~ロイドン激動編~第5話 ロイドン迷宮(後編)

~ロイドン激動編~ 

第5話 ロイドン迷宮(後編)


ロイドン迷宮最下層で、レオン達3人とジュリアナ&セルビアのオーククイーン2体とオークキング30体との戦いが始まった。


「セバス、セレナは左のオークキング達を俺は右のオークキング達を倒す。」


「「了解しました(にゃあ)。」」


セバスは空間収納から魔槍とセレナは魔道具が組み込まれた杖を取り出し、俺は魔剣2本を取り出し両手に持つ。

セバスは槍で俺は魔剣オークキング達を薙ぎ倒し、止めはセレナの魔法が炸裂する。


「今だ。セレナ!」


「ないなのにゃあ! 『イラプション』!」


イラプションの魔法は地面からマグマが噴き出すいわゆる噴火魔法で、オークキングはイラプションによって全員黒焦げになった。


「旦那様。豚の丸焼き30体出来上がりました! マジで美味しいそうだにゃあ。」

とセレナはヨダレを垂らす。


「おい。セレナ。それは美味しくないから。食べると1ヶ月下痢になるぞ?」

とセバスは呆れた顔で言う。


おーい。凸凹下僕夫婦め。

何を夫婦漫才をしているのって俺もツッコミをいれたくなったがそこは我慢した。

オークキングキングの討伐完了。

時間は約2分での分殺で‥‥‥‥‥‥‥。

シルビアとジュリアナのオーククイーン達は呆気にとられる。


「「速攻? マジでウソよおおおおおお!」」


「マジで。分殺です。」


「こうなれば、セシリアとジュリアナの美少女姉妹が相手になってあ·げ·る。」


「どこが美少女姉妹だ? デブ·ブス·キモいの三拍子揃った豚女達があああ!」

と一瞬吐きそうになったレオン含み3人。


「なんですってええええ!」


「本当の事を言ったのだが? 鏡を見たのか?

だったら鏡渡すから、自分達で確認しろよ。」

と俺は手鏡を豚姉妹に向けて投げつける。

二人はその手鏡を持って自分達は顔を見ると、鏡は粉々になってしまった。


「私達の美しさに鏡がビックリして壊れたよ。」


「お前らの美意識はどうなってる?」

と俺は思わずツッコミを入れてしまった。


「速攻で終わらせるから、さっさと攻撃しろ! この豚姉妹め!」


「悔しいいいいいい! 行くわよ!」


と豚姉妹は攻撃を開始した。


姉妹は連携攻撃をする。

ジュリアナが魔法攻撃で

「アイスアロー30連射!」


セシリアは大きい鋼鉄製棍棒で振り回す。

「大車輪棒倒し!」


俺達はその攻撃を余裕で回避をする。


「「何で避けるのよ! 攻撃が当たらないじゃないのよ!」」

おいおい。そこまでする必要あるのか?

ホントにお前ら豚姉妹だなあ。

と思いながら俺は指輪の封印を一部解除する。

『5%だけ解放。』


「行くぞ! 魔法剣ファイアソード。

秘技『火の鳥切り』。」


魔法のファイアボールを剣に込めて、剣先を炎で覆いその剣を姉妹に横から左右に斬り込む。


『ズバッ!』


姉妹の身体を横から真っ二つに分かれ、上半身と首と下半身に分かれた。


「‥‥‥‥‥‥‥‥」


「私達死んじゃうんだ。」


「何か言いたい事あるか?」


「「イケメンに抱かれて死にたいよ」」


「そりゃあ。無理だわ。セレナ。止め。」


「わかったのにゃあ。『ファイアストーム』! 粉々になれエエエエ!」

とセレナは炎魔法で豚姉妹を粉塵とさせた。


「旦那様。お願いがあるのにゃあ。」


「何だお願いって?」


「この粉をスープの出汁にしたいのにゃあ。

いい豚骨スープになるのじゃあ。」

とセレナは真面目に言う。


「セレナ。旦那様が困っているぞ。この豚の粉ではスープの出汁にもならん。諦めなさい。」

とセバス。


お前らな、こんな時に夫婦漫才をするなよな?

豚姉妹の粉はマジで美味しくないからね。


俺は漫才夫婦(セバス&セレナ)に


「お前達。終わったからここを出るぞ。」


「「了解しました(にゃあ)。」」


と俺達は転移魔法でこの場所から脱出する。

但し、あいつらが死ぬ間際に何かを言っているのをセバス夫婦の漫才で聞き取り出来なったのが、後々分かる事になる‥‥‥‥‥‥。

それは‥‥‥‥‥。

ーもう遅いよ。迷宮の魔物全1万体が明後日に出てくるからね。王都に向かわせる所をヨークに変更したわ。頑張ってね‥‥‥‥‥。人間さんー


ーその後ー

俺達は帰還してセバス夫婦と別れて俺は王都のギルドに報告を、セバス夫婦はサーバス夫婦の解放するため家に向かった。

サーバス夫婦には、セバスの魔法で記憶操作をしてボス戦で退散した事に記憶を刷り込ました。


ギルドマスター室では俺とダグラスの二人話し合いをしている。


『結局、どうなったのじゃあ?』

とダグラス。

俺はダグラスに結果報告をした。

内容は、最下層のボス部屋に降りたらいきなりアイカ達に襲われた事、アイカ達は魔物オーククイーンであって俺達が倒した事、その後迷宮内の魔物が正常に戻った事を報告をした。


「アイカ達が魔物であったとはのう。それで他に何か分かった事はあったのか?」


「御主人様って魔族らしきを復活させると言っていたが? 他にもロイドン王国に潜り込んでいるかも知れん。」


「そうなると、裏で何かしていると考えた方が良いかも知れんのう。」


「相手の出方を見るしかないかと思うぞ?」


「分かったのじゃあ。王国のギルド支部に連絡するとするかのう。各支部の変化があれば王都ギルドに報告をしてくれっとな。」


俺は王都ギルドを出て家に帰り、夕食後すぐに寝たのだった。





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