいからな。少人数の方がいいかと思っている。」
「ハバムートで行きますか? あれを使ったら5時間で着きますぞ?」
「普通に行こうかと思う。ここから船に乗ってバルモントの港町シミーズに着いたらバルモント王都までのんびりと回ろうと思う。バルモントの状況を知りたいのでね。」
「貴方。もしかして新婚旅行かしら?」
「そうなるかも知れん。」
「二人っきりでバルモントで新婚旅行ってきゃあ。」
と赤くなるコレット。
「ああ。言い忘れたが夜のあれはしないぞ?」
「なんでなの?」
「俺が壊れるからだ!」
「ひどーい。」
とわいわいと騒いでいるレオン達であったのだった。
その頃、神界ではお茶を飲んでいる女神アフロディーテがいた。
すると一人の女性がやってくる。
「あら。女神アンドロメダじゃないの。お久しぶりね。」
「貴方に聞きたい事があるのよ。女神アフロディーテさん。」
「お話ってどう言う内容ですか?」
「貴方。勇者リオンの封印を解いてクレスタに転移させた理由は?」
「ああ。その事ね。大魔王を倒す為ですよ。」
「あの勇者リオンは魔王候補だったので封印したはずだが? しかも魔将軍が4人も配下にしている。」
「それね。元々リオンちゃんが魔将軍4人を助けたからだよ。」
「まさか。大魔王復活を危惧しての転移なのか?」
「そういう事になるわね。」
「分かったしばらくは様子をみるとするか一応創造神に報告するけどいいか?」
「いいわよ。アンドロメダちゃん。」
アンドロメダはその場から消えていったのだった。
(レオンちゃんを転移した理由は大魔王復活の阻止よりもっと大きな理由があるのよ。アンドロメダちゃん。本当の理由は.....内緒です。)
と残虐な目をしているアフロディーテだったのだ。
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ロイドン騒動編はこれで終わります。
2月に次からは新しい章が開始しますので楽しみにしてください。
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