~ロイドン激動編~第13話 ヨーク襲撃事件④

~ロイドン激動編~

第13話 ヨーク襲撃事件④


ヨーク襲撃から1週間が経過しヨークの後始末が始まった。

ワルキューレを倒した次の日、

王都から副団長率いる近衛騎士団約100名と救護部隊500名が到着をして副団長が残党狩りの指揮を救護部隊隊長が北門の避難場所にいる住民と冒険者達に救助した。


最終的にヨーク市の住民は、

領主のグレン=ジャニーズが死亡。

冒険者ギルドはギルドマスターのシモーヌは重症だが命には別状なし。ギルド職員は30名いたがジュリア他5名は腕や足を切られて重体。五体満足が3名、残り22名は死亡。

冒険者は3000人の内、

軽症300人。重体&重症500人。

死亡者1200人。

住民は50000人の内、

死亡者25000人。

重症&重体5000人。軽症20000人。

ヨークの人口約半分が死亡していた。


更に王都から冒険者ギルドから300名と

追加支援部隊2000人が配備され、

応援の冒険者達はヨーク周辺の村を巡回する事に、ヨークの住宅被害は約7割の被害状況で領主宅は全壊。冒険者ギルドは3割程の被害であったのだった。

各通用門には近衛騎士団が約40名ずつ配置されて警備をしている。

俺はヨークの英雄として喝采を浴びてヘトヘトであったのだった。

尚、俺のヨークの自宅の庭に大型テントを建ててそこを会議用にした。

ヨークの復興を初めてから1ヶ月後、

俺は会議用のテントにいる。

襲撃の報告と今後のヨークの事についてだ。

テントの中には

ロイドン国王夫妻

冒険者ギルドロイドン支部のダグラス

冒険者ギルドヨーク支部のシモーヌ

近衛騎士団副団長のユリウス=ベンハート

そして俺レオンとセバス夫婦

合計8人。

テントには防御結界と防音結界を施している。

何故このメンバーなのかは後で説明するとして、国王夫妻とダグラスは俺の転移魔法で来てもらっている。

国王陛下が最初に声をあげた。


『先ず何故此処に会議をする羽目に説明してるのう。レオン。』


「此処に主要メンバーを集めた理由は、このロイドン全体に魔族隠れて活動しているからだ。」


「「「なんじゃと!」」」」


俺とセバス夫婦とシモーヌ以外はビックリしていた。


「近衛騎士団長のアリシアが元魔王軍第5部隊の特攻隊長ワルキューレであることにより、確実にこのロイドンに潜り込んでいると核心した。しかも王家や貴族に繋がりがあるから、王城での相談すると相手にバレると思ってね。」

と俺は説明をする。


「後、私の部下が国王夫妻の影武者としているので大丈夫でございます。」

とセバスは言う。


『あやつらの目的はなんじゃ?』

国王は俺に聞いた。


「俺の推測なので簡単に説明するぞ?」


「「分かった。」」

全員が頷いた。


「魔族達の目的は、主と言われる魔神を復活させてこのロイドンを支配下に置き他国に戦争を仕掛ける事だ。」


「「「「なんじゃと!」」」」

全員がまたビックリした。

そこからセバスと俺とで説明をする。


200年前に勇者リオンがいた時代

大魔王には7人の魔神が部隊長として大魔王の命令の下に活動していた。


第1部隊長 灼熱のゴルドラン 死亡

第2部隊長 妖艶のミレーヌ  行方不明

第3部隊長 氷結のフェンリル 死亡

第4部隊長 暴風のドライセン 封印

第5部隊長 破滅のレギオン  封印

第6部隊長 闇のダミアン   行方不明

第7部隊長 雷帝のワムウ   行方不明

この情報はセバス夫婦からの情報であった。


俺とセバス夫婦以外は驚きを隠せなかった。

開口一番にダグラスが質問する。


「これは間違い無いのじゃなレオンよ。」


『ああ。間違いない。封印した本人がいるからな。なあ元勇者パーティーの1人賢者シモーヌと言うババアがな。』


「何がババアじゃあ。ピチピチのエルフに対して失礼だろうが!」

とシモーヌが怒鳴る。


『まさかヨークのギルドマスターが大賢者様ってマジっすか?』

とユリウスが更に驚く。


国王夫妻はシモーヌの事は知っていたのでニヤニヤと笑っていた。

だがシモーヌが更に驚く爆弾発言をする。


「まあ。良いわ。そこにいるレオン達も特別な存在だからな。もう言って良いじゃろレオン。

5年前にお前を見たい時に直ぐに分かったわ。」


「やっぱ知っていたのか?」


「もちろんじゃあ。仕草とババアと言うのはあやつしかいないのだからな。」


『どう言うことなのじゃ、レオンちゃん?』

と国王陛下が俺に聞く。


「此処だけの話にしてくれよ。」


ユリウスと国王夫妻とダグラスは頷く。


「俺は元勇者リオンの転生した姿だ。それとセバスとセレナは元魔王軍の部隊長である。

セバスは『灼熱のゴルトラン』セレナは『氷結のフェンリル』だ。」


「「「「ええええええええええ!」」」」

これには全員が驚く。


その後俺は説明をしていく。

俺は元勇者リオンであることで以前に元々魔族でも夫婦であったゴルトランとフェンリルを倒した時に、お互いにかばいあってそれなら俺の部下に従魔契約を結ぶ事に、普段は人間の姿で行動するのを許可しているのだった。

従魔契約が主人が死亡した時に解除させるのだが、俺が居なくなった時従魔契約が解除されていないので俺が生きていると思い二人はある場所に200年の間暮らしていた。

5年前に偶然に俺と出会ってから俺に従っているのが今の現状だったのだった。


「と言うことは、残りの魔神はその後は?」

とダグラスは質問した。


「行方不明の三人の内1人はある意味リオンを探していて、もう1人は我らと同じく人間世界にいるが多分敵対しないと思います。もう1人は全く情報がありません。」

とセバスは答える。


「封印されているレギオンとドライセンはどうなっているのすか? レオン君」

と王妃は言うと


『ドライセンはルシエール領に封印されている。レギオンは此処ロイドンに封印されている。』

俺はそう言った。


この後、レギオン対策とヨークの件を話始めるのだった。


ーーーーーーーーーーーーー

とうとうレオンが元勇者リオンで

セバス夫婦が元魔王軍の大7魔将軍であることが判明しました。

今後どうなるのか?

元魔王軍第5部隊の残党はどうなるのか?

此処から激動の日々が始まります。

お楽しみにして下さい。


追伸途中タイトルが間違っていたのと第1話でレオンのステータスの追加をしました。

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