~ロイドン激動編~第6話 (閑話)魔族達の計画
~ロイドン激動編~
第6話 (閑話)魔族達の計画
商業都市カートン内の領主シオン=ハーディングの館にて、今晩餐会が行っている。
主賓は50代のチョイ悪風の髭公爵であるカートン領主シオン=ハーディング。
隣には30代で妖艶ムンムン漂う女性がルシエール教国から派遣された大司祭のフローレンス=ハウンズ。
左の席には40代後半の相撲体型の男性がロイドン王国での最大商会であるマローニ商会の主、ルイズ=マローニ。
右にはレオンが助けたロイドン王国の近衛騎手所属アリシア=スレンダーとロイドン国王の王女と思われるフードで隠した女性。
「皆様。私の誕生日に来ていただきありがとうございます。」
とハーディング公爵が挨拶する。
「私の方は、王女様が是非とも公爵様のお祝いしたいの事で護衛と来ました。」
とアリシア=スレンダー。
「ワシの方は、公爵殿のお祝い品を一緒に持って来たのである。」
とルイズ=マローニ。
「私が公爵様の今後のご活躍と繁栄の為に、ルシエールの交流を更にってね。」
とフローレンス=ハウンズ。
シオンが執事に命令する。
「ベクターよ。そろそろ始めるので結界を頼む。それと誰もいれるなよ。」
『分かりました。旦那様。』
と執事のベクターは防音&視界遮断の結界を施し部屋を出て行ったのだった。
シオンが先ず口を開いた。
「さて。聞いているかと思うが、オーククイーン姉妹が討伐された。」
「あの姉妹に命令した計画は?」
とフローレンス。
「少し計画とズレてしまったが一応成功したと思う。」
「少しズレてしまった理由はどうなのであるのか?」
とバロン。
「当初は王都に迷宮の魔物が強襲するはずだったが、ヨークに魔物襲撃を行う事にジュリアナ姉妹に指示をさせて完了した。まあ。あいつらが倒されたのは想定外だがな。」
とシオンは説明する。
「後、各自の途中経過を教えてくれ。バロンからだな。」
バロン言われた男は、
「イプシオン殿。ワシの方から報告をするでござる。商業都市カートンでマローニ商会を通じて王家のバカ貴族との交流した結果、第二王子アルベルト派に入り込んだである。
そしてアルベルト派を使ってクーデターを起こそうとしているのある。今アルベルト王子はバロニアの別宅にいるのである。」
「次は私ね。私はルシエールから大司祭としてカートンに来て、この王女の呪いを解除する方法を見つける為に近々王都に行くわよ。その時はよろしくね。ワルキューレちゃん。」
「おい。フローラ。ちゃんは辞めてくれないか? アリシアと言ってくれ。バレると大変になる。まあ、私の方は王女の影に隠れて洗脳した部下を使い地下にあると思われる主の封印場所を調べている最中だ。場所は予想出来る場所が2ヶ所ある。今後は私が指揮して行こうかと思う。」
とアリシアことワルキューレが言う。
「最後は俺だな。俺はこのカートンの領主になってカートンの民に信頼出来るように色々政策をして人気領主になったのが、まだ不審に思っている輩がいて今そいつらを調査している。見つけ次第即排除するからな。」
とシオンが言う。
ーこの場にいるメンバーは
カートン領主
シオン=ハーディングこと
元魔王軍第3部隊参謀である
『殲滅の竜』イプシオン。
ルシエール教国の大司祭
フローレンス=ハウンズこと
元魔王軍第3部隊魔将軍秘書である
『妖艶の魔女』フローラ。
王国近衛騎士団副長
アリシア=スレンダーこと
元魔王軍第3部隊戦闘隊長である
『破壊の戦姫』ワルキューレ。
マローニ商会会長
ルイズ=マローニこと
元魔王軍第3部隊支援部隊長である
『闇商人』バロン。
そして‥‥‥‥フードで覆った女性、
ロイドン王家長女と思われる女性が最後に言った。
「我が夫、魔将軍『破壊王レギオス』の復活の為に助力を感謝する。我が夫が復活したらこのロイドンを我が魔王軍第3部隊の魔都にする。我が第3部隊の生き残りはこの5人の重鎮と他に15人の部下しかいない。以前は2万あった軍勢があの勇者リオンのお陰でこうなった。
我が第3部隊に出きる事は、我が夫レギオスの復活と今ここにいるロイドンをこの手にする事である。レギオスの妻である『常闇の聖女』レジーナが宣言する!」
「「「魔将軍レギオスに栄光あれ!」」」
「では解散としよう。各自受け持つ作戦を遂行して完了してくれ。」お
「「「了解。」」」
魔王軍第3部隊達は解散して各々の場所に戻って行ったのだった‥‥‥‥‥。
*訂正*
商業都市をバロニアからカートンに変更しました。
今後の物語上でそうなりました。
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