~ロイドン騒動編~第16話 レギオンVSレオン(前編)
~ロイドン騒動編~
第16話 レギオンVSレオン(前編)
レオンとシモーヌは旧王都跡に着いた。
「確か王城があった場所だな?」
『んだ。入口は確か城に入って横の井戸だったはず。もう200年前だからのう。』
「俺なんか二回転移していたからな。昔の記憶で場所はわかっている。さて行くぞ。エロロリコンエルフのシモーヌさん。」
『ワシを見るたびにそう言うのだ?』
「まあ。いつもの癖だからって。」
と二人は話をしながら目的の場所に着いた。
井戸には水が入っている幻術が施していた。
二人は井戸の中に入って行って井戸の底に着いた。
『ここから横に入る扉があったはずだが何処だったがわからん。』
「ここだ、シモーヌ魔法で破壊しろ。」
レオンが指示した場所にシモーヌが魔法を放つと大きな穴が出来た。
「行くぞ。」
『分かったのじゃあ。』
二人は奥に進んで行き大きな空間に着いた。
大きな空間の中央には人が立って石化している。身長が2メートルで筋肉質の男がが魔神レギオンである。
『封印を解いたらワシは入口付近に自分用の結界を引くけど問題ないかのう。』
「ああ。そうしてくれ。頼むぞ。」
『封印解除』
とシモーヌはレギオンを解除した。
レギオンは目が覚めると
「良くやった。我が僕よ。お前の名は?」
「俺はレオン。今からお前を倒す。」
「人間が私を倒せると思っているのか?」
「思っている。」
「なら、お主を倒してここから出るとするか」
レギオンは爪を長く出して戦う用意する。
レオンは空間収納から剣を2本取り出し両手に剣を持って戦いの準備をする。
「じゃあ行くぞ! レギオン。」
「かかってくるのだ。人間よ。」
ついに魔神レギオンとレオンの戦いが始まった。
先に動いたのはレギオン。
長い爪を振り回して行く。
それをレオンは避けて行く。
レオンも剣を振るとレギオンは爪で受け止める。それが5分ほど続いた。
「中々やるのう。お主。」
「お前こそ。」
両者は本気を出していない。
「少しだけ本気で行くかのう。」
とレギオンはそう言い身体から黒いオーラを纏っていく。
その状態からレオンに向かって爪を振り回し行く。
レオン避けたが、避けた所が爪で小間切れになっていた。
「あぶねえ。」
レオンはさらっと言った。
「俺も少し本気で行くか。ー20%解放ー」
指輪に言って全体の2割の力を解放していく。
「粉塵剣」
両手の剣を高速でクロスして行きその風圧がレギオンに向かって襲いかかる。
レギオンは爪で風圧を斬り倒していくが、一つの風圧がレギオンの身体に当たった。
だがレギオンに傷がついていなかった。
「ほお。下級魔族なら一瞬で終わっているなあ。我には通じん。」
「そうか。これは序ノ口だが? 一個技を出すが受けてみるか?」
「面白い。やってみろ。受けてやるぞ。」
とレギオンは仁王立ちする。
レオンはこれは絶好の機会だと思い両手持つ剣をクロスして切りつける。
「奥義。十字剣」
レギオンは受けたがダメージはなかった。
「おいおい。こんなものか?」
と言った途端。レギオンの爪がすべて切り落とされた。
「ほお。爪を切り落とすとは。でも爪は直ぐに生えて来る。こんな風にな。」
レギオンの爪が元に戻る。
「やっぱ。今の割合では爪だけか、ならもう一度行くぞ! 十字剣!」
レオンは十字剣を放った。
レギオンは爪で防いだが爪は直ぐに切り落とされ腹に傷が入って膝をついてしまった。
「おい。レギオン。この程度か?全力でいかないと俺には絶対に勝てないぞ?」
「グハ。おのれやりよる。」
とレギオンは怒り出して
「ゴミ虫がああああああ!」
『レオン。本気になったぞ。大丈夫か?』
「余裕。」
「余裕だとおおおお! 本気で行くぞおおお!能力全開。」
レギオンは人型からライオンの様な姿に変貌していく。その姿は全身黒色でライオンの顔が3つになり尻尾の先が蛇になり黒い羽を出して行く。2メートルの身長が6メートルぐらいになっていった。
「これが我の本来の姿だ。この姿で戦ったのはそこのエルフが知っているはずだ。」
『うむ。今のが本来のレギオンの姿じゃあ。この姿でワシエルフ部隊1000名が戦ってやっと封印出来たぐらいじゃあ。生き残ったのがワシ入れて5名だった。』
「これでも食らって灰になれ。『煉獄千本槍』」
レギオンは炎の槍を千本同時に出して、
レオンに向けて放っていったのだった。
千本の炎の槍はレオンに命中して爆発した。
大きな煙が蔓延していくのだった。
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