~ロイドン激動編~第7話 ある1日
~ロイドン激動編~
第7話 ある1日
王城にて
ジャック=ロイドン10世の部屋で、
ジャック国王とエリーゼ王妃との会話が聞こえてくる。
「レオンは今日も来ないのう。」
『レオンちゃん。来ないですわねえ。』
「何でレオンは来ないのじゃあ?まさか、
エリーゼお前、レオンを食べたのか?」
『何言っているの? レオンちゃんを食べていないわよ。それより貴方の方がレオンを襲おうしたから来ないのはありませんか?』
「てっきりお前がレオンを食べたと思ったわい。それで怖くなって来ないと思ったのじゃあ。」
「何時になったら来るのかな?」
『何時になったら来るのかしら?』
「「レオン(ちゃん)。」」
するとメイドがジャック国王の部屋に入って来て、
「国王陛下と王妃様、確かレオン様は本日の夕方頃に謁見予定です。」
「そうなのか。マロンよ。」
『そうなのですか。マロン。』
「はい。その様に大臣のドンファン様がお聞きしています。」
「「そうか(そうなのね)。」」
と変態夫婦はハモった。
この続きにメイドのマロンが追い討ちの話をする。
「まあ。ホモの陛下と年増王妃様より私みたいに胸がボン。腰がキュン。お尻のキュ。の三拍子で、イケメンお金持ちの彼氏募集中の18歳美少女の私の方がレオン様にはお似合いかと。」
とマロン。
メイドよ、国王夫婦になんて事言っているのだ?
「マロンよ。お前よりニヒルな中年おじ様の方がレオンには似合っているぞ?」
『いいえ。今の服の下にノーブラ&ノーパンでいや何も着けていない妖艶の私の方が良いに決まっているわよ?』
「まさかだけど、お二人とも下着着ていませんですか?」
「「その通り(ですわよ)。」」
「はあ。」
とため息をつくメイドのマロンであった。
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冒険者ギルドロイドン王都支部にて
ダグラスはマスター室にのんびりとお茶を飲んで、隣には受付嬢ロゼが書類を書いていた。
『マスター。何お茶しているのですか?
しかも、私がギルド本部にロイドン迷宮の報告書を書かないと行けないのよ!』
「そりゃあ。お前の字が綺麗だからのう。
ワシの字じゃあやつにわかるはず無いからのう。それより、レオンは今日は来るのか?」
『今日昼以降に来る事になっているはずです。それより今後の対策を考えて下さい。
整理して私が書きますので。はあ。』
とロゼは溜め息つきながら報告書を書くのだった。
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冒険者ギルドヨーク支部のギルドマスター室では、マスターのシモーヌが椅子に座ってウトウトしていた。そこに受付嬢(?)ジュリアが入ってきて、
『マスター。またあ。お酒飲んでいるよん。
もう夕方ですわよん。』
「お前かああ! それがどうしたのじゃあ!」
『はあ。夕方までいくつお酒飲んでいるよん。って、10樽分飲んでいるじゃないのよん。
お姉さんプンプンするわよん!』
「そう言うお前さんも昔は毎日樽5樽分飲んでいたはずじゃあ。 それでお前さんの服装は何だあ? まるで宿屋の肝っ玉女将だのう。」
とシモーヌはジュリアに言った。
ジュリアの服装は、白くて簀巻きみたいな布を覆って、頭にはねじりハキマキをしていた。
地球の世界でよく見かける土木工事しているおっさんそのものだ。
「ギルマスもキンピカロリファッションは歳に似合わないですよん。だってもう400‥‥」
「まだ、ワシはエルフ歳で18歳のピチピチのエルフ美少女であるのじゃあ。」
「ギルマスの言い方、まるで王都支部のダグラスちゃんと同じジジイの言い方だよん。」
「キーーーーーー。それで何の様か?」
『忘れてたわよん。 魔の森の様子が少し変だと魔の森に行った冒険者達が言っていたわよん。』
「魔の森の中央に位置にある塔に嵌め込んでいる魔物警戒魔道具の色はどうなっているのじゃあ?」
「色は青のままですって。」
「それなら問題なかろう。お前も飲むか?」
「奢りなら是非もらいますわよん。
ジュリア、ギルマスからご指名入りました。」
と二人その後他のギルド職員に業務を押し付けて朝まで20樽のエールを飲み干したのだった
ーどんなけ飲むんだこの二人はー
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王都ロイドンにあるレオン宅にて
俺は色々と考え事をしていた。
ロイドン迷宮事件について。
先ずあの豚姉妹だけで計画を立てたのか?
それと迷宮内の魔物大量発生される理由は?
何処を目標にしたかは闇の中になっている。
但し、死ぬ間際に豚姉妹が喚いていたが、その内容はわからない、だって二人とも‥‥‥‥‥‥。
ブヒ!ブヒ!ブヒ!ブヒ!ってしか聞こえなかったから。
豚語なんて分かるかあああ!
とボケとツッコミして一人漫才をしてしまった。そのあと直ぐにベットに飛び込んで寝てしまったのだった‥‥‥‥。
此の時は、誰も知らなかった。
大量殺戮が始まるのが‥‥‥‥‥‥‥。
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