~ロイドン激動編~第12話 ヨーク襲撃事件③

~ロイドン激動編~

第12話 ヨーク襲撃事件③


俺とアリシアとの戦いが始まった。

アリシアが連続で槍を突いてくる。

レオンはそれをギリギリにかわして右から飛び込み右の剣を腹に切り込むが鎧に当たったがすぐに左から左の剣が切り込む。

アリシアは槍で防御をして直ぐ様に槍を連続で突いてくる。

レオンは一旦後ろに下がる。


『アリシア。お前の装備ミスリルか?』


「そうね。なかなかやりますね。ではこれはどうですか?」


アリシアは更に槍を高速に突いてきた。

レオンはそれを剣でかわして続ける。


ー飛び込めない。どうしたものか?

ならばこれしかないなあ。


レオンは魔法を両方の剣に込めて、

アリシアの槍を攻撃するだった。


「魔法剣ー氷炎双剣舞ー」


右に炎を纏った剣と左に氷を纏った剣が演舞見たいに剣を振り回す。

するとアリシアの槍が壊れてしまった。


「これはこれは、びっくりしました。さすがにやりますね。レオンさん。」


『まだ奥の手があるのなら今のうちだぞ?』


「それでは、お言葉に甘えましてそうしますわ。」


とアリシアは空間魔法で両手に槍を取り出す。


『それが奥の手か?』


「これを出したのは、レオンさんが初めてですよ。これで終わりになりますが。」


『そうはならないと思うぞ?』


「では行きますよ。ー奥義速射連射槍ー」


両方の槍が速射連射してくる。

レオンはそれを剣で受け止めて、アリシアの隙が出たのでそこでレオンは


「必殺。無双演舞。」


と剣をクロスして切り込んだ。

アリシアの鎧がクロスに切れて血飛沫が翔んで行きアリシアは倒れてしまった。


『さすがレオンさん‥。』


アリシアは今は虫の息でレオンを睨み付ける。


「そろそろ終わりとするか。アリシア。お前には聞きたい事がある。」


『アリシアでは無理ですね。本気になりなすわよ。』


とアリシアの魔力は増大になっていく。

するとアリシアの背中から黒い翼が生えて、腕が更に左右に2本増えていく。

髪も眼も灰色になり肌の色は漆黒になっていく。


『これが本当の私の姿ですわよ。私の本当の名前は元魔王軍第5部隊戦闘隊長ワルキューレ。別名「狂乱の戦乙女」ですわ。』


とアリシアもといワルキューレが言った。


「マジか。魔王軍の生き残りがいたとは。」

シモーヌが驚く。


「レオン。これは不味い。逃げるのじゃ。魔族は普通の人間では勝てん。」

とシモーヌが言った時、

ワルキューレは6本の手から剣を取り出し、レオンに向かって行く


『さようならレオンさん。地獄無双陣』

とワルキューレは6本の剣を振り回して巨大な炎弾にしてレオン放つと


ガサアアア! バッアアアアアン!

大きな爆発音が全体に響き大きな煙が覆ってしまった。


「レオンンンンン!」


シモーヌが悲壮な顔となっていく。


『これでは生きているか分かりませんね。

まあ。さっさとヨークを壊滅しましょう。』

とワルキューレは言ったが、


「おいおい。」


と誰かの声が聞こえてくる。

レオンだ!

ワルキューレは驚く。


『まさか、今の攻撃で生きているのですか?

レオンさん。』


「レオン。マジ?」


シモーヌも驚く。


爆発した所がクレーターになっていたが、そこに服がボロボロなったレオンが立っていたのだった。


「おい。この程度か?ワルキューレ。」


『本気の攻撃だったのにね。』


「俺は全然本気じゃないぞ? この程度で死なないからな。」


『ならば、もう一度同じの出しますよ。但し最大出力のをね。これを受けたら貴方の周り半径500メートルは穴になりますわよ。』


とワルキューレは地獄無双陣を放って行く。


「俺もそろそろ少し本気を出そうか。」


レオンは指輪に

ー20%解放ーと言った。

レオンの体から光が帯びていき直ぐ様シモーヌを向かって彼女を抱き上げる。

言うなればお嬢様抱っこをして。

ワルキューレの地獄無双陣が最大出力でレオンに向かって放つとレオンはそのまま仁王立ちになった。


「グシャアアアアアアアアアア!」


先程以上の爆発音が出てリオンに命中するが、

爆煙が消えるとそこにはシモーヌを抱いていたレオンが立っていた。

その状況を見てワルキューレは驚く。


『どうして生きているの。普通だったら今の攻撃で粉々なるのに。』


「あわわわわ。リオンにお嬢様抱っこされている‥。そのままベットインするのかのう。

私はいつでも良いぞ。見物人がいる前でするのも興奮しそうだわい。」

とシモーヌは赤く染めて言う。


『おい。ババア。そう言うのは後にしろ!

後で説教するからな?』


リオンは転移魔法でシモーヌを北門の避難場所に送った。


「これで余計な邪魔なババアがいなくなった。はあ。ワルキューレ。」


『なんですの? リオンさん。』


「そう言えば元魔王軍第5部隊にいたって言っていたな。思い出したわ。お前のいた部隊勇者に秒殺されたよな?」


『そうよ。勇者リオンに一瞬に部隊が全滅させて私のみ生き残ったのよ。今はその勇者リオンはいないし今いる勇者はハッキリ言って弱いしだから主様が復活したらこの国を支配下に置いて各国に宣戦布告しようと思ったのよ。』


「お前達の計画はなんとなくだが分かったからな。さてそろそろ終わりとしようか?

ワルキューレよ。俺も少し本気を出すからな。」


とレオンは必殺技を出す準備をする。


『なんですの? 今のが本気でないですなんて! もう一度最大出力でいきますわよ。』


とワルキューレも最大出力の奥義を準備をする。


朝の日差しが入った瞬間。

レオンとワルキューレは技を出す!


『地獄無双陣最大出力!』


「奥義。リオン式メガブレイク!」


ワルキューレの地獄無双陣をレオンのベガブレイクが切り裂き、更にワルキューレを横から首を切り落とす。

首だけになったワルキューレはレオンの技を見て

『この技って、部隊を全滅された勇者リオンの技‥‥‥‥。まさか‥‥‥‥レオンさん‥‥‥。』


「ワルキューレよ。言い忘れてた。俺は勇者リオンが転生した姿だ。まあ、さよならだ。」


『‥‥‥‥。勇者リオンだと‥‥‥‥。ウソ‥‥‥‥。』

これがワルキューレが最後に言った言葉だった。

ワルキューレはその後灰になってその後消えていったのだった。


「ふう。終わったな。セバス達、返事出きるか?」


「旦那様。返事出来ます(にゃあ)。」


「元凶を倒したから、今から避難場所に向かう。あのババアに報告しないとな。」


「分かりました(にゃあ)。」


レオンは北門の避難場所に向かって行くのであった‥‥‥‥。
















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